お玉さんのほぼ日刊御手洗潔レビュー(7)

3
前へ 1 ・・ 5 6
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

……漫画家さんの元気闊達な絵柄、その魅力を全く引き出していない下巻の展開が……、ホントにかわいそう……(>人<;) もし『ミタライ』で長編をやるんだったら、オレ、これのリメイクが希望。御手洗少年を『鈴蘭事件』での翳りを加えた感じで……(というか『ミタライ』の今後、大丈夫なのか?)

2014-04-04 00:30:12
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

というわけで、短くおしまい。明日は『UFO大通り』 島田荘司の力技が冴える(笑)

2014-04-04 00:31:51
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

さて、ほぼ日刊御手洗潔レビューその50『UFO大通り』です。 メフィスト・2004年1月号掲載。 ご存知の通り御手洗潔シリーズは発表順と時系列がめちゃくちゃなのですが、コレ、石岡クンと御手洗潔が知り合って間もない事件みたいですね。 UFO大好き〜♫

2014-04-05 00:39:11
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

今回のシリーズ再読で印象の変わった作品は何本かあるわけですがが、その最たるものがこの作品。 初読のときには「これはアカンやろぉ〜(>人<;)」とかなりクサクサした読後感だったのに、今では「えっ、『UFO大通り』、ステキ度数が高過ぎじゃないのかしら( ´ ▽ ` )ノ」なのよ〜♫

2014-04-05 00:40:21
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

数々な不可解な出来事が起こり、それには実はこういう意図があったのでした〜、で解き明かす『UFO大通り』、これは過去作『舞踏病』→『IgE』の系譜に連なるスタイルの作品であります。 過去作二点との違いは、奇妙な現象の作品への投下数が倍増してますよ〜、ということです。

2014-04-05 00:41:34
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

が故に「こ、こんな偶然が連続して続いてたまるか〜」という冷静なツッコミ 不思議な現象のひとつ「おばあちゃんが見たUFO」の正体のあまりの酷さ(おばあちゃんが見た宇宙人と宇宙戦争はアリ) とある謎があまりに簡単すぎてミエミエ〜♫ というところが初読時のダメ出し点だったのよ

2014-04-05 00:42:17
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

で、過去の二作が個々の内容をかなりの力技で繋げているのに対して、『UFO大通り』の謎は一本のカッチリとしたストーリーラインが存在し、トンデモないムチャの数々を、極めて自然なカタチで繋いでいるのよね♫ おばあちゃんの目撃談とあの謎はマイナスだけど、派生での女性殺しはかなりの完成度や

2014-04-05 00:43:57
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

序盤における、か・な・り、現実的な警察官の高圧的な態度も、不可思議な現象が巻き起こるトンデモ世界への飛躍の、よいとっかかりになっているよね。 御手洗潔の警官を揶揄し小馬鹿にするあの態度、それが生み出す爽快感は、シリーズの全作品中、一、二を争うんじゃないかしら?

2014-04-05 00:44:13
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

終盤の女性殺し(宇宙人の仕業か? 死体が銀色に塗られている!)が、枚数の都合かちょっと駆け足気味なのが残念かな。あの工事現場の出現とかは、かなりグッと来るよだけどね。 個々の要素のエッジが良かれ悪かれ尖りまくっているが、それがすっごいバランスで自然に収束される構成、イイね♫

2014-04-05 00:44:57
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

まぁ、おばあちゃんの目撃談は、おばあちゃんだったということで、許してあげようね。 「大丈夫」という御手洗潔の断言、実は全然大丈夫じゃなかった、ということで……。

2014-04-05 00:45:17
前へ 1 ・・ 5 6