第三者監理の話からシリカホワイトの話まで

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gelsy @gelsy

設計と監理が同じ会社じゃないほうが良い、というのは、ゼネコンの設計施工の場合も、第三者の監理を立てるべきだという話ですよ。もちろんのことですが。

2014-06-11 18:42:53
gelsy @gelsy

まあ、私が言っているようなケースは、設計者の技術的、倫理的レベルが施工者よりはるかに高い場合には起こり得ない話なので、TLの皆様には縁のない話ではあるのですけどね。

2014-06-11 18:47:51
gelsy @gelsy

ただ、姉歯の事件は、その設計会社の倫理的レベルそのものが問われたわけですから、第三者監理の義務化というのは、議論の対象にすべきだったんじゃないの?と。

2014-06-11 18:52:53
Taku Yoshikawa @liquidskydive

@gelsy @Ryo_Archi 監理が設計か第三者かに関わらず、採用を躊躇するような設計変更が前提のVE案であればきちんと減額分のいくらかを設計変更料に充てるのが筋で、その上で受け入れられないのであれば設計としてVEを採用出来ないと表明すればいいこと。続く

2014-06-11 18:55:22
Taku Yoshikawa @liquidskydive

@gelsy @Ryo_Archi 監理と設計の業務がきちんと分けて考えられるようになるのは良い事だと思うけど、そうなる場合は設計変更に対する対価が支払われることも前提にならないと変だな…というのが設計(監理)側の気分です。今はサービスで監理の中でやってるだけで。

2014-06-11 19:03:23
gelsy @gelsy

@liquidskydive さっき挙げた例では、施主が聞いたら、躊躇なく絶対飛びつくような提案を想定してもらえればよいかと。@Ryo_Archi

2014-06-11 19:04:36
gelsy @gelsy

@liquidskydive 設計変更料はVEの中からちゃんと出るとしましょ。でも、それを受けるマンパワーはない、と。@Ryo_Archi

2014-06-11 19:07:59
gelsy @gelsy

まあ、そんな壮大なケース想定しなくても、現実にいろんなものを握り潰されてるんですけどね、ぼくらは。

2014-06-11 19:09:53
sttts @s_tomokazu

今日はシリカホワイトとマイクロシリカのどちらを採用するかを現場も発注者も監理者も悩んでいて、でもそろそろ方針を出さないといけない、ということで設計者の僕も交えて現在の状況・試験練りの結果、そして実際にそれらの添加剤を使った建築の視察に行ってきた。

2014-06-11 19:14:27
sttts @s_tomokazu

すごく簡単に言うと、僕らは設計段階からシリカホワイトを使う予定で、設計図にも仕様をスペックしてあったし、見積り段階でもその単価を見込んでた。ただ、請負と生コンプラントが「シリカホワイトではスランプロスが大きすぎて品質が担保できない。マイクロシリカなら大丈夫」って言ってきた。

2014-06-11 19:15:45
sttts @s_tomokazu

けど、シリカホワイトとマイクロシリカは同等品ではない。

2014-06-11 19:16:56
sttts @s_tomokazu

そして面白いことに、シリカホワイトはコンクリートに添加すると、その名の通りコンクリートの肌が白くなる。逆に、マイクロシリカは黒くなる。違いは色だけじゃなくて、前者はシリカ鉱石っていう天然材が主成分で、後者は電気炉から発生する副産物。どちらもポゾラン反応を起こす、という意味では同じ

2014-06-11 19:20:19
sttts @s_tomokazu

そしてコスト的にはシリカホワイトは高価であり、マイクロシリカは相当安い、とのこと(僕らはシリカホワイトしか見積りを取ってないので分からないけど、比較の対象にならないぐらい安い、ということだけは聞いた)

2014-06-11 19:21:22
sttts @s_tomokazu

で、そのシリカホワイトとマイクロシリカ、躯体防水性や塩害に強くなるということと、小さなクラックであれば自己修復するっていう効果があって、少し前から建設されている津波避難タワーで注目され初めて、現場でも採用されている。僕らはそれとは別の建築だけど、シリカを採用することにしてた。

2014-06-11 19:23:08
sttts @s_tomokazu

で、いくつかの津波避難タワーの現場でシリカホワイトを採用されて、またある現場ではマイクロシリカを採用して、ある一定数が出揃ったんだけど、一連の津波避難タワーではマイクロシリカを採用した躯体の品質がすごく悪かった。シリカホワイトは抜群に良い訳ではないけど、悪くはなかった。

2014-06-11 19:24:40
sttts @s_tomokazu

その話を聞いて僕は「やっぱり副産物と天然鉱石では違うのかなぁ」ぐらいに思っていたのだけれど、別の津波避難タワーのシリーズではシリカホワイトがうまくいかず、マイクロシリカがうまくいったという実績も出て、現場も含め、じゃあどっちを採用すれば良いのかが分からなくなっていた。

2014-06-11 19:26:24
sttts @s_tomokazu

これらの一番の問題は、スランプロスが大きい上に、短時間で起きてしまうこと。そしてシリカホワイトの方がより顕著に数字として現れるということ。例えば36N-18-20ぐらいで試験練りするとスランプ18のコンクリートが45分後に10〜15ぐらい。マイクロシリカの方はそれほどではない。

2014-06-11 19:28:00
sttts @s_tomokazu

このスランプロスを持って、生コンプラントは「品質を保証できない」と言っている。しかし、別の現場では特に問題なく、きれいな白いコンクリートが打設できていた。この違いは何か。

2014-06-11 19:29:03
sttts @s_tomokazu

色々と調べたけど今のところの結論はこれ。1.シリカホワイト・マイクロシリカ共にプラントとの相性がある。2.フライアッシュセメントを採用した現場ではどちらもうまくいっている。3.うまくいった現場では、現着スランプ値を大きめに設定していた。4.うまくいった現場は砂の配合を変えていた。

2014-06-11 19:31:46
sttts @s_tomokazu

まず今回の現場では特記仕様書でスランプ値の上限を18.5までにしてあったんだけど、それをシリカを採用するコンクリートに関してはキャンセルして共通仕様書通りの+2.5まで許容する。かつ、仮に+2.5以上となった時のために、試験練り段階で21や22ぐらいのコンクリート強度も確認する。

2014-06-11 19:33:44
sttts @s_tomokazu

試験練りの段階で強度の発現が確認できたら、仮に+2.5を超えた場合でも打設OKとする、ということで再度、生コンプラントと協議をすることになった。

2014-06-11 19:34:31
sttts @s_tomokazu

僕が今日の打合せで言いたかったことは「今回の設計の意図は『シリカ』と名のつくものを入れれば良いというものではなく、シリカホワイトまたはその同等品で、同じ効果が得られることが目的なのである。生コンプラントができないというならできる方法を。それでもできないと言うならプラント変えろ」

2014-06-11 19:36:07
sttts @s_tomokazu

生コンプラントに合わせて僕らは設計しているわけではない。

2014-06-11 19:36:25
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