レミクシ劇場

くろねこ C@ @kuron_gs

ξ「私は昔、レミー様にビームフィンガーガンを貸しました」 ﾚﾐ「そんなこともあったな」 ξ「私もレミー様から何か借りないと不公平だと思うのです」 ﾚﾐ「エリシ貸しただろ」 ξ「あれは没収されたので」 ﾚﾐ「じゃあ何が欲しいのさ」 ξ「反物質を」 ﾚﾐ「お断りだ！」

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ξ「レミー様、おやつの時間です」 ﾚﾐ「今日は何作ったんだ？」 ξ「山で採れた酸っぱい木の実のタルトです」 ﾚﾐ「……食えるのか？」 ξ「冗談です。私が育てたラズベリーですよ」 ﾚﾐ「酸っぱいのは本当なんだな」 ξ「お嫌いですか？」 ﾚﾐ「そんなこと言ってないだろ」

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ξ「レミー様、箸が進んでいませんが」 ﾚﾐ「暑くて食欲が湧かない」 ξ「だからこそちゃんと食べて精をつけるのです」 ﾚﾐ「うどんくらいしか食べる気がしないよ」 ξ「……私の料理が、駄目なのですね……私が……」 ﾚﾐ「な、泣くなよ！ズルいぞ！食べる！食べるから泣くな！」

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ﾚﾐ「クシー、この辺で人が来なくて静かな場所って知ってるか？」 ξ「いつものバスティアン屋上ではいけないのですか？」 ﾚﾐ「アルゴーとかが来るんだよ」 ξ「なるほど。皆さん屋上に登る手段をお持ちですね」 ﾚﾐ「能力の乱用だよ、全く」 ξ「さすがですね、レミー様」

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ｱﾙｺﾞｰ「君の体は興味深いな、クシー。もっとよく見せてもらってもいいかな？」 ξ「いっそ潔いセクハラですね」 ﾚﾐ「お前、最っっ高に気持ち悪いな」 ｱﾙｺﾞｰ「待て、俺は純粋に知的好奇心からだな」 ﾚﾐ「クシー、絶対こいつに近づくなよ」 ｱﾙｺﾞｰ「なぜだぁぁぁ！？」

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ﾚﾐ「キャシーがバスティアンに来るって聞いたか？」 ξ「いえ、初耳です」 ﾚﾐ「ならいい。もし来るって聞いたら知らせろよ」 ξ「お出迎えするのですか？」 ﾚﾐ「会いたくないから隠れる」 ξ「そこまで避けなくても」 ﾚﾐ「生意気だしめんどくさいんだよ、あいつ」

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ﾚﾐ「キャシーのやつ、僕のこと子ども扱いしやがって……」 ξ「レミー様はキャシー様が嫌いなのですか？」 ﾚﾐ「後から来たくせに姉貴面してるのが気に食わない」 ξ「弟ができたみたいでかわいいのでしょう」 ﾚﾐ「そういうのが不愉快なんだよ」 ξ「兄弟愛とは難しいものですね」

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ﾚﾐ「ナナのやつ、僕の武器全部持っていきやがって」 ξ「レミー様と同じ武器を使えるのが楽しいのでしょう」 ﾚﾐ「ふん。まあ僕はあいつより年上だからな。多少のわがままくらい聞いてやるさ」 ξ「さすがレミー様。立派なお兄ちゃんですね」 ﾚﾐ「頭を撫でるな！子供扱いするな！」

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ξ「本機のバージョンアップが完了しました」 ﾚﾐ「ビマシにクシーバルカン、ホミレにクシーグレネード…どんなセンスだ」 ξ「追跡型988式レーザー砲です。BFGも改良済みですよ」 ﾚﾐ「本当に全身武器だな」 ξ「温風と冷風の送風機能が付加されました」 ﾚﾐ「お前は家電か」

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ξ「レミー様、旅行ならどんなところがいいですか？」 ﾚﾐ「なんだよ急に」 ξ「いつか来る、気軽に旅行ができる世界に備えまして」 ﾚﾐ「無駄な備えを……まあ強いて言えば、山より海がいいかな」 ξ「では水着のトレンドを調べておきますね」 ﾚﾐ「なんで近々行く予定なんだよ」

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ξ「バレンタインデーというのは、信愛するものにチョコレートを送る日だそうです」 ﾚﾐ「そうか、ありがたくいただくよ」 ξ「あまり日持ちはしないので、早めに食べてくださいね」 ﾚﾐ「わざわざ手作りしたのか？」 ξ「はい。レミー様への愛を込めて」 ﾚﾐ「……恥ずかしいやつ」

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ﾚﾐ「他の奴らにチョコを配りにいかなくていいのか？」 ξ「材料が足りなくて、レミー様の分しか用意できませんでした」 ﾚﾐ「……お前のチョコは、僕にくれたやつだけ？」 ξ「そういうことですね。……レミー様、なぜ顔を背けるのですか？」 ﾚﾐ「ほっとけ。そういう気分なんだよ」

