The Elder Scrolls V: Skyrim シュトラール放浪譚（10）

いかちゃん @ikachan77_game

街道はこのままモーサルへ続いているものだと思っていた。しかし、それはただの思い込みだったと後で知る。まずは横転した荷車を見つける。荷車からはキャベツが散乱しており、周りを見渡すも人の気配はない。その時、周囲に気を取られていてスケルトンの出現に気付かなかった。 #skyrim

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ただリディアだけは違った。私の前に飛び出るとあっという間に２体を破壊した。奥では更にスケルトン１体が弓を構えて狙いをこちらに定めていた。さすがのリディアもこれには気づいていなかったものの、その頃には私も弓を取り出しており、スケルトンよりも先に矢を放って粉砕した。 #skyrim

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改めて荷車を引いていたと思われる人物を捜し回るも見つからなかった。スケルトンに驚いてこの場から逃げ去ったのかもしれない。荷車の傍にある小高い丘は「ダストマンの石塚」（Dustman's Cairn）と呼ばれ、中央の孔穴を螺旋階段で下りると扉があった。 #skyrim

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今はこの石塚に用は無いので丘の上から北の方を見渡したところ、「ハンヴィルズ・レスト」（Hamvir's Rest）という墓場を見つけた。そこには幾つもの墓石が立ち並んでおり、日中にも関わらず怪しい雰囲気を醸し出していた。街道からもこの墓場に通じているようだ。 #skyrim

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意を決して「ハンヴィルズ・レスト」の中へ足を踏み入れたところ、奥に立掛けられた柩からドラウグル・ワイトが出現した。嫌な予感はしていたので準備は万全だった。ドラウグルに攻撃の機会を一切与えることなく数本の矢を浴びせて倒した。 #skyrim

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ドラウグルの柩の近くには宝箱が置いてあった。残念ながら開錠の達人でなければ簡単には開けられそうになかった。何れ何処かでこの宝箱の鍵を手に入れられるかもしれないので、今は無駄にロックピックを消費しないように自分へ言い聞かせた。 #skyrim

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それよりも新たな問題に気づく。それは「グレイムーア砦」から続いていた街道はこの墓地で終点となっており、目の前には険しい山が立ちはだかっていたことである。てっきりこのままモーサルまで続くと思い込んでいた街道も、ここからは迂回を余儀なくされてしまった。 #skyrim

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私一人だけならば登攀してでも山越えする方法を模索しただろうけれど、今はリディアを連れているので条件は厳しい。そこで「ハンヴィルズ・レスト」の東西それぞれを探ってみたところ、東側からこの山を抜けられそうな谷を見つけた。このルートなら引き返さずに済むかもしれない。 #skyrim

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リディアと共に谷間を登り詰める。峠に差し掛かると緩やかな下りが続いた。このまま山を超えられれば今日中にモーサルへ到着できるかもしれない。すると遠くに遺跡のようなものが目に入った。かなり大きな石柱がそびえている。 #skyrim

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逆に考えればモーサルへの道はこれで合っていたとも言えるけれど、「ハンヴィルズ・レスト」と同様に、この遺跡で行き止まりとなっている可能性もあった。遺跡へ近づくとともに雪が降り始め、ついには吹雪へと変わった。 #skyrim

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背丈の何十倍もありそうな高い石柱を通り過ぎた先にアーチ門がある。視界の悪くなる中で門の向こう側を凝視したところ、フロスト・トロールが徘徊していた。気付かれる前に仕留めて門をくぐる。ここは「ラビリンシアン」（Labyrinthian）と呼ばれる広大な遺跡だった。 #skyrim

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これまでに見つけた遺跡の中では最も広大な遺跡ではないだろうか。冒険心をくすぐられるも既に夕方を迎えており、ここで道草を食っている時間は無い。３匹のフロスト・トロールを始末すると、そのまま北へ通り抜けることにした。 #skyrim

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「ラビリンシアン」から階段を下りて街道を見つけると、そこからは進路を西へ取り、無事に「モーサル」（Morthal）へ到着した。宿屋を探そうとしたところ、ある建物の前で数人の住民が集まっており、一人の人物に向かって何やら抗議をしているようだった。 #skyrim

