足尾~松木渓谷(131228@ks_sato)

@ks_satoによる足尾~松木渓谷の旅行記。 google mapによる地図はこちら https://mapsengine.google.com/map/edit?mid=z1JKwGzXtHKo.k3wrWY53sHq8
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SATO Keisuke @ks_sato

年末12/28、栃木県足尾(現在は合併して日光市になっています)に一人旅、というか探検に行ってきました。しばらく #足尾旅 のタグで連投します。

2014-01-03 00:45:23
SATO Keisuke @ks_sato

自動車に乗らないので、自宅のさいたま市から足尾に日帰りするのは無理があります。そのため、12/27に群馬県桐生に宿泊。翌日、桐生から足尾を目指します。桐生に宿を取った理由は、足尾に行く唯一の電車・わたらせ渓谷鉄道の出発駅だから。 #足尾旅

2014-01-03 00:47:12
SATO Keisuke @ks_sato

わ鉄は1~2時間に1本しか走ってない。寒くない時期はトロッコ電車も走ってますが、12~3月は寒いので、それもなし。そのため、観光客もぐっと減ります。桐生から足尾までは一時間半くらい。 #足尾旅

2014-01-03 00:49:29
SATO Keisuke @ks_sato

7時すぎに起床、駅前のビジネスホテルを出発し、コンビニでおにぎりを買い込み(足尾での食糧調達は難しい)、桐生駅で駅そばを食べ、0808桐生発のわ鉄に乗車。トロッコ列車でないわ鉄は、1両ワンマン編成です。 #足尾旅 pic.twitter.com/PAYwAWRnRt

2014-01-03 00:52:00
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SATO Keisuke @ks_sato

桐生市街地を走る間は、部活に行くと思しき数名の高校生もいましたが、市街地を離れれば、1両編成の列車には、僕を含めて5人くらいの乗客しかいません。途中、いくつかの駅で長めの停車があります。 #足尾旅 pic.twitter.com/t0Km5rvzxf

2014-01-03 00:54:20
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SATO Keisuke @ks_sato

神戸(ごうど)駅など、風情ある駅舎が多いのがわ鉄の魅力。車内でおにぎりを食べ、0931、終点の間藤駅に到着。なお、足尾銅山観光には、二つ前の通洞駅のほうが便利。足尾は標高が600~700mなので、当然、寒い #足尾旅 pic.twitter.com/dreUsPBK7k

2014-01-03 00:58:00
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SATO Keisuke @ks_sato

間藤駅を下りるや否や、鉱山的世界がお出迎え。足尾の土地の大半を所有しているのが、古河鉱業およびそこから派生した古河の各種系列会社。間藤駅前にあるのも、古河の鉱山関係の施設。 #足尾旅 pic.twitter.com/HBhzYD9GYM

2014-01-03 01:08:50
SATO Keisuke @ks_sato

かつては日本一、いや世界一の銅山として名を馳せた鉱都・足尾の現在。これは、間藤駅周辺からかつての足尾鉱山の中心部方面を見た様子。僕の目的地も、そちらです。 #足尾旅 pic.twitter.com/rPK9r4gyeN

2014-01-03 01:09:58
SATO Keisuke @ks_sato

わ鉄終点間藤駅から先、2~300mにかけて、足尾本山駅に向かう貨物線(今は廃線)が残っています。 #足尾旅 pic.twitter.com/qsigInCqPU

2014-01-03 01:11:53
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SATO Keisuke @ks_sato

そもそもなぜ冬の足尾か?それは、足尾の各地で見られるこの風景を見たかったから。見ての通り、足尾の山はほとんど植物が生えていない。その原因は主にかつての銅山の「煙害」。一世紀前の煙害がいまだに足尾の山にその傷を残しているのだ。 #足尾旅 pic.twitter.com/ZfIlM4Gy1R

2014-01-03 01:16:08
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SATO Keisuke @ks_sato

もちろん、煙害だけが原因ではなく、鉱業用の植物の伐採+煙害による植物の枯死+植物減少による土壌流出+明治期の大火、といった複合的原因なのだけれど、すべてが鉱山と無縁ではない。だから、冬はその岩肌が露呈し、日本離れした景観を呈する。 #足尾旅

2014-01-03 01:18:36
SATO Keisuke @ks_sato

足尾銅山というと、下流の鉱毒事件ももちろんあるが、上流においても、直接的な被害が自然に残っている。国内においてダークツーリズムというなら、足尾もその場の一つに加えなければいけないと思う。 #足尾

