資料
2010年11月27日(土)
「連続講座 移住者のリアリティ」第4期 - レイシズムを考える
第3回 「ナショナル・アイデンティティと排外主義を規定するもの」金明秀(関西学院大学社会学部教員)
「ネーション・ステートを前提として発想するのはナショナリズムだ、というあたりまえのことを言うのはしかし、たいへんなことのようです」- 池田香代子ブログ:そしてみんなナショナリストになった blog.livedoor.jp/ikedakayoko/ar…
2013-01-27 07:54:26今日の鶴橋のカウンター街宣、「愛国」「国益」について語ってる割合がすごく高い。これ、旧来の左翼の文脈からはだいぶ外れてて新鮮な感じがした。しかも非常にリアル。やっぱりこの問題で「国家としての日本がどうあるべきか」を避けて通ることはできない。
2014-05-18 16:07:02「君たちの行為は、エセ愛国行為だ」という批判は、本物の愛国行為があるという前提でしか成り立たない。「愛国」自体を否定している場合、この言葉は出てこない。「ごく少数の差別主義者のために日本が差別主義の国だと思われてしまう」というのも、ナショナル・プライドを喚起する表現。
2014-05-18 16:15:54なぜレイシズムがアウトか、ということを言うにあたって、傷つく被害者の尊厳回復とともに、社会の公正さそれ自体を回復したいという強い意志が感じられる。その「社会」のスパンは鶴橋という地域社会から、日本という国家にまで及ぶ。そのとき、アンチレイシズムはナショナリズムと交差する。
2014-05-18 16:20:43さらにいま拡声器から「人類の恥」という声が聞こえたけど、この場合は国家を超えて人間社会全体にまで広がる。これって全部、個別のケースについて適切な「社会」の規模を選んで言及してるだけであって、「国家」の部分だけことさらに忌避する必要はないよね、やっぱり。
2014-05-18 16:22:36社会の諸問題への責任意識みたいなものが、ナショナル文脈に置かれることで、より効果的に表現されたり、人々を動員したりすることは現実に起きてるので、古い左翼の人にたまにあるナショナリズム忌避病、みたいなのはズレてるなぁと常々思っている。
2014-05-18 17:23:05ナショナルな事柄への責任意識、みたいなものもナショナリズムという意識の枠組は含むわけでして。その意識の枠組みを抜きにして、例えば、ネトウヨなどを目にして湧き上がる「こいつらを放置してたら、この社会/国はどうなるねん」という問題意識は説明できないよね。
2014-05-18 17:54:47@han_org 補足ありがとうございます。ならば、なおさら意義深いって感じがします。以前から韓国籍や朝鮮籍の人が彼らに向かって「日本の恥」と罵倒するのは目にしてましたが、理屈としても感覚としてもまったく当然という感じがする。あえていえば「ナショナリズムに国籍は関係ない」。
2014-05-18 19:23:53@kdxn ぼくがいいたかったのは、あの場でナショナリズムに訴えかけるスピーチがなされたのは、ザイトクやそれに潜在的に連なる人々に「通じる」言葉を戦略的に用いたためであって、必ずしも素で愛国心を表出したわけではないと思う、ということです。
2014-05-18 19:28:49@kdxn 大方の在日コリアンも日本に対してナショナル・アイデンティティを抱いていますが、それは「本当の愛国者」みたいなレトリックで語られるような単調なものではないので。
2014-05-18 19:30:18@han_org 私もそう思います。私が言いたいのは「在日も日本に愛国心を持っているのだ」という話ではなくて、ああいう輩を批判するにあたり、愛国を動員した語りは論理的で説得力を持つということです。
2014-05-18 19:32:30ありゃ、まさに「在日も日本に愛国心を持っているのだ」という話だと思ったのですが。@kdxn … 私が言いたいのは「在日も日本に愛国心を持っているのだ」という話ではなくて、ああいう輩を批判するにあたり、愛国を動員した語りは論理的で説得力を持つということです。
2014-05-18 19:49:40@unspiritualized そういう風にも当然読めるでしょうけど、力点は国家と地域社会と人間社会全体について同じ理屈がさくっと成り立つということで、そこからことさらに国家を除く意味はやっぱりないよね、という話でした。
2014-05-18 19:57:53@unspiritualized たとえば「在日も日本に愛国心を持っているのだ」というのは、逆にことさらに国家を強調する内容で、そういう意味で感銘を受けたわけではないということです。社会への責任という意味で普通に言えばいいことを、これまで左派は忌避しすぎていたのではないか、と。
2014-05-18 20:01:14もちろん、そこに共感したからこそなんですが。@kdxn そういう風にも当然読めるでしょうけど、力点は国家と地域社会と人間社会全体について同じ理屈がさくっと成り立つということで、そこからことさらに国家を除く意味はやっぱりないよね、という話でした。
2014-05-18 20:01:41「愛国心」というワードを使うとハレーションがあるかもしれませんが、ナショナリズム(論)にも左翼のせいで語られるべき領域がタブーになっているでしょう。@kdxn
2014-05-18 20:03:22たしかに「愛国心」と安易に使ってしまうと無用なコンフリクトを生むでしょうが、一連の貴ツイートを読んでそこに足払いをかけるのはあほだと思います。そして、ナショナリズムには、社会への責任だけじゃなくて、権利や、心情的な愛着もありますよね。@kdxn
2014-05-18 20:08:31