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内容はよく分からないけれど、首長に対して何かを訴えているようだった。彼等の不満を一身に浴びているのは執政だろうか？　彼は住民達にイドグロッドという女性へ任せるように諭すも、納得したというよりは無駄な訴えだったと諦めたらしく、その場で散開した。 #skyrim

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抗議していた一人、ヨルゲンに事情を伺った。モーサルには焼け落ちた家に関する奇妙な事件や、夜な夜な湿地から聴こえてくる奇妙な音、化け物の噂、ファリオンという名の魔術師を迎え入れたこと等、色々な問題を抱えているようだった。 #skyrim

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イドグロッドとはモーサルの首長の名前であり、彼女はこれらの諸問題について何ら気にも留めていないことから、ヨルゲンはそんな首長を不信の目で見るようになり、遂には頼りない首長に対して抗議行動を起こしたようだ。先程の場所は首長が在居するハイムーン広間の入口だったと知る。 #skyrim

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とにかくモーサルには解決しなければならない多くの問題と、蓄積する住民の不満が山積していることだけは分かった。ただ、今はグレイビアードからの最終試練でここへ来たのであって、首を突っ込む余裕は無い。かと言って、このまま放置しておけるような性分でもない。 #skyrim

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そこで、ウステングラブからユルゲン・ウィンドコーラーの角笛を取り戻し、ハイ・フロスガーへ送り届けた後、再びモーサルを訪ねてみようと思う。首長にも言い分はあるだろうから、拝謁して話を伺いたい。本当に問題が山積みになっているとしたら、暫く留まることになるだろう。 #skyrim

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ヨルゲンからの聴取を終えると再び宿屋を探し、「ムーアサイド」という店名の看板を見つける。入口から西の方にはヨルゲンの言っていた焼け落ちた家も見える。彼は奇妙な事件だと言っていた。なるべく早くに腰を据えて調査に取り組みたい。 #skyrim

いかちゃん @ikachan77_game

宿屋「ムーアサイド」の女店主ジョナに１０ゴールドを払って一泊すると、第四紀201年星霜の月27日の早朝に発ち、橋を渡って街の北へ抜ける。偶然に見つけた洞窟「モヴァルスの隠れ家」（Movarth's Lair）の辺りから周辺に沼地が広がる。 #skyrim

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沼地で少し迂回しなければならない所はあったものの、ほぼ迷うことなく「ウステングラブ」（Ustengrav）を見つけることが出来た。モーサルからはそれ程遠くない。そっと近づいてみたところ、遺跡の北西側に立つ３本の石柱付近で数人の人影を見つけた。 #skyrim

いかちゃん @ikachan77_game

東側の丘へ回り込んで様子を窺ったところ、ローブを纏った者が２人の戦士を引き連れていた。いや、２人の戦士はローブを纏った者の跡を追うようにぴったりとくっついているという表現が正しいだろうか。そうなると答えは一つ、死霊術師と死霊術で蘇らされた死者に違いない。 #skyrim

いかちゃん @ikachan77_game

そうと分かれば一度に３人を相手にする必要はない。死霊術師に向かって矢を放ったところ、死霊術師の命と共に死霊術で蘇った山賊２人もその場で崩れ落ちるようにして倒れた。周囲には今の２人を含めて４人の山賊の死体を確認した。 #skyrim

いかちゃん @ikachan77_game

ここには焚火とベッドロールがあるので野宿することも出来そうだ。遺跡は円墳になっており、中央は凹んでいる。螺旋階段で下りると「ウステングラブ」の扉と新たな山賊の死体を見つけた。これも死霊術師の仕業だろうか？　どちらにしても警戒することには変わりない。 #skyrim

いかちゃん @ikachan77_game

「ウステングラブ」へ潜入し、ユルゲン・ウィンドコーラーの角笛の捜索を開始するも、遺跡の中へ入るなり直ぐに山賊の死体を見つける。それも一体だけではない。更に奥では何者かが戦闘を繰り広げていている真っ最中だった。 #skyrim