@shigeakishigeaさんの研究不正に関するツイートまとめ(5/5-11)

第三者機関、オーサーシップ等についての意見。
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shigeakishigea @shigeakishigea

こんなんじゃ何にも問題解決せんよねぇ。日本が20年も停滞してる理由がよく分かったわ。

2014-05-05 01:23:17
shigeakishigea @shigeakishigea

デコンボリューションというぼけ画像を修正する方法、かなり使える。昔はぼけ画像を修正するデータ(PSF)が必要だったが、現在のblinde deconvolution法だとソフトが勝手にPSFを生成してくれ、画像がクリアになる。とてもいい。

2014-05-05 06:16:54
shigeakishigea @shigeakishigea

研究の検証をする第三者機関を作るべきって思ってたんだけど、労働基準監督署とかあっても、ほとんど機能してない実態を見ると、あっても役に立たんかもしれんね。結局は人間がどういうふうに法やら枠組みを運用したいかでどうにでもなる。

2014-05-06 21:33:54
shigeakishigea @shigeakishigea

みんなが長時間不法に働かないと社会が回らない・生きていけなくなってしまったように、みんな不正・捏造しないと研究所や科学者がやっていけなくなる、それが当たり前の未来がくるんだわ、これから。メディアが信用度が落ちていくのと同様に、研究機関(科学者)も信用されなくなっていく。

2014-05-06 21:52:14
shigeakishigea @shigeakishigea

STAP細胞の不正事件で明らかになったことは、現在の科学界はデータを不正して作り上げるほうが有利であり、正直者がバカをみるようになっているということだ。では何故そのようになっているのでしょうか?

2014-05-07 08:03:33
shigeakishigea @shigeakishigea

研究不正がはびこるのは幾つもの原因があるが、大まかに、1.不正が発覚しにくい、2.不正が発覚しても責任者が不明確、3.どのように責任を取るべきかが研究者間で共有されてない、という3つが重なることで起こっているように思う。

2014-05-07 08:13:50
shigeakishigea @shigeakishigea

ではどのようにすれば不正が発覚しやすくなるだろうか?小保方さんの捏造については、非常に分かりやすく明確にコピペだと分かるので不正だと糾弾出来るが、画像はきちんとしてるがデータが改変してあったり、実験数の水増し等の見えない不正は、残念ながら現状では誰にも分からない。

2014-05-07 08:24:00
shigeakishigea @shigeakishigea

不正を防ぐため生データを論文投稿時に提出すれば良いという考えもあるが、データの上手く行った部分だけ選んで生データとして提出することも可能なので、決め手にはならない。都合の良いデータだけ選んで論文を書く不正はほぼ絶対にばれないので(実験ノートも生データもあるため)防ぎ用がない。

2014-05-07 08:43:27
shigeakishigea @shigeakishigea

つまり不正を発覚しやすくすることを追求し、研究者側に生データやノートを要求しても、研究者側の作業量を増やすことで不正されてしまうため、この部分は追求しても効果があまり期待できない。では研究不正を防ぐことは不可能だろうか?残りの2点について次回考えてみよう。

2014-05-07 09:00:03
shigeakishigea @shigeakishigea

(前回まとめ)研究者に研究ノートの詳細な記録や生データ、研究資料の保存をきつく義務付けたとしても、研究者が研究データを取り扱っている限りデータの恣意的な選択が可能で、不正は防ぐには不十分である。その種の不正は外からは分からず、多くの再現性の無い論文はそのようにして生産される。

2014-05-11 04:52:13
shigeakishigea @shigeakishigea

研究不正を防ぐ第二点目 研究成果の責任・貢献を明確にする。 (現状) 現在の研究論文は著者が順番に並んで書かれている。その順番には意味があり、最初の筆頭著者筆はメインに実験をしており、責任著者は最後に並ぶ。真ん中の著者達は一部の貢献。このように大体の役割が分かるようになっている。

2014-05-11 05:10:42
shigeakishigea @shigeakishigea

しかしながら、著者の並び順だけで誰が何をやったが当然わかる訳もない。STAP細胞の論文も、小保方さんだけがSTAP細胞処理を行ったことが、直接著者達に聞かないと分からない。山中先生の論文でバンドが似ているという部分も、本当に留学生に手伝ってもらった結果なのかも分からない。

2014-05-11 05:22:45
shigeakishigea @shigeakishigea

世間一般の人は、責任著者の人達も実験をしているように考えているかもしれない。しかし通常責任著者は研究室を運営している教授・准教授で、彼らは研究室運営で忙しく実験をしている時間がない。なので彼らは若手研究者の研究データを集めてストーリーを仕立てて論文を書くことしかしてない。

2014-05-11 05:31:38
shigeakishigea @shigeakishigea

つまり責任著者は若手研究者を信じて論文を執筆している。責任著者は研究結果を検証する時間もないほど忙しい。この状態で研究不正をする人が研究室に入り込んで来たら、責任著者はお手上げで、研究不正に加担しているように報道されてしまうと、本当にお気の毒だとしか言いようがない。

2014-05-11 05:35:40
shigeakishigea @shigeakishigea

現在、研究は共同研究体制で行うことが基本であるが、何か不正があった時に責任著者が共同研究全体に責任を取ることは難しい。また不正データが含まれていても、それを事前に察知することはデータが細工されていれば難しい。不正者を明確にするには、研究で誰が何をしたのかを事細かく書くべきである。

2014-05-11 05:43:52
shigeakishigea @shigeakishigea

各実験ごとに誰が何をしたのかを詳細に記載することは、第三者機関を作る等に比べてコストがかからない割に多くのメリットがある。代表項目は以下。 1)研究不正の原因人物を簡単に特定できる 2)ギフトオーサーシップを減らせる 3)優秀な研究者が特定できる 4)研究者の賞罰に利用できる

2014-05-11 06:10:03
shigeakishigea @shigeakishigea

各実験ごとに、1)誰が実験を企画(動機)、2)誰が実験の詳細をデザインをし、3)誰が実験を行い、4)誰が解析をしたか、を明記する。 これら4項目は得意な人が異なり、貢献も異なり得る。実験ごとに責任者を記載する理由は、昔と違い今は実験ごとに担当者が異なる可能性があるからである。

2014-05-11 06:22:27
shigeakishigea @shigeakishigea

実験の貢献を書くことで、より個人の成果を明確化できるようになる。ギフトオーサーシップとは、研究に貢献してないのに、著者の一員として加わる行為である。各実験の担当者を記載することで、著者にいるが実験に参加していないことが明確になるので、ギフトオーサーシップの抑制につながる。

2014-05-11 06:29:13
shigeakishigea @shigeakishigea

個人の研究成果の貢献を明確にすることに加えて、研究不正があった場合の罰則を研究者コミュニティーがあらかじめ決めておくと、責任追及が個人レベルにすぐに及ぶことが簡単に理解できるようになり、研究不正に対してかなりの抑止力になる。次回は最後の項目、研究不正の罰則について述べる。

2014-05-11 06:34:40
shigeakishigea @shigeakishigea

こういう仕事は地味だけど研究を大きく加速させる。本当ならとてもいい仕事。 iCeMS教授ら、ヒト多能性幹細胞を光らせる化合物を発見:京都大学 物質-細胞統合システム拠点(iCeMS=アイセムス) http://t.co/DaSI5spIaS

2014-05-11 11:38:09