オフィスBALÉS代表 勝見貴弘 @tkatsumi06j 氏の「 #集団的自衛権 概論 」 #国際政治

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「⑥その点、国際司法裁判所が、1986年のニカラグア事件判決において、集団的自衛権を行使するためには、攻撃を受けた国による攻撃事実の宣言及び他国に対する援助要請が必要であると判断したことは注目される。」国立国会図書館

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「⑦実際に集団的自衛権が行使された事例を見てみると、やはりその濫用が疑われてきたことは否めない。そこでは、外部からの武力攻撃の発生の有無と、被攻撃国による援助要請の正当性が常に論点となってきた。」続く。国立国会図書館

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続。「国際秩序の維持のためには、これらを正しく見極めた上での集団的自衛権の行使が必要であり、我が国も集団安全保障体制との整合性を意識して今後の議論を進めていくことが望まれる。」国立国会図書館（『レファレンス』2009.1）ndl.go.jp/jp/diet/public…

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おわりに。「もともと集団的自衛権は、大国の意向ひとつで機能が麻痺してしまう可能性を秘めた国連の集団安全保障体制を補完するために、また自らの力では攻撃に対抗できない中小国を共同で防衛するために、国連憲章第51条に規定された。」国立国会図書館

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続。「そしてこの規定に基づき、これまでに二国間又は多国間において数多くの集団防衛条約が締結されてきた。これらは潜在的な敵に対する抑止となり、ひいては中小国の保護という一定の効果をもたらしたことが認められる。」国立国会図書館

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「しかし、集団的自衛権の法的性質そのものについては現在も学説の一致を見ていない。また、加盟国が個々の判断で武力行使に踏み切ることを認める自衛権は、厳密には個別的安全保障として作用し、集団安全保障体制とは矛盾するとともに、常に濫用の危険をはらんでいることも否めない。」国立国会図書館

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続。「それゆえに国連憲章は、「武力攻撃」の発生という厳しい行使要件と、「安全保障理事会が……必要な措置をとるまでの間」という時間的要件を付した。」続く。国立国会図書館

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続。「そしてICJ（※国際司法裁判所）も、ニカラグア事件判決において、集団的自衛権を行使するためには被攻撃国による攻撃事実の宣言及び援助要請が必要だとした。」国立国会図書館

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「だが、これまでの実際の集団的自衛権の行使事例を概観すると、集団的自衛権がしばしば濫用されてきたことがわかる。そこで論点となってきたのは、武力攻撃の発生の有無及び援助要請の正当性だった。」続く。国立国会図書館

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続。「冷戦後の地域紛争の増加や9.11テロのような事件の再発の可能性から、外部からの武力攻撃の存否や正当政府による援助要請の有無をめぐる議論は今後も提起されると思われる。」続く。国立国会図書館

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続。「したがって、これらを正しく見極めた上での集団的自衛権の行使が国際秩序の維持のために必要であろう。」国立国会図書館

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「このように、集団的自衛権は国連憲章に規定された、すべての加盟国が有する国際法上の権利であるが、その法的性質や実際の行使をめぐっては国際法上も議論がある。」国立国会図書館

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続。「確かに日本における議論がこの国際法上の議論とは乖離していることは否めない。しかし、持てる権利を行使するか否かは各国家の自由である。」国立国会図書館

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「日本政府の集団的自衛権の解釈をめぐる議論においても、政府解釈を一方的に否定するのではなく、国連の集団安全保障の例外措置である集団的自衛権の行使が必ずしもすべての国家に肯定的に受け入れられるとは限らず、」続く。国立国会図書館

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続。「むしろ濫用の危険性から平和への脅威となりうるとの指摘もあることをふまえ、集団安全保障体制との整合性を意識して今後の議論を進めていくことが望まれる。」（『レファレンス』2009. 1 - 国立国会図書館外交防衛課）ndl.go.jp/jp/diet/public…

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ブログを更新しました。長編コラム：些末な政府の集団的自衛権議論が触れないこと⑦国連憲章上の由来と国連システム下のリスク｜巻末付録として国立国会図書館の2009年論文における示唆あふれる結びの言葉を転載しました。... fb.me/327gc3hIj

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#集団的自衛権 ２分でわかる！集団的自衛権「ほぼＡtoＺ」: youtu.be/5d66mRUASZM なかなかよくできています。閣議決定したら、閣議決定に至るまでの議論を“踏まえていない”自民党の安全保障基本法案が次期国会で審議されることに。与党があっさり通すだろうに。

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#集団的自衛権 集団的自衛権　閣議決定案の全文　～６文字さえゲットできればあとはどうにでもなる c3plamo.slyip.com/blog/archives/… なるほど、公明党が抵抗している「おそれ」には元の文言「急迫不正の事態」を上書きしているという背景があったと。これは妥協しては困るな。

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原則を守る国になろうよ、まず。