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ﾚﾐ「煎餅、一枚もらうぞ」 ξ「どうぞ。それはざらめ煎餅です」 ﾚﾐ「甘いけどしょっぱい……けど甘い」 ξ「薄味の醤油煎餅と、表面を覆うざらめ、二つの食感を楽しめる一枚です」 ﾚﾐ「キャンディーみたいに表面のざらめだけ舐めたらどうだろう」 ξ「意地汚いのでやめましょう」

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ﾚﾐ「腕が上がらない……」 ξ「筋肉痛ですね。はしゃぎすぎですよ」 ﾚﾐ「あんな軽いダーツなんかで……」 ξ「ひとまずパジャマを着替えましょう。失礼します」 ﾚﾐ「……いっ、痛いっ！変に触るな！」 ξ「我慢してください」 ﾚﾐ「やめっ、いっ、動かすな！痛いってばぁ！」

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ξ「恵方巻きの作法をお教えましょう」 ﾚﾐ「めんどくさいんだけど」 ξ「今年の恵方を向き、無言で食べきる。それだけです」 ﾚﾐ「ふぅん、まあそれくらいなら……」 ξ「もう2度右方向です」 ﾚﾐ「細かすぎない？」 ξ「しっ、無言ですよ」 ﾚﾐ(めんどくさい……)

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帝ﾚﾐ「朝ごはんは米派？パン派？」 ﾌﾛﾚﾐ「普通に米だよ。パンは日持ちしないからね。君は？」 帝「パンのが好きだけど、もっぱら総合栄養食かな」 ﾌﾛ「そうご……何？」 帝「君に伝わるように言えば……食べれる粘土？」 ﾌﾛ「……僕は粘土食べてまで生きたくはないかな」

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ﾚﾐ「なあクシー、向こうの僕は普段から粘土食べてるんだってさ」 ξ「情報の欠落を感じますが、恐らく食べ物を羊羮のように加工したものと推察します」 ﾚﾐ「わかるってことは、作れるのか？」 ξ「サラダ味の羊羮、食べたいですか？」 ﾚﾐ「……やめておくよ」 ξ「賢明です」

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澄「バスティアンに来るのは珍しいですね」 リカルド「昨日、クシーちゃんとのデート権を賭けてじゃんけんしてな」 澄「そして負けて子供の世話係ですか」 リカルド「だがこれで好感度はアップ！次はデートを勝ち取るぜ！」 澄「お馬さん状態でそんなこと言ってもかっこつかないですよ」

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ﾚﾐ「馬鹿だなぁ。クシーにじゃんけんで勝つなんて無理なのに」 ξ「私の高速演算による後出しは、人類を凌駕します」 ﾚﾐ「ま、ガキどもの遊び道具が増えてなによりだ」 ξ「こうやって、レミー様と二人きりの時間を過ごせますからね」 ﾚﾐ「べ、別にそこはどうだっていいんだよ！」

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ξ「レミー様、それはラジオですか？」 ﾚﾐ「ジョナサンがジャンク品から組んだのを貰った」 ξ「ラジオは電波を用いるというのはご存じですか？」 ﾚﾐ「うん」 ξ「私も電波を発することができます」 ﾚﾐ「うん？」 ξ『クシーチャンネル、開設です』 ﾚﾐ「ラジオで喋るな」

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ﾚﾐ「こたつあったかい……。もうこの部屋ごとこたつだったらいいのに」 ξ「こたつに潜れば、全身でこたつを感じられますよ」 ﾚﾐ「はっ、まるで猫みたいだな」 ξ「言いつつも潜ってみるんですね」 ―1分後― ﾚﾐ「暑いし息苦しい」 ξ「それが現実です」

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ξ「大晦日ということで、晩御飯は年越しそばです」 ﾚﾐ「そんな廃れた慣習をよくもまあ」 ξ「色々な意味が込められた縁起物ですから、残さず食べてくださいね」 ﾚﾐ「水菜がやけに多いんだけど」 ξ「旬野菜ですから。残さず食べてくださいね」 ﾚﾐ「嫌いじゃないからいいけどさ」

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ξ「今年もバスティアンで餅つきがありますよ」 ﾚﾐ「僕はやらないぞ。餅は貰うがな」 ξ「今年は餅つき役に羅漢堂さんをお招きするそうです」 ﾚﾐ「それは大丈夫なのか？」 ξ「羅漢堂家で鍛えた腕を見せちゃるばい！と言ってました」 ﾚﾐ「臼と杵が壊れないか心配してるんだよ」

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ﾚﾐ「……クシー」 ξ「起きていたのですか？お体の具合でも――」 ﾚﾐ「手を握ってろ」 ξ「はい」 ﾚﾐ「離すなよ」 ξ「私はずっと、ここにいます」 ﾚﾐ「うん……」 ξ「おやすみなさい、レミー様」

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ξ「レミー様、メリークリスマス！」 ﾚﾐ「……なぜ、トナカイなんだ」 ξ「今年はレミー様がサンタさんとなって、バスティアンの皆さんにプレゼントを配りにいく趣向です」 ﾚﾐ「やだよめんどくさい」 ξ「鏡華様もサンタとして参加しますよ」 ﾚﾐ「しょうがないな手伝ってやるよ」