【ラブライブ!1期】8話感想まとめ。―いまを生きている(Live)ことを全力で愛する(Love)こと

アニメ2期放送直前、改めて1期を観直した私感をまとめてみました。μ'sの次の物語に備えて、1期を振り返る糧になれば幸いです。 ・廃校阻止という目的性の再加熱 ・絵里の焦燥感/海未の焦燥感 ・「感動できない」と言えた海未/言えなかったにこ 続きを読む
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momorin @momorin_cloverZ

対して「やるべきこと」を模索する絵里。亜里沙たちを前にした、音ノ木坂学院の歴史や校風を語るスピーチはやはりうまくいきません。絵里に対して「あまり面白くなかったわ」と素直に語る亜里沙は、今回の鍵となる問題提起をします。#lovelive http://t.co/eXsCkqK19r

2014-04-04 23:57:37
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亜里沙は「これがお姉ちゃんのやりたいこと?」と尋ねます。きっとこれまで絵里には提起されることのなかった問題意識なのだと思います。それを、絵里が背負うものをずっと近くで見てきた実妹から突き付けられることになったのです。#lovelive http://t.co/NNqyRHm2Cn

2014-04-05 00:03:36
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絵里のスピーチが音ノ木坂の過去の話に終始していた点も象徴的です。絵里は自分の「やるべきこと」を模索し、背負う過去からそれを掘り起こし続けてきた。新しい未来を志向して「やりたいこと」を見出すことなどなかったのでしょう。#lovelive http://t.co/yKEXv8fW90

2014-04-05 00:07:24
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絵里の、過去・宿命からの愛校心

momorin @momorin_cloverZ

生徒会室でのシーン。希の「廃校をなんとか阻止しなきゃって無理しすぎてるんやない?」という言葉に絵里は「私はただ学校を存続させたいだけ…」と答えます。ここに浮かび上がるのは、音ノ木坂学院に対する「愛校心」のカタチです。#lovelive http://t.co/HWyZfEXDhX

2014-04-05 00:10:48
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音ノ木坂への進学が宿命だった絵里にとって、音ノ木坂は「好きでいるべき」「守るべき」学校です。過去に基づく宿命的な意識は音ノ木坂の内側に閉じられます。良さを伝えたいと思うほど、すでにあるものにとらわれてしまうわけです。#lovelive http://t.co/arcNftIUnr

2014-04-05 00:17:36
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過去の音ノ木坂の内側に閉じられ内向きにぐるぐる回ってしまっていた絵里のもとに、未来の音ノ木坂を志向する彼女たちが訪れます。μ'sが抱える愛校心は、宿命や過去に基づく絵里のものとは全く異なることが、のちに指摘されます。#lovelive http://t.co/7bXVOhnNW8

2014-04-05 00:21:42
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練習協力の要請を受けた絵里は、海未の顔を見てその決断を下します。初めて絵里と海未が接近し、公園で海未が思いの丈をぶつけたあのときから、海未は絵里の想いに共感し、絵里もまた海未の想いを感じとっていたのかもしれません。#lovelive http://t.co/CWoHqpHEsX

2014-04-05 00:25:23
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笑いあり、涙あり、「スポ根」あり!

momorin @momorin_cloverZ

絵里による練習は過酷を極めます。μ'sにとっては初めての経験ですが、特訓シーンは明確にスポーツ根性ものがモチーフとなっており、次話の「前回のラブライブ!」で希が語るように、まさしくμ'sは「根性でついてきた」のです。#lovelive http://t.co/478JsLsjRt

2014-04-05 00:35:04
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スポ根の根底にある想いとして、本当にムカつくし嫌だけど正論をぶつけてくるヤツに対しての「負けてたまるか!」という原動力があると思います。絵里に対する懐疑心を振りほどき、食らいつく彼女たちの姿はまさにスポ根的です。#lovelive http://t.co/7Trx1HxcFb

