Scoring Over

1on1におけるテクニック
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Phantom™ @BKN_Phantom

では、今から#NBAの技術 やっていきます。

2014-04-06 14:57:27
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今回は「Scoring Over」ということで、1on1に注目していきます。いかにしてスコアラーがディフェンダーの上から得点を稼ぐのか… を、いつものように動画を紹介しながら解説していきます。

2014-04-06 14:59:03
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まず、1on1において重要なのが ①フェイントのバリエーション ②フェイントの組み合わせと蓄積 ③ボディコンタクト の三つ。

2014-04-06 14:59:48
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①フェイントのバリエーション これは、その名の通りバリエーションになります。フェイントには「前後」「左右」「上下」「パス」の4種類があり、例えばステップバックは前後、クロスオーバーは左右、ポンプフェイクは上下です。

2014-04-06 15:00:31
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②フェイントの組み合わせと蓄積 これは前ツイートのバリエーションの使い方です。前→前→前なんて組み合わせだとまず引っかかりませんよね。様々な方向へのフェイントがいい組み合わせです。(例:ステップバック→ポンプフェイク→ドライブ)

2014-04-06 15:01:30
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また、少しの時間に組み合わせる数を増やすと、同時に複数の方向に体が反応してしまいます。これが蓄積です。人間の構造上、完全に反対の方向に進もうとすると力が釣り合うので、止まることを意味します。蓄積の意図は、ディフェンダーに同時に複数方向の力を強いて物理的に動けなくすることです。

2014-04-06 15:02:45
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③ボディコンタクト 体をぶつけることでディフェンダーのバランスを崩したり、動きを制限します。バランスが崩れることとスペースが出来てしまうことが、さらに次のフェイントを効果的にします。

2014-04-06 15:03:33
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肘や手で押したりするのもこのボディコンタクトです。(もちろん本来はオフェンシブファウル) ですが、手や肘でディフェンダーを退けることは、ドライブ及びステップバックでは必要不可欠になります。

2014-04-06 15:04:11
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また、継続的な接触はディフェンダーが動くとファウルになってしまうため、ディフェンダーを無力化できます。ドライブしてディフェンダーと横に並んだ時に体をぶつけると、ディフェンダーは何もできなくなり、ヘルプディフェンスへの対応がしやすくなります。

2014-04-06 15:04:48
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ではここから選手紹介。我等がNetsから、Joe Johnson (以下JJ)です。 http://t.co/B3f0YRz5Pr JJの特徴はバリエーションの多さと組み合わせ。前後左右のフェイントをいくつも使い、ディフェンダーを固めてしまいます。体の使い方も非常にうまいです。

2014-04-06 15:05:40
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ジャブステップまたはレッグスルーなどで左右に揺さぶったあと、ヘジテーションで前後にフェイントをかけ、スルスルと抜いていきます。ディフェンダーと正対している時のスライドステップがヘジテーション、前後のフェイントになります。

2014-04-06 15:06:19
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そもそも、ヘジテーション自体が左右に使っても前後に使っても反対方向に力が入るので、非常に効果的。JJはNBA屈指のヘジテーションの使い手だと思っています。ちなみに、ドライブ中のヘジテーションのやり方は「前足でストップ、後ろ足で蹴る」です。

2014-04-06 15:07:33
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続いて、Nick Young 。 http://t.co/Y1s7MqK0JK こちらはJJ程のバリエーションはありませんが、フェイントの組み合わせのうまさとボディコンタクトで見事にスペースを作ります。

2014-04-06 15:08:17
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体をぶつけながらのスピンや肘でのディフェンダー動作制限、体で押してからのステップバックなど、まるでボディコンタクトとフェイントのシンフォニーや!と言いたくなります。上半身が常に起きているので、顔をあげるだけでシュートフェイクにもなります。

2014-04-06 15:08:57
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ディフェンダーのボディチェックやディレクションハンドの手を引きながらのドライブはとても効果的です。ディフェンダーに後ろ向きの反動がつく、自分に前向きの力がつくことで間違いなく抜くことが出来るんですね。同時にボールのプロテクトにもなります。

2014-04-06 15:10:06
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さらに、南米の選手がこのボディコンタクトに長けていることが多いです。ジノビリをはじめバルボサやスコラなどが代表格でしょうか。普通にドライブしてるだけなのに、スルスル抜けてしまう… ボディコンタクトがその答えだったのです。

2014-04-06 15:11:01
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ジノビリ↓ http://t.co/TQ3BWAMxnH バルボーサ↓ http://t.co/w2LTYzROo1 ドライブ2、3歩目でスルッと抜けますが、上半身の動きをよくみると肩を動かしてるのがわかるんですよね。肩を入れてから肩を後ろに動かすことで前に出るんですね。

2014-04-06 15:12:26
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実はこの2人が今回伝えたかった人たち。細かいフェイントだけでなく、あくまで基本はボディコンタクトなんですよね。バスケットボールってそういうスポーツなんですよ。まして日本人のような身体能力で劣る人間は巧く、汚く身体を使わないといけません。

2014-04-06 15:13:12
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そもそも、コンタクトを出来るだけ避けようとさせる指導にも問題があるんだよ! ってそこまで言い出すと本題が変わってきてしまうのでもうやめますが。

2014-04-06 15:14:31
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ここまで、フェイントの組み合わせとボディコンタクトについて触れてきましたが、ここで過去のジャブステップとクロスオーバーを思い出してみましょう。 http://t.co/Wg11l9kf9a http://t.co/aSP64ZuxWu

2014-04-06 15:15:02
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ジャブステップやクロスオーバーは、あくまで前後左右に留まります。まだフェイントには「上下」と「パス」が残っています。 上下、特に上、シュートフェイクが上手いのがNBAが誇るイケメン。 http://t.co/ko8YgXbqZy

2014-04-06 15:15:45
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高いシュート力とあいまって、効果的。ボールを持ち上げるタイミングと膝を伸ばすタイミングが完全にシュートと同じなので、観ている側としても引っかかりそうなほど。フェイントの前にライン確認したり目を細めたりするのもいいですね。

2014-04-06 15:16:23
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続いてパスフェイクは、シュートが一向に上達せず未だに一部の人間から「オナニー野郎」と言われるこの人。 http://t.co/FjYgk1pedU まずドライブの時のヘジテーションがうま過ぎ!

2014-04-06 15:16:53
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目線だけだったりボールを思い切り見せたり、多彩。トリッキーなパスばかりなせいか、普通のヘジテーションまでフェイントになってしまっている。

2014-04-06 15:19:36
Phantom™ @BKN_Phantom

ですが、派手ではないにしろ組み立てている時もパスフェイクしてるんですよね彼。そういうパスフェイクが重要なんです。さらに言うと、アメリカでバスケをしていると教わるのが、「まずパスフェイクをしろ」ということです。パスフェイクしろなんて、教わったことなかったなぁ。

2014-04-06 15:20:17