Itokenstein presents 「譜面を描く」ってどういうこと? 声に出して、歌って、音に出してナンボの「ソルフェージュ」 ほか

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Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

本日の打ち合わせで この次の「哲学熟議」バイオテクノロジーと生命の倫理 といった話題を考えてみては、という話になりました。科学史系の方のご登壇が大切になってくるように思いつつ 検討し始めることに。

2014-04-19 20:07:04
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

@mumusic2 僕の作品の譜面をご存知ですか^^? とてもではないですが、使い勝手が悪くて仕事になりませんでした。Siberiusも試しましたよ。で、ソルフェージュの課題などを除き 作品とは無縁と決定^^; 2003-4年ごろの話ですが

2014-04-20 01:28:30
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

@mumusic2 彼も憶測で僕のこと書いてくれることがありますので^^ まあもう30数年、長い付き合いですのでお互い様ということにさせていただきます。

2014-04-20 01:29:24
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

フィナーレが日本で取りざたされるようになったのは1990年ごろと思う。東京佼成ウインドオーケストラの委嘱で書いた、まったく売れない「宇宙樹の森」という仕事はアシスタントに入ってもらってフィナーレの版があるが、僕の譜面は普通の譜割りともろもろ違うので少なくとも当時はかなり使いづらく

2014-04-20 01:31:16
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

90年代後半、題名のない音楽会の監督をしていたころも、仕事の上では(とくにパタンでやっつけたりしようとすれば)コピーペースト移調その他楽なフィナーレと思ったが、私が自分で書くというのはそういう安易な方法を一切とらないということなので^^;結局ほとんど役に立たず^^;;;

2014-04-20 01:32:37
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

パートの打ち出し云々も ハッスルコピーの仕事を取ってしまうようなことになりかねなかったし そもそも譜面というのは奏者の反射神経への手紙なので、熟達の写譜屋さんの仕事などには到底及びませんから 結局これはアマチュアと商用のツールで僕のような仕事を、しかも書き下ろすのには無関係と結論

2014-04-20 01:34:27
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

ご存知の方はご存知のように、僕の多くの譜面では、たとえば装飾音符に大きな移動がたくさんあります。ヘ音記号の下加線部からト音記号の上加線部を経由して比較的中音域の大きな音符につなげるようなとき、例によっての僕の譜ヅラのレガート、スラーの類で音楽が見える訳ですがソフトは無能力^^;

2014-04-20 01:36:33
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

@mumusic2 結局音楽って反射神経の面が大きいのがひとつ、それから僕は演奏の生活と作曲との表裏で自分の35年来のライフスタイルがあって、2000ゼロ年代のヴァージョンでは話になりませんでした。自筆は自筆で書き、版元でがんばってくださる分には歓迎しています。

2014-04-20 01:38:48
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

これには譜面を書くということに対する考え方の違いがあると思う。人は「下書きがあり、出来上がったものを浄書する」と思うかもしれない。そういう人もいるでしょう。僕はそうではないんですね。下書きがあり、浄書する瞬間瞬間もフルに演奏の反射神経で読みながら書くので打ち込みでは出来ないのです

2014-04-20 01:40:54
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

きのうWordpressの参考書を買ってきた。中身もわかるやつを選んで読んでみるととても面白いのだが時の流れを感じます。僕がかつて情報処理を教えていたころは静的にHTMLを打ち込ませていたわけですが、PHPとか動的に生成しながら構成してゆくの、オブジェクト的な取り扱いですよね。

2014-04-20 01:43:26
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

@x_natural_x @mumusic2 僕がそういう教壇に立っていたのは1999-2006年までのことですから^^; 自分の仕事でやるべきことだけで常にオーバーフローしています

2014-04-20 01:48:27
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

@x_natural_x 無理無理 きたない^^;  昔はどう動かしてもデフォルト値に寄っちゃって、お話にもなりませんでした。 僕の譜面をご存知ない人ですよね^^

2014-04-20 01:50:23
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

世の中で見やすい例でいうと、NHKブックスの扉にピアニスト舘野 泉さんに書いた「水の反映」の譜面が出てると思いますが、ああいう曲率半径の大小が連続した雲形定規みたいなライン、あれ自体がフレーズを見せてるわけですね。J.S.Bachもそうですよ。Bachも印刷譜だと全部消えてしまう

2014-04-20 01:56:55
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

@mumusic2 まあ僕とは無関係なものと思い捨てています^^ ボランティアで私の仕事を手伝ってくださるというのなら歓迎しますよ^^;;

2014-04-20 01:57:45
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

ひとつのフレーズの玉を記して、レガートを一本書く。それをさっさと音楽の頭と体のまま続けるから仕事になるのですが、見てくれだけを直すためにレガートの曲率とか直すだけの(まったく違う頭と体の使い方で)時間を費やすような精神的拷問にはよう耐えません^^;

2014-04-20 02:01:16
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

@mumusic2 でしょ。関係なくていいんです。自筆であることの価値というのも私たちの世界には厳然と存在します。

2014-04-20 02:01:50
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

浄書は浄書屋さんにがんばっていただければよく 私たちの仕事は音楽を作ることにありますから^^

2014-04-20 02:02:44
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

@mumusic2 だから手書きで書くわけじゃない。室内楽なんかパートまで書きますよ。あなたは専門の方?

2014-04-20 02:09:14
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

@x_natural_x その制度が 打ち出し程度の粗さでよいか? という話ですよ 僕はBachの側で仕事するので十分 あなたも専門の方? レッスンに打ち出し盛ってきたら 手書きもってらっしゃい と 返しますよたぶん^^

2014-04-20 02:13:05
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

どれだけ精緻にやったつもりでも 印刷譜なんて限界の塊で だからこそわざわざ ヴァーグナーでもブラームスでも 僕ら自筆譜をチェックに出かけるわけじゃない。でひと目見れば問題解決ということが実は少なくない。いくらソフトウエア上で時間を使っても それは無理というもの^^;

2014-04-20 02:16:29
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

@mumusic2 あなたは演奏専攻の奏者さん? 楽器は何?

2014-04-20 02:18:04
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

僕にとってはすべての作品は遺言だから、雑なフォントなんかで記すつもりはまったくなく、すべて手書きで意を尽くして、と それだけ。ベートーヴェンもヴァーグナーもブーレーズも 私たちも同様ですが 同じことをしているだけ^^

2014-04-20 02:25:16
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

文学賞などもいただいたけど 僕は決して「作家」なんて名乗らないのは、結局ワープロ打ちだしね、なんてのもありますね。開高さんの仕事部屋とかみせてもらったことありますが、手書きの意味がわかる気がしました。文学研究者は自筆一次資料からあたんなきゃ無意味ですよ^^ たぶん

2014-04-20 02:28:45
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

.@serizawahiroya あ、そうそう、まさにそのとおりなのです。書も実は呼吸ですよね。音符を書くというのはひげなんかも含めて僕的には精神一統して当たるもので、途中でラジオボタン開いて体裁だけ直して・・・なんてことしてると体の中の呼吸と音楽がとまってしまうのでダメなんです

2014-04-20 04:55:31
©"T" Factory @serizawahiroya

@itokenstein 音楽家にとっては、書道があるように独自の譜面道があり、譜面書きは譜面描き。その作業そのものが素晴らしいライブパフォーマンスになるのだろうなと感動しながらTL拝見しました。いつかユーストかニコ生中継!?作曲パフォーマンス。

2014-04-20 04:57:25
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