2014年3月19日

『戦略読書日記』の素

一橋大MBA楠木建教授ご推薦の書物たち。
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楠木建 @kenkusunoki

【本】チャールズ・デュヒック『習慣の力』。その通り。でも面白くない。

2019-09-05 20:05:03
楠木建 @kenkusunoki

【本】久世光彦『女神』。とても面白い題材なのだが一人称の独白体についていけない。坂本睦子についての普通の評伝はないのだろうか。不思議な人。不幸なのか幸福なのか。とくにつき合った男性の視点での回想を知りたい。

2019-09-05 20:03:48
楠木建 @kenkusunoki

【本】内澤旬子『捨てる女』。内省的な好著だが人間のタイプが大きく異なるので入り込めなかった。自分がいかに世俗的かを知る。

2019-09-05 19:53:02
楠木建 @kenkusunoki

【本】小松政夫『昭和と師弟愛』。正統派コメディアンならではの一流の芸論。植木等とのエピソードはよく知られているが何度聞いても最高にイイ。植木等は昭和日本の生んだ真の偉人だが小松政夫もスゴい。何をやっても成功した人。才能と能力の理想。仕事への構え。まことに勉強になる。

2019-09-03 22:09:01
楠木建 @kenkusunoki

【本】東海林さだお『ショージ君のにっぽん拝見』。随筆デビュー作。いきなり天才。野坂昭如の解説が正鵠を射ている。中学生の頃「聞いて嬉しい宇和島音頭」を読んで爆笑。今でもよーく覚えている。こんなに笑える文章はない。岡潔との対談も最高。岡先生、これには怒っただろうな...。

2019-09-02 08:30:47
楠木建 @kenkusunoki

【本】キネマ旬報『高峰秀子』。出演映画の目録として便利。自作解説がイイ。

2019-09-01 13:12:37
楠木建 @kenkusunoki

【本】東海林さだお『ショージ君の「さあ!なにを食おうかな」』。絶対名著を昼寝の前後に堪能。何回読んだかわからない。何度読んでも面白い。最高のヒマ潰し。とくに「狂乱のキャビア」「混迷と苦悩の昼下がり」「豪華十八品しゃがみ食い」あたりは絶品。東海林先生、ありがとうございます。

2019-08-31 20:27:17
楠木建 @kenkusunoki

【本】高峰秀子『私の梅原龍三郎』。その絵はあまり好きではないが圧倒的大人物だったことはよく分かる。貴族的。こういう人はい絶えて久しい。川本三郎の解説がまたイイ。

2019-08-29 09:09:24
楠木建 @kenkusunoki

【本】トニー・パーカー『殺人者たちの午後』。インタビューの技量はもちろん、文章の構成が素晴らしい。終身刑を受けた「普通の殺人者」の生活。暴力と喪失と成熟と救済。人間のリアリティ。極めつけの名作。

2019-08-27 17:50:25
楠木建 @kenkusunoki

【本】高野秀行・清水克行『世界の辺境とハードボイルド室町時代』。時間の隔たりを空間の隔たりに置換した現象理解。このアイデアで走れるのはさすがに最初の章だけだが最後まで面白い話が続く。つい最近まで個人では生きていけないほど社会はキツかった。問題点多々あれどひっくるめればビバ文明。

2019-08-26 14:31:28
楠木建 @kenkusunoki

【本】保阪正康『昭和良識派の研究』。良識派は歴史を生き、歴史に責任を負って思考・行動する。事実に対して謙虚。「もう戦争しかない」。太平洋戦争の政治・戦争指導者は軍事を理解していなかった。あまりにレベルが低い。それはとりもなおさず国民のレベルの低さ。悲しみつつ反省する。

2019-08-25 18:17:22
楠木建 @kenkusunoki

【本】彩図社文芸部編『文豪たちの悪口本』。戦前は小説家の社会的役割が今と違う。ある種の芸能人。文豪といってもフツーの野心家。ただ筆と口がたつので喧嘩も盛り上がる。菊池寛の大物ぶりがイイ。

2019-08-20 21:02:13
楠木建 @kenkusunoki

【本】高峰秀子『瓶の中』。人間不信が間接的に色濃く出ている表題作。「古い日記」の回想がイイ。

2019-08-20 20:58:42
楠木建 @kenkusunoki

【本】藤原新也『新版 東京漂流』。傑作という人もいるがまったく合わなかった。金属バット事件にしても川俣軍司にしてもそれほど社会的・時代的な意味があるとは思えない。どういう時代や社会でもそういう人はごくたまに出てくる。

