孫泰蔵さんが棋士・羽生善治が語る「考えない決断力」を読んで考えたことまとめ

孫泰蔵さん( .@taizoson )がAERA11月15日号 棋士・羽生善治が語る「考えない決断力」を読んで考えたことまとめ
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taizoson.eth @TaizoSon

将棋には「感想戦」という特殊な習慣があるそうだ。対局後、対戦相手同志が初手から終局までを再現し、振り返るものだという。96年に将棋のタイトル全7つを制覇した羽生善治氏は、感想戦はミスを減らし自分を向上させるのに最高の方法の一つだと断言する。

2010-11-15 08:02:51
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羽生善治氏「感想戦はたとえて言うなら、プロ野球の日本シリーズで、千葉ロッテマリーンズの監督の西村氏と中日ドラゴンズの監督と落合氏が試合終了後にその試合について語り合っているようなものです。」

2010-11-15 08:03:07
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羽生善治氏「今日の先発は意外だったとか、あそこで代打を出してくれてありがたかったとか、あの場面でエンドランはあり得ないとかですね。」

2010-11-15 08:03:11
taizoson.eth @TaizoSon

羽生氏は、感想戦は2人で振り返ることで1人で考える以上の効果や収穫があるという。将棋の対局では、自分はミスしたと思っていても相手が感じていなかったり、相手の構想とは全く違うことを自分が予想していたりすることがあるそうで、確かにそれは絶対に一人ではわからない。

2010-11-15 08:03:16
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羽生善治氏「ミスをするのが人間。なぜミスをしてしまったかを検証しておかないと次につながらない。ミスをするのは自分が向上するのに必要なプロセスです。」その意味で羽生氏にとって感想戦はミスの検証として最高の方法なのだろう。

2010-11-15 08:03:22
taizoson.eth @TaizoSon

この文章を読んだとき、イチロー選手も同じようなことを述べていたことを思い出した。打撃の名人の彼ですら10回に7回近くミスをする。その意味で野球は「失敗のスポーツ」と言っても過言ではない。彼はミスをしたことよりもミスをいかに次につなげていくかのほうがはるかに大事だと言っていた。

2010-11-15 08:03:44
taizoson.eth @TaizoSon

羽生善治氏は言う。「反省はしても後悔はしない」。「ミスした責任はすべて自分にあると責めて、あまりに自分を直視しすぎると、自己否定につながりつぶれてしまいます。将棋は自分に厳しい人には向いていません(笑)」忘れる技術もまた、決断の積み重ねである勝負師に欠かせない能力なのだ。

2010-11-15 08:03:50
taizoson.eth @TaizoSon

僕は将棋はルールを知ってて指せるという程度でしかないが、もし感想戦を観たらおもしろくてまちがいなくハマりそう。僕の愛する野球でもぜひこの感想戦をやってほしい。野球が何倍も楽しくなるにちがいない。感想戦。いいな。僕も自分の仕事でも活かせないか、ぜひ考えてみよう。

2010-11-15 08:03:56
taizoson.eth @TaizoSon

AERA11月15日号 棋士・羽生善治が語る「考えない決断力」を読んで今朝はそんなことを考えた。

2010-11-15 08:04:05