トークセッション「地域独自のアーティスト支援は可能か?全国事例を踏まえて」まとめ

トークセッション「地域独自のアーティスト支援は可能か?全国事例を踏まえて」(平成26年6月14日14:00〜16:00、於ギャラリー比企 produced by Picaresque)のまとめです。 東京は中目黒のギャラリーに、福井・熊本・愛知・関西のアート関係者が集いました。
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Arts Audience T…ロプロプ @loplop_org

櫻井「そんな状態から、郊外のショッピングモールを中心にNPO法人アートスイッチの活動を始めた。そのうち拠点が欲しくなったので町屋を借りて、自身の妻が服屋を構えながら、その奥で3畳のホワイトキューブを作り『新町三畳美術館』とした。いまでも層は薄いので持ち込み企画はないが(続く)」。

2014-06-14 14:54:21
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櫻井「(続き)自分が紹介したい作家を中心に、企画展を年に4~5回おこなっている。(プロジェクト『城下町大遊戯』について)地元の青年団から町屋の利用を打診され、実施した。できれば尖ったものをやりたかったが、実際ムリなので、町の歴史性とからめた作品とするようテーマを設けた」。

2014-06-14 14:57:17
Arts Audience T…ロプロプ @loplop_org

櫻井「その後、るろうに剣心のモデルがいた町だと分かったので、それをテーマに地区の能楽堂で演劇を市民が演じた。地域のコンテキストで繋げれば、地域の人もノってくれる。このほか、百貨店(の売り場の中に)にファッションとアートを持ち込む企画展も実施している」。

2014-06-14 15:03:49
Arts Audience T…ロプロプ @loplop_org

櫻井「その企画展は3都市を巡回したが、そのパッケージを通じて作家や熊本に興味を持ってくれる人もいたので、これを継続していくことで各地に(作品を買ってくれるかもしれない)支援者が増えていくように思う」。/ここまで、NPO法人アートスイッチ・櫻井栄一さんのお話しでした。

2014-06-14 15:06:06
Arts Audience T…ロプロプ @loplop_org

つづいて、Picaresque・松岡詩美さんが登壇。/松岡「なぜ日本人はアートをあまり買わないのか、疑問だった。住み開き的な取り組み“ウチコレ”、宝くじ的な取り組み“ゼロネロ”、作品を廉価にレンタルできる取り組み“アトカリ”などを手がけている」

2014-06-14 15:19:17
Arts Audience T…ロプロプ @loplop_org

松岡「アートに興味がない人が関われるようになればいい。(今の展示について)作家オオサコトモコの一人展。Picaresque では作家と二人三脚で、どうすれば作家として自立できるのか考えていきたい。彼女をどうすれば支援できるのか、略歴を紹介しながら(パネラーや会場と)考えたい」。

2014-06-14 15:22:16
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松岡「オオサコさんのポイントは、①専門学校卒=西洋美術の教育を受けていないこと、②ドローイングのべ売上30点/25~30万円、③村上隆、蜷川実花、草間彌生などに関心・憧憬があること」。オオサコ「これまではイラストレーターとして活動してきたが、今後はアーティストとして活動したい」

2014-06-14 15:28:01
Arts Audience T…ロプロプ @loplop_org

オオサコ「身近な人の死を考えたときに、アーティストになりたいと思った。テーマを《生命》として表現しつつ、理想の10年計画を立ててみた(※10年計画をスライド掲示。具体的な展示プラン、プロダクトの仕事、展示ツアー、国外展開などに言及)」。

2014-06-14 15:34:03
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田中「非常に初々しい印象を受けた。ここからは自由なディスカッションとしたい。自分が以前受けた相談を思い出した」。櫻井「ウチと似ている。稼ぐことを重要視しないことをやりつつ、稼ぐことを重要視している。その経験から言えば(続く)」

2014-06-14 15:41:09
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櫻井「10年で認められるのはなかなか難しいかも知れない。早く世に出るためには、これから上を目指してると一緒に集団になると強いと思う。個性があるひとたちが、さらに集まることが重要」。武藤「櫻井さんの言うとおり、仲間を見つけるといい(続く)」

2014-06-14 15:42:23
Arts Audience T…ロプロプ @loplop_org

武藤「(続き)くわえて、むずかしい表現になるが、女性アーティストはいわゆる天然系が多い。イベント・物欲系じゃない計画やビジョンに向かえるといいのでは」。田中「いい意味では届く目標、実現可能なことが計画になっているとも言える」。(※投稿者が発言しているため中断します…)

2014-06-14 15:48:48
Arts Audience T…ロプロプ @loplop_org

参加者「実際に生活を支える上でマネタイズできそうな計画なのか?」。田中「現実的にお金が生まれそうな項目も多い(例:CDジャケット、プロダクト、ラッピング電車など)。今風ではある」。/(アーティストへの支援について)松岡「なぜ支援が必要なのかと云う意見もある(続く)」

2014-06-14 15:52:30
Arts Audience T…ロプロプ @loplop_org

松岡「兼業するバイトが気分転換になると云う作家もいるが、制作一本で食えると云うのにも意味がある。地域によって適切な支援は違うが、さきほど出てきた《仲間》ができることを手助けするのも一つの解かもしれない」。武藤「“支援”と云う言い方ではなく(続く)」。

2014-06-14 15:55:05
Arts Audience T…ロプロプ @loplop_org

武藤「(続き)自分の表現ととらえて、やりたいことをやっていると考えると、作家との距離も近くなるし関係もよくなるのでは」。松岡「普段からそう意図して“支援”と云う言葉を使っているのか」。武藤「作品が売れたとしてもそれは単なる消費で、自分が生きていく意味に繋げられるのか(続く)」。

2014-06-14 15:57:13
Arts Audience T…ロプロプ @loplop_org

武藤「(続き)そういう環境を作っていけるのか、あるいは飛び込んでいくのか。アーティストに片足を突っ込んで生きていくとは、そう云うことかもしれない」。田中「作品とは通常、一般には流通しないもの=その人がずっと持って生きていくもの(続く)」。

2014-06-14 16:01:28
Arts Audience T…ロプロプ @loplop_org

田中「(続き)中間支援の場では、コアなファンを作るよう作家にはよく伝えている」。/以上で2部終了となりました。数日中に、前掲のトゥギャッター(※参照→ bit.ly/1xXvPKN )にまとめたいと思います。TL をお邪魔しての連投、お目汚しでした。。。

2014-06-14 16:06:38