アイヌアニメ第二話『赤ん坊の知らせ』

アイヌ文化研究者・丹菊逸治氏による解説。
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丹菊逸治 @itangiku

@itangiku アイヌアニメ2。第二話『赤ん坊の知らせ』。これは完全に推測。作り手はいわば「寄り鯨」のエピソードをでっちあげているわけだが、体裁としては「そういう伝説があったから今聞かせる」ということにしている。この「転倒」が文体のあり方、細部にまで波及しているのではないか。

2014-04-13 20:35:59
丹菊逸治 @itangiku

@itangiku アイヌアニメ2。第二話『赤ん坊の知らせ』。もちろん、特定のジャンル形式について「なぜ?」を問うても、そう簡単に答えが見つかるはずはないけど。

2014-04-13 20:40:15
丹菊逸治 @itangiku

@itangiku アイヌアニメ2。第二話『赤ん坊の知らせ』。さて、歌は最後にまた母子の場面に戻る。母が「お前にはお祈りをしてくれる親戚なんていないんだから泣いたって無駄だよ」と言って歌は終わる。なんだか景気が悪い内容の歌ではある。

2014-04-13 20:41:19
丹菊逸治 @itangiku

@itangiku アイヌアニメ2。第二話『赤ん坊の知らせ』。この歌を作った(原歌を残した)四宅ヤエさんという方は、この手の「やりきれない歌」がめちゃくちゃ上手い。ほかにも恨み節、失恋歌がいくつか刊行されているが、どれもいい。まるで中島みゆきだ。

2014-04-13 20:43:25
丹菊逸治 @itangiku

@itangiku アイヌアニメ2。第二話『赤ん坊の知らせ』。音楽的にも特徴がある。沙流あたりの歌とはまたちょっと違う。その辺はまあ、聴けば分かることなので割愛。

2014-04-13 20:45:28
丹菊逸治 @itangiku

@itangiku アイヌアニメ2。第二話『赤ん坊の知らせ』。私が文化考証を担当したわけではないので、この辺で終わりにします。連投失礼しました。

2014-04-13 20:47:47