さて、トランスフォーマーVは勇者シリーズ0作目と呼ばれる事もあり、エクスカイザーのルーツなのかもしれないが、その一方でゲッターロボ號のプレ段階でもあるかなとも少し思ったり。
2014-06-01 02:23:25いわばちょうど平成元年に放送されたこの作品だが、90年代のサンライズ、東映アニメのロボット路線へと分岐点。サンライズと東映アニメは何気にスタッフが被っている事が多く、正反対の関係と言うより一種の兄弟のような関係ではないかとも少し思えたり。
2014-06-01 02:25:04勇者シリーズとしてはトランスフォーマーVはマスターフォースからロボット群衆劇へと原点回帰したが、それまでの作品以上に人間とロボットの間に結ばれた絆が強調されている点が特徴的。ここら辺エクスカイザーとコウタ君の関係と大まかな点では似ている。
2014-06-01 02:26:25最も人間とロボットの絆の描き方は結構正反対。エクスカイザーとコウタが出会うところから物語が始まり、お互いの世界や知恵を理解しながら絆を深めていく”友達”のような関係だったが、スターセイバーとジャンは、既に絆が深い状態から始まり、ジャンを親代わりとして見守ってきた親子のような関係。
2014-06-01 02:28:30この似たようで異なる絆の描き方だが、コウタが普通の家庭で育ち家族と友人もいる一般的な少年だが、ジャンが家族を失い今まで宇宙を家代わりにサイバトロンに育てられていたが、地球での生活を殆ど知らない現実からやや離れた所がある少年と立ち位置も異なる。
2014-06-01 02:33:29なので、コウタが日常の世界に足をつかせながら宇宙からやってきた友人と絆を深めるならば、ジャンが親代わりとの絆を元に宇宙の世界から現実の世界へ溶け込んでいくといった感じかなと。
2014-06-01 02:35:03最もこれに関しては、どちらが良いとかというよりも、これはこれでといった感じで楽しめそう。スターセイバーとジャンは親子のような関係、サイバトロン戦士とは家族のような関係。 pic.twitter.com/AeHMPD1yQy
2014-06-01 02:36:34この件は3話で明確に判明するので、1、2話では説明がなく宇宙ステーションの所員としてジャンが他のTFと共に活躍している姿は結構驚いたりとか。ただジャンは視聴者の子供を投影するキャラとして、こんな活躍も出来る!とちょっとした憧れを照らすキャラとしての役割もあるのかもと。
2014-06-01 02:37:51あと実際玩具の際に流用されたらしい恐竜戦隊の皆さんはガイスター四将を彷彿しない方が無理がない。郷里さんはどちらにも出演されている。
2014-06-01 02:38:37この恐竜戦隊では部下に対しては親分として威張るが、窮地に追いやられたりデスザラス様を前には腰が低くなってしまうというシマらない(結構憎めないのだが)ゴウリュウと、絶対ワンテンポ出遅れるカクリュウとの漫才のようなやり取りが楽しい。
2014-06-01 02:39:53またゴウリュウが本当にリーダーとして慕われているか怪しい辺りのやりとりが面白く、第1話でスターセイバーを前にして「1対6なら勝てる!やれー!」→「ボスが先に行ってくださいよ」→「ボスを置いて抜け駆けなんてできないですよ」辺りに笑えた。 pic.twitter.com/4fw7yTGgpq
2014-06-01 02:41:41渋々部下達がやけくそで突撃を仕掛けたら……サイズ差を前にあっさりと敗北。 pic.twitter.com/Ya53TbkTw5
2014-06-01 02:42:33正直デストロンの尖兵としてマスターフォース同様容赦なく人間を襲うデストロンの面々なのだが、想像以上にユルすぎるからか、妙に憎めない印象がある。襲うにしろマスターフォースの頃と比較すると大分マイルドになったかもしれないが。
2014-06-01 02:43:43またサイバトロンのメインチームは、スターセイバー、残るブレインマスター三銃士、マルチ戦隊、(+ホーリー)と別れており、チームごとで合体するギミックもエクスカイザーでのレイカー兄弟やマックスチームに通じる所か。
2014-06-01 02:44:45こっちは最初からスターセイバーの仲間として、またジャンの家族として溶け込んでいる印象がある。ブレインマスターの3人はベテラン戦士としてスターセイバーとの戦友であり、ジャンのおじのような関係、マルチ戦隊はまだ若い事もありジャンとの絡みの方が印象が強く、彼の兄のような関係か。
2014-06-01 02:46:10といったところがエクスカイザーへ関係性のある点かと少し感じた。ゲッター號へと繋がる点とすれば、スタッフ面が特に顕著か。
2014-06-01 02:47:34第1期和製TFシリーズのチームがゲッター號へとそのままスライドしている事情もあるが、横山&吉田両プロデューサー、星山さん、大島さん辺りはどちらの作品でもメインを張られている。Vでは主題歌の作曲を宙明先生が担当され、(マジンガーとゲッターの件もあるが)ゲッター號でも宙明先生だった。
2014-06-01 02:49:30全く偶然だと思うが、Vでこてこてのスーパーロボットテイストの主題歌へ回帰する試みが行われ、ゲッター號でもちょうどその路線が継承されたかと。
2014-06-01 02:50:04またVではそれまでの4作では見られなかったデフォルメ化されるTFの姿がアイキャッチで描かれ、たまに本編でもデフォルメ化される。この試みもゲッター號で継承されているかと。 pic.twitter.com/wrtw5ZVbEP
2014-06-01 02:51:09そしてエクスカイザーでは継承されなかった特殊な少年の点はゲッター號でのゲッターチームの描写の方に継がれたかと。またトランスフォーマーVはガチでデストロンが市街地を破壊していくがこの点もエクスカイザーにない苛烈さであり、このコテコテのロボットものの敵が備える苛烈さも継がれたかと。
2014-06-01 02:52:48といった所だろうか。それ以外の点ではトランスフォーマーVのメカニックはどれもギミックの多さでちょっとワクワクさせられてしまうが、そのギミックを1話の中で容赦なく注ぎこもうとしている所が惜しい。一長一短である。
2014-06-01 02:56:09この件に関しては本編を見て感じた事だが、ブレインマスターの面々が大型ボディを装着するシーンは、パイロットがコクピットに搭乗するシークエンスをロボットで再現したような凝った試みを感じ……
2014-06-01 02:57:28またスターセイバーはこの大型ボディを着込んだ後もさらに別パーツを着こむことで二段合体が可能となり、ついでにその別パーツを戦闘機やメガライダーの要領で運用する事が出来る幅広さも見せる。 pic.twitter.com/eSv6rHICnD
2014-06-01 02:58:32マルチ戦隊の面々は二体の小型マシンに分離して、さらに小型ロボットに変形し順番を入れ替えての再合体でまた別のロボットへなれるプレイバリューの幅広さを持ち、デストロン側ではブレストアタックで現れる小型メカの変形も楽しめる。
2014-06-01 02:59:51