2019-08-18 14:52:26
楠木建 @kenkusunoki

【本】久米麗子・久米宏『ミステリアスな結婚』。恋愛結婚ではなく友情結婚。結婚は生活。いろいろあるが何とかやっていくもの。それにしても久米麗子氏はときちゃんに似ている。

2019-08-18 13:44:29
楠木建 @kenkusunoki

【本】高峰秀子『高峰秀子 かく語りき』。対談集。長い。2段組550頁超。ありがたい。谷崎潤一郎、亀井勝一郎、永井道雄、池部良の回が特にイイ。徳川夢声の洞察。田中絹代の真面目さ。沢村貞子との対談は夢の頂上対決。川本・出久根との美女についての鼎談がたまらない。茅誠司は最高につまらない。

2019-08-18 11:39:27
楠木建 @kenkusunoki

【本】斎藤明美『高峰秀子との仕事2 忘れられないインタビュー』。女優をやめ、執筆をやめ、誰とも会わず、家で本を読んで静かに暮らす。すべてを削ぎ落とし、最後に残るのは完成された人間芸術。潔いとはこういうことか。晩年に向かうにつれ著者の思い入れの強さが仇になってくるのが惜しい。

2019-08-17 08:41:07
楠木建 @kenkusunoki

【本】斎藤明美『高峰秀子との仕事1 初めての原稿依頼』。斎藤明美のイイ仕事。構成が秀逸。雑誌の原稿依頼者の側から見た高峰秀子。その文章が書かれた文脈を知った上で高峰秀子の文章を味わえるという悦楽。本物のプロの思考と行動の様式が手に取るように分かる。ありがたいことこの上なし。

2019-08-16 20:53:14
楠木建 @kenkusunoki

【本】『ユリイカ 特集 高峰秀子』。女優時代の高峰秀子をさまざまな人々が論じる。仲代達矢、大根仁、二階堂ふみの話がイイ。斎藤明美のインタビューはもちろんイイ。映画研究家の文章は大半が面白くもなんともない。別のところでやってほしい。評論こそ面白くなければならないと再痛感した。

2019-08-16 09:58:01
楠木建 @kenkusunoki

【本】手塚治虫『紙の砦』。今日のこの日に読むべき一篇。こちらで無料で読めますので、ぜひ今日のうちにお読みください。tezukaosamu.net/jp/war/entry/1…

2019-08-15 21:04:32
楠木建 @kenkusunoki

【本】高峰秀子『人情話 松太郎』。川口松太郎はその作品を読んだことはない。高峰秀子がここまで言う以上スゴい人だったに違いない。イイ話満載ではあるがそこまでのスゴさは読み取れなかった。おそらく直接会えば一発で分かるスゴ味であったのだと思う。

2019-08-15 15:49:17
楠木建 @kenkusunoki

【本】白洲正子『ほんもの』。人物評集。この人は人物評が圧倒的に面白い。成田三樹夫、吉田健一、白洲次郎、青山二郎はもちろん、坂本睦子についてもっと知りたくなった。秦秀雄についての文章は抜群に巧い。梅原龍三郎はつくづく大物。洲之内徹もイイ。著作を注文した。

2019-08-15 09:56:27
楠木建 @kenkusunoki

【本】谷川俊太郎『散文』。極端に言語的な人であるのは当然だが、自分の言語と行動を統合しようという意志が強い。だから自省が深い。言葉が強い。「読書」「勘」「矛盾」についての文章は学ぶところが大きかった。

2019-08-14 18:24:18
楠木建 @kenkusunoki

【本】吉田司『ひめゆり忠臣蔵』。それを言っちゃあおしまいよ、という元も子もない話。そこまで言うかという失礼な文章で沖縄の一面の真実を描く。まったく経験も知見もないが、沖縄でもどこでも人々の生活の現実の集合としての社会や歴史がある。価値観の押しつけや過剰受容はろくなことにならない。

2019-08-13 19:11:07
楠木建 @kenkusunoki

【本】久米宏『久米宏です。』。テレビの本質を突き詰めると「鮮度」「生」「テンポ」すなわち「軽薄」。コンセプトをギリギリまで具体的行動と細部に演繹し、そこから帰納的にコンセプトを修正する。仕事の中身にはまったく共感できないが、スタイルはまことに勉強になる。一流。明晰。才人。

2019-08-13 11:24:16
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