前鼻道(ET1)等価線量の計算

このまとめがkikumacoさんとの会話が抜けてて判りにくかったので追加したまとめ 遠藤知弘先生によるI-131(&Te132,Xe133)を吸入摂取した際の前鼻道(ET1)等価線量の見積もり http://togetter.com/li/663922
6
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki

初期被ばく医療の放射線測定におけるスクリーニングレベル→http://t.co/gYxHoZJviF 引用:経験的に鼻腔汚染の40倍の放射能が吸入によるヨウ素131の摂取量になる

2014-05-04 08:51:08
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki

仮に、成人がI-131の急性吸入摂取で1 mSvの預託実効線量受けたとして、 その摂取量の1/40が鼻腔内の1cm^2に吸着していた場合の、皮膚の等価線量率は約5 [ミリ シーベルト/時] 程度のオーダー→http://t.co/0RRxnXEEL3

2014-05-04 10:10:37
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki

前鼻道(ET1)→環境中へ移行する生物学的半減期が17時間程度のオーダーなのに、 ずっと鼻粘膜に留まり続けた状態を仮定して時間積分した見積もった値に意味あるんだろうか

2014-05-05 16:38:57
Seiichi Ushikubo @sushikubo

疑問を呈したりするのではなく、ICRPモデルで計算された H-ET1 を示してしまうのが、近道な気がする。

2014-05-05 16:45:45
Seiichi Ushikubo @sushikubo

IcrpGUIでET1とET2の等価線量係数を出力できるじゃないか。

2014-05-05 18:08:57
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki

メモ:Annexe H. absorbed fractions for alpha, electron, and beta emissions→http://t.co/CM1DSjW0v8

2014-05-06 11:43:15
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki

過去に起こった症状や結果・事実そのものは変わらないので、そういった情報を精査することなく、過去に受けた被曝量だけをいくら高く(あるいは低く)推定しても、妄想にはひたれるのかもしれないが、過去の結果はどうにも変えられない

2014-05-06 12:29:47
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki

http://t.co/D95KxtFfE9より、成人がFタイプ粒子(AMAD=1μm)のヨウ素131を吸入摂取してしまった場合における(1)前鼻道(ET1)等価線量、(2)甲状腺等価線量、(3)実効線量換算係数 [Sv/Bq]→ http://t.co/df6DBubr2P

2014-05-06 23:19:36
拡大
まとめ 作業者および公衆のICRP線量換算係数のデータベース 内部被曝を評価する際に必要となる線量換算係数のデータベースが、ICRPのHP(http://www.icrp.org/page.asp?id=145)よりフリーでダウンロード可能だったので、それに関するメモ。 中身としては過去に公開されたICRP CD1(http://bit.ly/NzcQMY)のVer.3.0に相当する模様。 8459 pv 137 2 users
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki

各列に示された値は、吸入摂取してからの経過時間(線量率を時間積分する範囲)。 例えば、"1day"の時の値が、吸入摂取してから1日経過後までに受ける積算線量で、"50 years"の時の値がいわゆる預託線量の換算係数[Sv/Bq]に相当する

2014-05-06 23:27:16
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki

この呼吸気道モデルでは、前鼻道(ET1)→環境中に移行する生物学的な半減期を17時間として評価しているので、1週間もすれば前鼻道に沈着したI-131は鼻の外にほとんど排泄されることとなり、これ以上、前鼻道で被曝を受けることはなくなる(故に上述の表のET1の値は7daysでサチる)

2014-05-06 23:34:48
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki

ICRP Publ.71より、年齢別の1日当たりの呼吸量 [m^3/day]。睡眠中、座った状態、軽作業中、重作業中の呼吸率 [m^3/hour]の値も整理されている。 http://t.co/pHNdtdwM

2012-10-09 13:08:32
拡大
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki

http://t.co/df6DBubr2Pの値に基づいて、成人がI-131吸入摂取することで、前鼻道等価線量が500mSvに達するようなヨウ素131の摂取量のオーダーを求めてみると約70万ベクレル→http://t.co/qRFIJWASJt

2014-05-06 23:42:55
拡大
あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 @kikumaco

@hyd3nekosuki ET1っていうのは、要するに顔から突き出してる鼻の部分の内部だから、領域としてはわりと大きいんですよね

2014-05-07 01:01:48
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki

@kikumaco 成人の場合、等価線量を求めているET1組織の厚さは10μmで、重量20mgなので、表面積としてはご指摘のとおり大きいかと思われます。自宅PCで調べることができる情報に限界があり、僕自身理解しきれていない点も多いので、大学でもう一度良く調べた上で回答いたします。

2014-05-07 01:48:04
あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 @kikumaco

@hyd3nekosuki たびたびすみません。文献をちゃんと探せばいいのですが、このSv/Bqは、エアロゾルとして吸入したヨウ素131の総量が1Bqのときの、前鼻に吸着される分と甲状腺に行く分それぞれの等価線量を求めていると思っていいですか? それぞれに1Bqではなくて

2014-05-07 11:44:12
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki

@kikumaco はい、それぞれに1Bqある場合ではなく、トータルとして1Bq吸入摂取してしまったときに、各部位に沈着する割合を考えて評価された結果です。

2014-05-07 12:07:56
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki

@kikumaco ヨウ素の化学形態や粒子径により、前鼻道に沈着する割合(逆に言えば肺まで到達して体内に吸収される割合)も変わります。例えば、蒸気状ヨウ素を吸った場合に甲状腺等価線量が最も高くなりますが、そのぶんET1は低くなります http://t.co/tNdbDi4IvE

2014-05-07 13:16:27
拡大
あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 @kikumaco

@hyd3nekosuki はい、エアロゾルもタイプや粒径で変わりますね

2014-05-07 13:17:37
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki

@kikumaco ET1線量が高い場合には、そのぶん前鼻道に多く沈着して、体内吸収を免れる(甲状腺等価線量や実効線量が小さくなる)ケースに繋がるので、ET1線量を高めに推定するような仮想条件にはまり過ぎると、大局的にもっと大事な評価を見失うんじゃないかなあと、悶々しています

2014-05-07 13:42:34

Te-132

Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki

UNSCEAR2013ソースターム(https://t.co/tbUstZ41wz )に基づいて、I-131の次に総放出量の多いTe-132(その娘核種I-132は放射平衡状態)についても調べておくと

2014-05-06 23:55:11
拡大
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki

@hyd3nekosuki 前鼻道等価線量の換算係数[Sv/Bq]は、桁が変わる程でないが、Te132のほうがI-131よりも1.4倍ぐらい高い。なお、UNSCEAR2013大気中への総放出量でみると、I-131/Te132比≒4.4 http://t.co/jYgRDfTuDQ

2014-05-07 00:04:03
拡大