「これからの大学を考える」「大学改革の動向と「学校教育法」改正問題」大河内泰樹、大学と民主主義について考える 國分功一郎 @lethal_notion +白井聡(2014.05.31)についてのつぶやき
國分:大学とは人生の日曜日byヘーゲル。大学は学問を作る場所、学生もそこに参加している。原理的な話まで行ってない今日の大学論。白井:レヴェルが低すぎる。財界人に教養がない?國分:JT会長、疎外論を意外と理解してる。ビジネスで成功するには教養が必要?
2014-05-31 18:01:56「大学は人生の日曜日」だとヘーゲルは言った。18歳からの4年間でも、一生懸命勉強すると、人間は成長する。人は変わらないけれど成長する。ー國分功一郎さん
2014-05-31 18:02:20責任は文科省だけにあるのではない。文科省の意向を忖度して隷従してきた大学執行部が問題。これまで20年の改革の流れに大学人は抵抗してきたのか。ー白井聡さん
2014-05-31 18:08:44白井:自分たちが従事しているのは大衆教育。だとしたら、スーパーグローバルは関係ない。國分: 日本の大学は象牙の塔になったことがない。大学から追い出されるかもしれない? 何となく引っかかってやってく。白井:いつだって大学を辞めていいんだ、と言えるようにならなければ。俺が大学だ。
2014-05-31 18:19:52武闘派・白井さんと、バランスをとろうとしつつ、つられてやっぱり激しくなっていく國分さん。お二人の時事放談をぜひ聞きたい。
2014-05-31 18:33:14大河内泰樹+國分功一郎+白井聡「これからの大学を考える──学校教育法改正案の問題点と大学改革のゆくえ」、終わった。意外と面白かった。
2014-05-31 18:41:58とてもよかった。前ツイートの国会図書館レポートを見ていると尚更改革案が乱暴としか言いようがない“@lethal_notion: “@consaba: 本日「これからの大学を考え「大学改革の動向と「学校教育法」改正國分功一郎+白井聡 daigaku-jiyu.hatenadiary.jp/entry/2014/05/…””
2014-05-31 19:43:25明大のリバティタワー。未だに「サークル等に扮した反社会的組織を見つけたら即通報しなさい」的な張り紙が貼ってあって、何がリバティだこの野郎と思う。
2014-05-31 21:30:35以下、「これからの大学を考える──学校教育法改正案の問題点と大学改革のゆくえ」粗雑なまとめ。 プログラムは以下の通り。 1.大河内泰樹先生による今回の法案の説明と問題点 2.國分功一郎先生、白井聡先生による対談 3.質疑応答 (以下、敬称略)
2014-05-31 22:34:52①まずは30分ほど使って大河内による法案の解説。まとめると、教授会の権限を極限まで削減し、文科省の息のかかった学長によって大学を運営する。大学ランキング重視。また、研究よりも社会での応用を重視するとの安倍ちゃん発言も紹介。
2014-05-31 22:35:05②対談における國分の主な主張1。大学にビジネスの観点を持ち込むと言いつつ、経営学に反する、中央集権的で現場のやる気を削ぐ改革。効率性も低い。/外部委員が評価すると言うけど、学生や先生と話したことのない人が多い。これでは改革の意味がない。
2014-05-31 22:35:25③國分主張2。無茶苦茶な改革案だが上から目線で「馬鹿だなー」とか言ってると、余計に反発を覚える。/新自由主義は哲学的にいえば「分析主義」で人事採用などもそう。スピノザの言う「総合」、全体を一気につかむことが大事。/結局、改革は進むだろうが抜け道を探していくのが大事。
2014-05-31 22:35:35④対談における白井の主な主張1。大学改革は何度も言われてきて、悉く失敗した。おそらく今回もそうだろう。そうなった時、誰も責任をとらない。/この改革案はとんでもないが、教授会がろくでもないのも事実。民主的なシステムでも、動かしてる人間がしょーもない。
2014-05-31 22:35:47⑤白井主張2。大学ランクは英米圏有利なので、おそらく変わらない。/大学は組織としては大きく、現実的には改革が難しい。/上の人が全部決めてるのではなく、ちょっとの脅しに屈する「自発的隷従」がある。/東大のセルカン事件、きらびやかな経歴の外人にころっと騙される。小保方も類似問題。
2014-05-31 22:35:58⑥白井主張3。産学協同ってなら、僕らは売れる本も書いてるし、テレビでもたくさん喋って産業的にも貢献している。なんで理科系ばかり評価する?/「僕らは働きたいのであって働くふりはしたくない」、書類を作ったり媚び売ったりするのは「働くふり」。
2014-05-31 22:36:11⑦会場質問1。Q:今日の話、現場の人の意見としてはわかるけど、そもそも大学とは何かを提起しなければいけないのでは?改革には善い面もあるのでは?(話が長かったので要点つかめず)/國分A:物事を抜本的に解決しようとしてはいけない。現実的には走る巧く電車に飛び乗るしかない。
2014-05-31 22:36:35⑧質問2(私)。Q.質問の前に情報のシェアを。1.現状、私大の中には教授会が実質的に機能していないところがある。2.高ランクのアメリカの大学などは予算規模が全然違うし、大学文化自体が違う。で、質問。アメリカは”MOOC”などで大学が無実化しつつある、これをどう思うか。
2014-05-31 22:37:00⑨質問2続き。國分A:(1について)経営者と現場の人間はなるべく近しい位置で情報交換した方が互いのために良い。白井A:ネットで授業は1つの形ではあるが、実は格差が広がる可能性がある。私は大学の教育を大衆教育というあり方で考えている。中くらいのをもう少し上にするような。
2014-05-31 22:37:21⑩質問3。Q.日本の大学は明治時代の設立当初から実学重視でやってきた。今回、”改革” というが、実のところ、官僚からすれば本来の姿に戻っただけではないのか。國分A:実はその通り。日本の大学が「象牙の塔」であった時代はほとんどない。いつも社会からの要求に応えてきた。
2014-05-31 22:37:40⑪質問3続き。白井A:我々が大学生の頃、早稲田の建物はボロボロだった。それは世の中にはピカピカなものよりも価値があることを教えているようだった。ところが、今はこのリバティタワーも含めて大学の建物はピカピカになってしまった。
2014-05-31 22:37:52⑫その他の質問。「抜け道を探せという話をしたが、まず法案に反対して戦うべきでは?」→國分「その通り、まずは戦うことから話すべきだった。すんません」「まずは横の連帯を。文系と理系で全然違う」→白井「その通り。理系に合わせて改革が進むが、共闘の道を探らなくては」
2014-05-31 22:38:04⑬以上、かなりおおざっぱながら、一応のまとめ。話の順序とか、呼応関係とか、もしかしたらメモが間違ってるかもしれないけど、大体はあってるはず。自分のした質問だけ大幅に補うというズルをしたけど、多めに見てね。
2014-05-31 22:38:20(1)話自体はとても面白かったが、イマイチ、会の位置づけがわからなかった。実際に大学で働く人びとの「決起集会」ならそれでもいいが、それにしては色々な話をしすぎた。また、この問題を考える上での予備知識などがもっとあってもよかったのでは。
2014-05-31 23:06:18