文学とロマンの偽装

気になるやりとりがあったのでまとめてみました。
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坂上秋成@7/9新刊『ファルセットの時間』発売 @ssakagami

文学→情報というのがあるタイプのロマンの消失を意味するのだとしたらそれはすでに始まっていると思います。そこに抗うよりも人工的な操作で「情報」環境を文学的に利用することが大事かと考えています。 RT @MissaWS 持論だが文学はいずれ情報に回収される気がずっと前から(略)

2010-11-11 23:53:19
坂上秋成@7/9新刊『ファルセットの時間』発売 @ssakagami

グローバル資本主義に対してロマンは無力だ。それをアイロニカルに笑うような方法をとってもすぎに限界が来るので、ロマンという記号のシニフィエをずらすしかない。自分がラノベやビジュアルノベルを文学の射程に入れる必要があると主張してるのはぼんやりとそうした背景によります。

2010-11-11 23:55:34
べじょろぴ釜他人 @helmsman2196

ロマンも含め文学と定義されてきた何ものかの解体は始まっていますね、人工的な操作とは恣意的な個人によるもの以外も含みますか?利用…私個人を取り巻く環境について、スカイプ、mixi、ツイッター等玉石混交にしろ良い表現が見つかったりでどこまで言葉どろぼうしていいか @ssakagami

2010-11-12 00:33:46
坂上秋成@7/9新刊『ファルセットの時間』発売 @ssakagami

@MissaWS 「人工的に「情報」環境を操作」と書いたのは、ネットワーク化や社会学的知の隆盛などで無効化されたいくつかのロマン(私小説への信頼など)に変わって、作家や批評家が別種のロマンを偽装するという意味です。「グローバル・ロマン主義」とかそんなんでもいいw

2010-11-12 00:42:03
坂上秋成@7/9新刊『ファルセットの時間』発売 @ssakagami

@MissaWS それとは別のレイヤーで、おっしゃるようなSNSの逆利用は有効かと思います。ケータイ小説にしろ、基本つまらないけど、記号的な事件配置だけで小説が売れるケースがあるという事実を発見したのは確か。同様にして、ツイッターの文学性を人工的に作り出すことはできるかと。

2010-11-12 00:47:08
べじょろぴ釜他人 @helmsman2196

@ssakagami やっぱロマンに酔えないですよね。そういうのも思います。最近、ロマン偽装するしかないんですか?と思うと虚しくなってきまして。ロマン偽装とか言ってないで、想像の力強さでバラバラになった偽装と偽装の埋め合わせを図るべきだと私は思うんですけど。難しいですけど…

2010-11-12 00:47:09
べじょろぴ釜他人 @helmsman2196

@ssakagami 売れることを肯定的に捉えていらっしゃるのですね。(私もですが)有効さについては了解、さまざまな言説の間を行き来するとその都度言葉と態度の偽装を行っていくしか無いことの病理を感じています。ごく素直になって意気消沈するよりはそれらを利用することに力強さを感じます

2010-11-12 00:56:03
坂上秋成@7/9新刊『ファルセットの時間』発売 @ssakagami

@MissaWS あー、僕がいう偽装とか捏造というのはネガティヴな意味ではないです。たとえば「言語の可能性を探る」という目的のために過剰な文学実験をやっても誰も読まない世界の中で、作品に明確な物語性をふくませることによってただの前衛に終わることを回避するとか、そんな意味です。

2010-11-12 00:51:29
坂上秋成@7/9新刊『ファルセットの時間』発売 @ssakagami

@MissaWS 言い換えとかコスプレの技術といってもいいかも。たとえば「想像力の力強さ」という表現を用いても、それは生活世界の困難がせりあがってきた環境では有効な言説にならない。それを別の言葉に何度も翻訳し続けることで最終的にロマンに戻るということはあるかもなーと思っています。

2010-11-12 00:54:24
べじょろぴ釜他人 @helmsman2196

@ssakagami 生活世界の困難にとって有効な言説ですか…

2010-11-12 00:58:59
坂上秋成@7/9新刊『ファルセットの時間』発売 @ssakagami

や、生活世界の困難とかを文学で扱うことは不可能だしあんま意義も感じないから、かつて機能していた(らしい)文学の「意義」を「政治」以外の方向に向けるべきじゃないかってことです。 RT @MissaWS @ssakagami 生活世界の困難にとって有効な言説ですか…

2010-11-12 01:03:18
べじょろぴ釜他人 @helmsman2196

@ssakagami 概ね、わかりました。ありがとうございました。物語大事です。生きるも。

2010-11-12 01:03:13
坂上秋成@7/9新刊『ファルセットの時間』発売 @ssakagami

厨二病的な話に聞こえるかもしんないけどさ、俺17歳くらいまで、人類が滅亡するまでに一人だけでも人間がこの世界の真理に辿りつけばいいと本気で思ってて、それが芸術と信じてたのね。

2010-11-12 00:58:51
坂上秋成@7/9新刊『ファルセットの時間』発売 @ssakagami

今もそう感じてる部分はあるんだけどさ、なんか虚しいやん。真理とかにたどりつかんでも十分素敵なものはいっぱいあるし、みんなでもがくことって大事やん。なので売れることも大事だと思うようになったし、ニッチな芸術性に不信感持つようにもなった。

2010-11-12 01:00:22
べじょろぴ釜他人 @helmsman2196

これはちょっと同意しません。とりあえず真理に辿りつくべきです。私は真理とはメロスの赤い心臓だと今も信じています。みんなでもがくこと大事じゃないです。RT @ssakagami …真理とかにたどりつかんでも十分素敵なものはいっぱいあるし、みんなでもがくことって大事やん。

2010-11-12 01:09:19
坂上秋成@7/9新刊『ファルセットの時間』発売 @ssakagami

価値判断の話で言えば、今の僕は真理に辿りつくメリットが見えないです(嫌みではなく、想定しているメリットが聞きたいです)。最高の小説が一つしかない世界、僕はちょっと息苦しい。RT @MissaWS これはちょっと同意しません。とりあえず真理に辿りつくべきです(略)

2010-11-12 01:15:31
坂上秋成@7/9新刊『ファルセットの時間』発売 @ssakagami

人類が死んで宇宙人が来て、「人類が残した最後にして最高の小説」を読んで宇宙人が感動する。俺がこんな未来を望まなくなったのはいつからだろう、何がきっかけだったんだろう。うーん。

2010-11-12 01:29:58
べじょろぴ釜他人 @helmsman2196

@ssakagami 真理は大勢にとって統合されたたったひとつのものではないですけど。メリットは吟味しません。信仰です。信仰ですとかいうと議論終了なのはよくわかっていますが。なので赤い心臓というわけです。

2010-11-12 01:19:18

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