2014-01-03 01:20:52
SATO Keisuke @ks_sato

現在も操業をつづける足尾精錬所。ただし、もう銅の精錬は行っていない。おそらくは、硫酸関係の精製のみ。この足尾精錬所も当然、古河鉱業所有。 #足尾旅 pic.twitter.com/PEqn0xxsu8

2014-01-03 01:24:10
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SATO Keisuke @ks_sato

ただし、現在稼動中の足尾精錬所は、煙害の元凶となった施設ではなく、むしろ、煙害の起こらない精錬方法を世界で初めて使用した施設。脱硫設備を備えた大煙突(かつては4本あったらしい) #足尾旅 pic.twitter.com/Qrr7fuvBzw

2014-01-03 01:26:31
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SATO Keisuke @ks_sato

僕は以前も足尾に来たことがあるけど、初めて足尾のこうした風景を見たときの印象は忘れられない。 #足尾旅 pic.twitter.com/9tQtskt121

2014-01-03 01:29:37
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SATO Keisuke @ks_sato

かつて足尾銅山で働く古河社員の社宅があったところ。今は、ただの草むらになっている。この黒いレンガは鉱山特有の「カラミレンガ」と呼ばれるもの。精錬の過程で出る不純物(カラミ)を煉瓦に混ぜ込んで焼成し、防火性に優れる。 #足尾旅 pic.twitter.com/2bYUnTKawo

2014-01-03 01:33:47
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SATO Keisuke @ks_sato

間藤駅から30~40分ほど歩くと、巨大な砂防ダムが見えてくる。ここには銅親水公園という施設があり、冬以外は開園していて、足尾の歴史について学ぶことができる。 #足尾旅 pic.twitter.com/zPiw8vzpZD

2014-01-03 01:36:03
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SATO Keisuke @ks_sato

というわけで、歩いて30分程度、10:00頃に親水公園到着。なお、当然ながら「寒い」ので(2~3度くらい)、この日はかなりの防寒対策をしていった。おかげで、少し歩けば寒さは気にならなかった。通常の観光なら、この親水公園で足尾観光は終点を迎える。 #足尾旅

2014-01-03 01:38:43
SATO Keisuke @ks_sato

親水公園付近の展望台から見える、砂防ダムの上流の様子その1 #足尾旅 pic.twitter.com/J3wMgupnE6

2014-01-03 01:39:54
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SATO Keisuke @ks_sato

親水公園付近の展望台から見える、砂防ダムの上流の様子その2。ちなみに、この近くで野生のカモシカさんに遭遇した #足尾旅 pic.twitter.com/pSkSmyoipF

2014-01-03 01:40:47
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SATO Keisuke @ks_sato

すでに銅親水公園の手前1kmくらいから、民家も存在しない(かつてはたくさんの民家・社宅があった)。そして、この先に済んでいる人も、誰もいない。あるのは、この荒涼たる痩せた谷間のみ。しかし、この先にかつて一つの村があった。それが「松木村」であり、今回の僕の目的地だ。 #足尾旅

2014-01-03 02:03:31
SATO Keisuke @ks_sato

銅親水公園で終わる「一般向きの足尾観光」の先に、人の目に隠された足尾の自然の姿がある。僕はそれを見に、この冬の足尾にやってきたのだ。事前の下調べによれば、住民の誰もいないこの谷間を歩いて約1時間で、旧松木村跡地に着くはず。本番いくぞー #足尾旅

2014-01-03 02:07:13
SATO Keisuke @ks_sato

親水公園から先はゲートがあり、車両の進入は禁止。ただし、この先の谷は、工事車両が入るため、幸い道は林道レベルで整備されている。 #足尾旅 pic.twitter.com/Zv0cVfnV6F

2014-01-03 02:10:01
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SATO Keisuke @ks_sato

ゲートを越え、川を渡る。川には長大な橋が見えるが、あれは水路橋。 #足尾旅 pic.twitter.com/cLk78a1bPq

2014-01-03 02:12:36
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SATO Keisuke @ks_sato

この谷間は松木川に沿う谷。見て分かる通り、進めば進むほど、雪が深くなっていきそうな気配。そして、このあたりから、猛烈な強風に悩まされることになる。樹木がないから谷間にモロに風が流れこんでくるのだろう。 #足尾旅 pic.twitter.com/F9CYkKyVFB

2014-01-03 02:16:52
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