榊一郎先生の「リアルとリアリティ」の考察議論

3DCGを発端にして、それぞれの人が物語から感じる「リアリティ」について考察した話です。 (備忘録レベルのまとめ方なので…)
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榊一郎@来年のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

あれって、スターウォーズ以前のSF映画って、あんまりああいう「ごてごて感」無かった印象。例えばスタートレックのエンタープライズ号とか(TV版ね)。ただ、流線型ののっぺりした宇宙船表現が主流だった時代に、いかにも「視聴者が視て分かる工業製品」ぽい記号が山の様にくっつけられた

2014-06-08 12:04:29
榊一郎@来年のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

スターウォーズの宇宙船は、圧倒的な「リアリティ」=「本当にありそうに見える」感があった。でもって以後、ああいう宇宙船描写が増えて、結局、スタートレックですら新作で、そういうデザインが取り込まれ始めてるのは御存知の通り。つまり、スターウォーズで育ってきた世代にとって、

2014-06-08 12:06:12
榊一郎@来年のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

「宇宙船のリアリティってこういうもの」的な刷り込みがある程度行われた結果、「リアリティ」の判断が、そっち側に寄ってきてんじゃないかとか。確かスタートレックの映画版の第一作だったか、SF考証とデザイナーさん達が考えた「23世紀の艦橋」ってのがあったのだけど、

2014-06-08 12:08:20
榊一郎@来年のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

殆どがタッチパネルや何やで占められていてやたら凹凸に乏しいデザインになったと。しかし、脚本家や監督の要望で、「非常時にスコット機関長がレバーに身体全体でしがみついてくれないと、緊迫感が出ない」とかそんな理由で、敢えて、機械式スイッチを大量に造ったとか。これも「リアリティ」ですね。

2014-06-08 12:09:57
榊一郎@来年のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

要は、エンターテイメント作品における「リアリティ」とは、お客さんが白けない為の雰囲気作りが最優先であって、逆に言えば大多数のお客さんが「なにこれ?」と戸惑うばかりで、ごく一部の知識と、高い考証力を持った専門家しか「なるほど!」と膝をうたないような表現は、リアルではあっても、

2014-06-08 12:12:03
榊一郎@来年のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

リアリティ表現としては失敗してる、と考える事が出来る訳ですよ。勿論、その「一般の圧倒的多数のお客さん」の知識と考証力をどの辺りに設定するのか、これはもうターゲットたる客層と、時代や国によっても違ってくるので、そこをどう判断するかが問題になる訳ですが、少なくとも、

2014-06-08 12:13:39
みかげ @mikage_rabukage

@ichiro_sakaki 個人的には「葬式でひたすら泣いてるのがリアリティ」で「一部の時間を除いて雑談や事後処理の話したり、冗談も飛ばすのがリアル」だなぁって感じです。 まぁ創作の葬式って非業の死だったりする場合が多いので仮にリアルでも泣きメインになる要素は大きいでしょうが。

2014-06-08 12:14:51
榊一郎@来年のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

一時期の某ビデオシリーズにあったような「銃オタは喜ぶけど、一般人的には本当にどうでもいい表現」をやたら強調していた表現手法は、銃オタにのみ売る積もりであったのならば問題は無い(事実私は喜んで視てた)けれど、まあ、一般には売れたりはせんだろうなあと。リアル、が足を引っ張るというか。

2014-06-08 12:16:01
榊一郎@来年のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

事ほど左様に、リアルとリアリティは似て非なるもの、リアリティとはお客さんに向けての技法が生み出す空気であって、イコールで必ずしも結ばれるもんじゃねえですよ、という、結論からいえばただそれだけのつまらん話ですが。おそまつ。

2014-06-08 12:17:39
ぴえーるP @ 仕事多忙ちぅ @Pierre_Producer

@ichiro_sakaki どの顧客層にターゲッティングするかという難しさが、そこに御座いますよね(´・ω・`) 多くの人にドッカンドッカンと受けるのを目指すべきか、ニッチを突き詰めていくべきなのか……

