諫早湾干拓をめぐる「田舎の広告屋」さんのツイート
- sinwanohate
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土地改良法における費用対効果を満たさない事業は違法というロジックも、費用対効果に資する資料を官側が出すという不条理と共に、国土造成効果を巡る国側の飛躍した論理に眩暈。干拓地に全国から入植者が来ると、移転元農地は宅地になるので資産価値が上がる造成効果...本当に言ったんだぞw
2014-04-11 19:29:27干拓地の資産価値は当時の原告側試算で45億円。つまり土地改良事業である農地造成により、価値が45億円(被告側150億円と試算)増えたと言うが、諫早湾を殺したことによる海洋資源の損失を比較しないのみならず、例の県公社が政治家の子供どもを不透明手続きで入植させた点も無視だもんなw
2014-04-11 19:33:392001年から2008年にかけて行われた環境権訴訟第二弾(土地改良法違反による返還請求)はそんな滅茶苦茶な論旨な上に、裁判官が実際の干潟や潮受堤防、その生態系も全て視察。公判途中では国側の非科学的論旨(移転元農地は絶対に宅地になる等)も露呈したが、原告は敗訴した。
2014-04-11 19:42:00判決では土地改良法の費用対効果に対して「不当な支出」としながら「著しい無駄とは言い難い」というアクロバットに終始した(現行法では裁判官最大の抵抗という評価もある)w
2014-04-11 19:44:45【資料】自然の権利訴訟~諫早湾の問題にふれて~ 籠橋隆明(弁護士・日本環境法律家連盟事務局長) http://t.co/iPhyfBU1Cq
2014-04-11 19:47:21佐賀地裁の間接強制も一見、漁業者側にとって一歩前進と受け取られているが、間接強制に対して異議申し立て訴訟を国が起している事に着目すべき。これは国の理不尽という論点ではなく、仮に異議申し立てが成立すると、漁民に対して返還請求が起きる点を思慮しなければならない。
2014-04-11 20:10:58一方で入植している営農者も間接強制による2500億円の制裁金支払いを長崎地裁に申し立てしているので、どちらに転んでも国費による止まらない公共事業の尻拭いが待っているが、国の本音としては事業目的論から、開門はしたくないのが本音だろうね。
2014-04-11 20:15:122/5 諫早営農者が制裁金申し立て/佐賀新聞ニュース/The Saga Shimbun :ジャンル別ニュース一覧 http://t.co/8zStSjOLgA
2014-04-11 20:19:262/5 営農者も開門阻止へ「間接強制」 諫早干拓/佐賀新聞ニュース/The Saga Shimbun :佐賀のニュース http://t.co/eHCtqStTyS
2014-04-11 20:20:22諫早は官僚以外は大混乱だし、自民マターのみならず、西岡武夫とか民主でも族議員が絡むし、地元紙の連載も揺れてるし、岡目八目でいかないとわからんね。http://t.co/waWBS01o4s
2014-04-11 20:36:08思い出した。諫早湾の国側異議申し立てが、漁民の違約金返還に繋がる場合とは、カネミ油症の上告取消で、被害者が賠償金返還という憂き目に遭遇したのと同じ構図。ろくな話じゃない。
2014-04-12 02:55:11諫早湾で国交省が「農水はバカ。あんな堤防が災害対策になる訳ね〜じゃん」とせせら笑った記録を探している。九州地建(地整)かなあ?実は技監から聞いた記憶があるw
2014-04-12 03:04:47環境アセスメントの観点から、諫早湾干拓事業を見る。↓
@sinwanohate @tigercatver2 田北さんの「一見,科学的な環境保全ツールとしての環境アセスメント」(「科学」2011-5 )はお読みになりましたか? http://t.co/iUOpn4gIhP
2014-04-09 22:56:08@tkonai さんが薦めてくださった「一見、科学的な環境保全ツールとしての環境アセスメント」田北徹(科学11年5月号)を読んだ。筆者は諫早湾干拓の環境影響評価に関わった水産学者。環境アセスメントって、学者が中立で自由な立場で調査すると思ったらとんでもなかった。
2014-04-13 21:37:54続き1)環境影響評価の委員会は、事業者が調査会社を選定し、その意向を受けた調査会社が資料の収集を行い、気心の知れた研究者を集めて委員会を組織し、事業者と関係が深い研究者を委員会の中心に据えて、有利な評価へと導く。
2014-04-13 21:38:20続き2)諫早湾干拓事業の委員会では、「環境全般を調査すべき」という学者に対し、事業者(九州農政局・長崎県)が「調査が環境にまで及ぶと、環境保護運動を助長させるので、漁業への影響に限定したい」と回答したという。
2014-04-13 21:39:21続き3)「事業を遂行するためなら、環境も生命も犠牲にしてかまわない」という考え方が象徴的に現れている話。福島でも沖縄でも、私達の見えないところで、官僚達が同じような会話をしているに違いない。
2014-04-13 21:39:44続き4)諫早の影響評価書では、「海産生物への影響はほとんどない」という文言が根拠も示さず繰り返された。その理由の一つは評価の進め方。最初に事業による物理・化学的な環境変化の予測が行われ、生物への影響は、その予測に基づいて評価される。
2014-04-13 21:40:18