クリス・バスビー氏が引用した「肺の組織の中の酸化プルトニウムのホットパーティクル」の写真

実験条件を意図的に伏せて、読者が誤解するのが避けられない状況で人が取ったデータを引用する。こんなことをされたらまともな著者ならたまったものではありません。
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酋長仮免厨 @kazooooya

@parasite2006 @jsdfq43wtr はい。空気中でのα線飛距離(数cm)を細胞の大きさ(数μm)で表したという理解で宜しいでしょうかね?

2014-05-10 19:36:45
nao @parasite2006

@kazooooya 「空気中でのα線飛距離(数cm)を細胞の大きさ(数μm)で表した」はい、それで間違いないと思います。

2014-05-10 19:37:28
酋長仮免厨 @kazooooya

@parasite2006 はい、有り難うござしました。

2014-05-10 19:38:57
あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 @kikumaco

@parasite2006 @kazooooya @jsdfq43wtr いや、within there rangeだから、周囲にある1万個だと思いますが、それでも、半径20cellくらいなので合わないですね

2014-05-10 19:51:51
酋長仮免厨 @kazooooya

@kikumaco @parasite2006 @jsdfq43wtr あれ?新解説! 到達半径内に細胞数も考えたんですけど合わないので、空気中の到達距離を1細胞で表したのかと解釈しました。 http://t.co/bi5ReEnjb4

2014-05-10 19:55:10
あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 @kikumaco

@kazooooya @parasite2006 @jsdfq43wtr 粒子状プルトニウムからα線が継続的に出て、周囲1万細胞くらいに入る、と書いてるように思います。でも、トラックは5細胞なので話が合わない

2014-05-10 19:57:32
nao @parasite2006

@kikumaco @jsdfq43wtr @kazooooya むしろこの本の説明http://t.co/3WmmjEk2Y8 「体内に入れば10000細胞くらいの距離を飛ぶ可能性がある」の方がα線の空気中の飛距離と(意図的に?)取り違えているような気がするのですが。

2014-05-10 19:59:06
泉智紀 @jsdfq43wtr

@kikumaco @parasite2006 @kazooooya 少し検索してみましたが, あちこちで引用されていて原典がなかなか. ここ http://t.co/lff5P0vFGg だとpenetrate じゃなくてdamage にっています.

2014-05-10 19:59:08

(↑引用のページはスウェーデンの反核NPOのホームページで、1987年の本の著者Robert Del Trediciが2007年にストックホルムで開いた写真展に本に収録された写真が出品されていたのをオンラインで紹介しているものです。写真の画質が他の所で引用されているものよりずっといいので、α線の飛跡以外の細部までよくわかります)

nao @parasite2006

@jsdfq43wtr このスウェーデンの団体の引用ページhttp://t.co/lBRJDwKB4y にはもとの本の説明http://t.co/3WmmjEk2Y8 にあった「拡大倍率500倍」という説明が抜けていますね。@kazooooya @kikumaco

2014-05-10 20:32:31
nao @parasite2006

@jsdfq43wtr 写真乾板上で天然放射性元素からのα線の飛跡の数と長さを調べ、エネルギーとの関連を割り出して同定を試みた高校生(と思われる)の研究。http://t.co/oTloarvl4Y 飛跡の長さは数10μm @kazooooya @kikumaco

2014-05-10 20:35:10
泉智紀 @jsdfq43wtr

@parasite2006 @kazooooya @kikumaco もしや over a 48 hr period が鍵? いずれにせよ飛距離は数十um程度ということでよさそうですが.

2014-05-10 20:52:03
nao @parasite2006

写真乾板上で天然放射性元素からのα線の飛跡の数と長さを調べ、エネルギーとの関連を割り出して同定を試みたこの研究http://t.co/oTloarvl4Y は平成23年度に静岡北高校の2年生が行ったものhttp://t.co/whVk8JD5Ch 半年間感光後現像し光学顕微鏡観察

2014-05-10 23:55:59

(↑この高校生の研究レポートは写真乾板を使ったα線を出す粒子の検出法が非常によくわかるので、ご一読をおすすめします。試料は岩石を使用しているようです。レポートの3ページ目に天然放射性元素の出すα線のエネルギーと写真乾板に記録された飛跡の長さの相関関係を確認したグラフがあります。高校生たちは「α線のエネルギーも飛跡の長さも比較的差が小さいので、1本の飛跡の長さだけでは同定を誤る可能性がある」ことに気づき、最終的には1個の粒子から出る飛跡の数まで考慮に入れて核種を推定する方法=パターンマッチング法を作っています)

nao @parasite2006

α線の飛程は空気中で3-8 cmに対し、水中では約1/1000に低下するhttp://t.co/L672966zLf ということは3-8 x 10^-5 mすなわち30-80 μmということか。生きた細胞の重量の約70%は水が占めるから、組織中のα線の飛程は数10 μm程度が妥当

2014-05-11 00:03:58
nao @parasite2006

するとサルの肺の組織中のプルトニウム239粒子から出るα線の飛跡の写真を載せたこの本の説明http://t.co/3WmmjEk2Y8 でα線の飛跡の長さを「細胞10000個分の距離まで到達する可能性がある」と言っているのは、空気中の飛程(3-8 cm)と(意図的に?)取り違えか

2014-05-11 00:15:36