人類、反出生主義、仮想現実、人工知能、ユートピア

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それでは社会から生命力が失われて社会を維持できなくなってしまう、みたいな反論もありそうだけど、本当か？無趣味でもちゃんと生きてる人はたくさんいるだろうに。学術や芸術も、好きな人が完全にいなくなることはないだろうから、細々とでも続いていくだろう。

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快楽中枢に電極を埋め込んだマウスだかラットだかモルモットが初めて誕生した時に、あらゆる文化と芸術は余命宣告を受けたんじゃないかと思う。あれは文字通りの意味で、生の根本的な無意味さを剥き出しにしてしまった。

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まあ僕はごめんだし困るけど、それはただ個人的な趣味嗜好の問題で、倫理的に何か問題があるかと言われれば、ないよなぁ。ない。

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美しい正義、感動的な正義というのは、醜い奴、醜い生き方しかできない奴を守ってはくれない。そういう奴のために醜い正義が必要だ。

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悲しいのはそういう奴でもやっぱり美しいもの、感動的なものが好きだということだな。

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AIとかの話題で高い知能と自我がまるで同じものかのように語られたりするのが分からん。知能が自我の成立に必要なのはわかるけど、自我が知能の成立に必要だとは必ずしも思わない。人間を遥かに上回る知能を持ちながら自我を全く欠いた存在、というのもありえると思う。

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「臓器」と「人間」の境界ってどこにあるんだろう。脳のないクローンを作り、成長させ、生存させ、パッケージ化して運用する技術が出現したら、色々なことに使える気がする。

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脳のないクローンなら臓器のスペアとして使っても良心が痛まないような気もするし、脳への影響は調べられないけど、人体実験にも使える。文字通り「産む機械」として人工子宮としても使える。

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差別とか人権についての理論には、ラディカルに推し進めると社会の運営に支障をきたすような所があるけど、「今のところ」問題になっていないからと、現実を追認してスルーされていたりする。だけどそもそも、そのような追認に抵抗するために理論があるはずで、そこらへん見ているとモニョる。

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子作りに反対する市民団体とか、誰か作れよ。僕には割とどうでもいい問題だが、人権の理論を推し進めるならあってしかるべき主張だ。

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子供が生まれなくなったら社会が崩壊する、というのならそいつは功利主義者だし自分に功利主義を批判する資格がないことは自覚すべきだ。そんなんどうでもいい、っていう僕みたいな奴は、問題を見て見ぬふりして結果的に問題に加担している加害者だ。差別主義者だ。ファシストだ。

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『ソフトウェア・オブジェクトのライフサイクル』で同性の恋人と子供を作った友人が、主人公に「貴方も子供ができたら本当に大切なことが分かるわ（超訳）」みたいなこと言った所は思わず苦笑した。同性愛への偏見が無くなっても、そういう歪んだ思想は性的指向に関係なく蔓延り続けるんだろうなと。

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ドラマは内容知らないので関係ない話だけど、「命を殺して食べるからこそ感謝して頂く」系の説教の欺瞞臭は酷いと思う。そんなこと言うくらいだったらベジタリアンになるか断食して死ぬか「命にマジ感謝ｗｗ」とか言いながらコップに詰めたひき肉をオナホとして使うかした方が誠実だと思う。

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ユートピアとかディストピアの話が倫理とかアイデンティティとか人間存在のなんたるかとかに繋がると思うのは錯覚だ。単なる趣味の問題に過ぎない。強制だけを問題にして粛々と処理すればいい。

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「子どもは社会の宝」とか言うんだったら出産も育児も国が管理するべき。個人に任せんな。

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つーかこういうのって言ってることは正しいかもしれんが、もろに子供を社会を維持するためのモノ・道具扱いしててブラックな味わいがあるな。子供もまた、産む機械。