2014-04-05 00:40:11
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ボロボロになっても「ありがとうございました!明日もよろしくお願いします!」と信念を曲げないμ'sの覚悟は、サークル的な内向きのメンタリティを破り、「感動」を追求する次のステージへ、絵里の言う「脱素人化」への覚悟です。#lovelive http://t.co/5SNfp95QUG

2014-04-05 00:44:27
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「感動」を生むアイドルのカタチ

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場所は亜里沙の部屋へ。μ'sを見て「胸がカーッて熱くなる」と語る亜里沙に、絵里は「全然なってない」と指摘します。それに対して亜里沙は「お姉ちゃんに比べたらそうだけど、でもすごく元気をもらえるんだ」と語ります。#lovelive http://t.co/P2YX7ntfHm

2014-04-05 00:51:28
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亜里沙が指摘するのは、「脱素人化」を図ってパフォーマンスを洗練化させていくことだけが人の心を震えさせるわけではない、という、μ'sが積み上げてきた事実です。穂乃果たちにも、人を「惹きつける」何かが宿っているのです。#lovelive http://t.co/7EVXIqSXkh

2014-04-05 00:56:53
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ここで「感動」を生むアイドルのカタチが見えてきます。「脱素人化」を図って洗練化させる絵里の方法論。元気を与え胸を熱くするこれまでのμ's=穂乃果の方法論。この両方が交わったとき、「感動」を生む次のステージのμ'sが生まれる。それはつまり、9人のμ'sのことです。#lovelive

2014-04-05 01:09:49
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μ'sに身を置く海未は、たとえ自分たちが元気を与え心を熱くさせる力を持っていたとしても、そのことは見えにくい。加えて絵里の洗練された姿を見た「感動」は大きく、絵里の言うように「脱素人化」を図ることを志向したのでしょう。そのことは思いもよらぬ帰結を生むわけです。#lovelive

2014-04-05 01:18:00

μ'sの抱く愛校心―夢を叶えられるこの場所が好き!

momorin @momorin_cloverZ

翌朝。特訓に集まるメンバーに「辛くないの?」と尋ねる絵里に、穂乃果は3話で発した「やりたいからです!」という言葉を繰り返します。そしてこの後、過去や宿命に基づく絵里の愛校心とは全く異なる、μ's流の愛校心を語ります。#lovelive http://t.co/1W12QAdyJb

2014-04-05 01:21:44
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穂乃果は「廃校を何とかしたいと思う気持ちは生徒会長にも負けません!」と叫びます。μ'sがスクールアイドルとして抱える愛校心とは、学校が好きだから廃校を阻止したい、という理屈に先立つ、「好き」という想いそれ自体です。#lovelive http://t.co/sfvHG5XH4N

2014-04-05 01:26:05
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スクールアイドルにとって学校は、夢を叶えられる場所です。μ'sの愛校心とは「夢を叶えられるこの場所が好き!」という、現在や未来と接続した、体感としての純化された愛校心。過去に基づく理屈が先立つ愛とは訳が違うのです。#lovelive http://t.co/Btag7g2NYF

2014-04-05 01:31:44
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「好きでいるべき」「守るべき」と、過去から理屈を掘り出して抱いてきた愛校心の弱さを突き付けられ、絵里は耐えきれずその場を去ります。廃校阻止への想いでも穂乃果たちに敵わない。絶望の淵に立つ絵里のもとに、彼女が現れます。#lovelive http://t.co/55VS1EtK2o

2014-04-05 01:35:36
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絵里と希、迫真のシーン

momorin @momorin_cloverZ

それまで生徒会長と副会長として、極めて大人びた先輩の存在として描かれてきた2人の、包み隠さない感情のぶつかりあう様子は、この物語が何を隠そう学校を舞台とした青春を生きる者の物語であることを痛感させる迫真のシーンです。#lovelive http://t.co/VQRPG1uFHf

2014-04-05 02:01:03
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(希と絵里の吐露の言葉はTogetterにまとめるときに全文掲載します!)

2014-04-05 01:42:47