2014年度アート・ドキュメンテーション学会年次大会 シンポジウム「芸術アーカイブと上野の杜連携」
[報告5]15:30-16:00
「東京文化会館音楽資料室の「これまで」と「これから」」
後藤尋繁(東京文化会館 音楽資料室 司書)
五人目は後藤尋繁氏(東京文化会館音楽資料室司書)による「東京文化会館音楽資料室の「これまで」と「これから」」です。 #JADS2014
2014-06-07 15:40:26後藤:東京文化会館は1961年4月に開館。音楽ホールとしての特色としては「奇跡的とも言われる音響の良さ」「音楽の殿堂」が挙げられる。 #JADS2014
2014-06-07 15:42:24後藤:東京文化会館の音楽資料室は国内では数少ない音楽専門の公共図書館である。 #JADS2014
2014-06-07 15:43:04後藤:2007年にNACSISに参加し、インターネット上でのOPACの公開を始める。 #JADS2014
2014-06-07 15:44:01後藤:特徴的なサービスとしては、オーケストラ・吹奏楽パート譜のアマチュア団体への室外貸出がある。 #JADS2014
2014-06-07 15:45:23東京文化会館音楽資料室の公式ツイッターアカウント。→ @tbkmlibrary #JADS2014
2014-06-07 15:49:12後藤:1961年4月の開館当初からの公演情報を検索可能な「東京文化会館アーカイブ」を公開した。 i.t-bunka.jp #JADS2014
2014-06-07 15:51:52後藤:このデータベースは2011年の開館50周年を記念して企画化されたもの。世界中どこからでも誰でも検索が可能になった。 #JADS2014
2014-06-07 15:53:01後藤:『レコード芸術』『ステレオ』編集長の故辻修氏が収集していた音楽関係写真も保存している。この資料もデジタルアーカイブを計画している。 #JADS2014
2014-06-07 15:58:30後藤:「上野」という立地を最大限に活かす工夫を考える。(1)日本有数の一大アート発信・集積地であるため、芸術分野の協同レファレンスが可能になる、(2)上野周辺施設の総合横断検索を考えることもできる。 #JADS2014
2014-06-07 16:00:39後藤:大学教育との協同や、芸術にかかわる研究者・専門家との連携もできるはず。 #JADS2014
2014-06-07 16:01:41後藤:雑誌記事のデジタルアーカイブの目的には、(1)検索の利便化、(2)資料劣化への対策、(3)保存スペースの確保、(4)アクセスの利便性向上、などがある。 #JADS2014
2014-06-07 16:05:42[討 論]16:00-16:50
会場から山田氏へ:国内外を問わず、アーカイブを発信して教育研究に活用することについての考えを伺いたい。 #JADS2014
2014-06-07 16:24:45山田:ほかの教育機関との連携は考えており、同じような仕事をしている機関の調査はしているが、東京藝術大学ほど映像資料を持っているところはほかに見られないため、まだ連携は進んでいない。
2014-06-07 16:24:55北郷・木本:何点存在するのかについての確実なことは言えないが、いくつかの博物館・美術館にあることは確認している。 #JADS2014
2014-06-07 16:28:22会場から村田氏へ:寄贈者の名前は大事だと思うが、寄贈者の名前はどれくらいわかっているのか。 #JADS2014
2014-06-07 16:30:25村田・田良島:寄贈者のデータは管理しているものもあるが、把握や調査が難しいところもある。昨年度に科研費を取り、館史をつくる計画を進めているが、その調査の過程で明治期のものから明らかにしていきたい。ただし、個人情報が絡むので難しい部分もある。 #JADS2014
2014-06-07 16:32:43