2014-06-08 12:19:12
榊一郎@来年のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

@Fujimoto_shi リアル、ではなくてリアリティ、ですか? リアリティとは私が理解している限りでは「現実っぽさ」なのでお客さんの没入感は増えますから(白けない)、他の要素はあるにしても、一面の真実ではあるかと。それを全ての作品に一律に適用は出来ない訳ですが。

2014-06-08 12:20:34
みかげ @mikage_rabukage

@ichiro_sakaki あと宮さんと武道家甲野善紀の対談で宮さんが「実際の武術の動きは地味だから画面映えしない」と言っていた記憶もあります。

2014-06-08 12:20:39
榊一郎@来年のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

@takivictory まあ、違和感の話をしだすと本当に、「誰にとっての違和感を最も重視するか」になりますしね……難しいです。

2014-06-08 12:21:23
榊一郎@来年のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

@so__hei 小説は現実よりも奇なり、なんて言葉もありますし、突き詰めていくと、色々面白そうではあります。

2014-06-08 12:22:12
たいあしいか💉×7 @Tirthika

@ichiro_sakaki 「リアリティ」とカタカナの外来語を使うから意味をつかみにくくなるのであって。日本におけるリアリティの意味は「現実ぽい」でないかと。

2014-06-08 12:22:22
我乱堂 @SagamiNoriaki

@ichiro_sakaki 突き詰めれば、リアリティというのは「作品と読者をつなぐための要素」ということなのですねー

2014-06-08 12:23:27
榊一郎@来年のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

@Mpochicrown そうそう、まさにそういう話ですね。ゴジラにしてもタイガー戦車にしても。それこそイグアナ飼ってる人が、「本来の」ゴジラ視ると違和感覚えますけど――とか。そもそもアレを爬虫類の知識で理解していいのかとか、色々ありますがw

2014-06-08 12:23:30
榊一郎@来年のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

@mikagerobeppu 確かに、創作上での葬式は、「悲しい場面」の記号みたいなもんですしね……

2014-06-08 12:24:14
たき @takivictory

@ichiro_sakaki いやまあ、「それは置いといても面白い!」作品なら喜んで見てるんですけどねw つまらない上に描写も作画も…な作品には愚痴が先に出ます(ー ー;)

2014-06-08 12:24:58
榊一郎@来年のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

@Pierre_Producer 仰る通りかと思います。ニッチを突き詰めていくのもそれはそれでありというか、新しい市場が開拓されたりもするので、バカにはできんのですが。余裕のある創作者にしかできないだろうなあとかw

2014-06-08 12:25:00
サキュエル 半熟サキュバス サキュ手裏剣オメガ&シグマ発売中♪ @Succuel

@ichiro_sakaki 実際にこの構え方で銃撃してる映像を見て驚いたキュ💦 嘘から出た真にゃ♪ pic.twitter.com/YsxYcAdjNw

2014-06-08 12:25:39
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榊一郎@来年のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

@mikagerobeppu そもそもプロレスでも真剣勝負(セメント、でしたっけ)は一番、テレビ映えがしないんだという話ですね。でも多分、リングサイドで見ていると、迫力が全く違うんだろうなあとか。<視覚映像以外の情報の入力による現実感補正

2014-06-08 12:26:14
榊一郎@来年のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

@Tirthika そうなんですが、妙に安っぽくとられるのが悩みの種でw<現実っぽい

2014-06-08 12:26:39
みかげ @mikage_rabukage

@ichiro_sakaki 創作の葬式で普通に雑談とか悲しみを紛らす目的じゃない冗談飛ばしてたら逆に「なんだこいつ」って感覚になりますものね。 そういう意味ではリアルの方が場面の意味を追求しないというか、ある意味「いい加減」だなと。

2014-06-08 12:27:23