【第142回紀伊國屋サザンセミナー『承認をめぐる病』『うつ病の誤解と偏見を斬る』刊行記念イベント「現代型うつ病」はうつ病か? ―人薬ひとぐすりと物薬ものぐすりの上手な使い方 講演|斎藤環 坂元薫】

第142回紀伊國屋サザンセミナー 『承認をめぐる病』『うつ病の誤解と偏見を斬る』刊行記念イベント 「現代型うつ病」はうつ病か? ―人薬ひとぐすりと物薬ものぐすりの上手な使い方 講 演|斎藤環 坂元薫 続きを読む
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ミ☆リ @minori_ironim

57歳管理職女性「職場に新型うつがおり、わかってはいても突発的に休まれると苛立つ」→坂本:それは仕方ない。ケースバイケース。

2014-07-14 21:15:51
ミ☆リ @minori_ironim

斉藤:コミュ力が低い人は自分には価値がないと思う。対人評価はほとんどコミュ力で決まってしまうという価値観に生きているから。コミュ力ない=取り替えがきく=自分は無価値、と考える。価値がコミュ力まで一元化していなければそうは思わないだろうが、今はそのような社会になっている。

2014-07-14 21:17:55
ミ☆リ @minori_ironim

新入社員でキレやすい人。元々の傾向なのか、ストレスなのか。→坂本:それはわからない。大事なことは、新入社員が攻撃的になるといってそれは問題だと排除する方向にいって彼を育てることをしないこと。すぐ結論を出さない、決めつけない。

2014-07-14 21:20:01
ミ☆リ @minori_ironim

本人が引きこもりを問題に思っていないときどう治療に結びつけるか→斉藤:かなりの部分がそこから始まる。一部の新型うつに関する偏見と重なっており、他責的だと言われるが実は自責的。それは仮面。引きこもりについても親に対する仮面。自分に対する自責の念がある。気づかないふりをしているだけ。

2014-07-14 21:22:33
ミ☆リ @minori_ironim

彼らが仮面をかぶっているうちは、信頼されていないということ。実は彼らは気づいている。

2014-07-14 21:23:07
ミ☆リ @minori_ironim

過敏性腸症候群→神経症、うつ病→双極性障害と診断が変わった、こんなことはあるのか→坂本:本当に変わったまたは、医者のみたてがかかる医者によって変わる。しかしそれは典型的ではない、または軽症例の場合。精神科診断学はまだまだ誰がつけても同じというわけにはいかない。

2014-07-14 21:25:18
ミ☆リ @minori_ironim

40歳女性アルバイト「承認されたいという気持ちがない。1人でいることが楽しい。なのでモチベーションが持てない。モチベーションが下がる」→斉藤:1人でいることが平気な人(分裂気質)は単独でやったほうが成果が高い。しかしひっかかるのは、実は自分という他者から無限の可能性を引き出せる。

2014-07-14 21:30:29
ミ☆リ @minori_ironim

ジャック・ラカンの言葉もある。ほとんどの人は他者から可能性をもらう。欲は人からもらうもの。いくら自分探しをしても、自分の中から湧き出してこない。おそらくこの方は、本当は否認。人付き合いの中からまた自分の可能性を引き出せる。他者との繋がりを恐れることなく。欲望と意欲は同じ。

2014-07-14 21:31:33
ミ☆リ @minori_ironim

心の病だと思った時どこにかかったらいいか→坂本:自分で心の病と思う人はいない。実は体の問題が隠れていないか。まず内科にかかり、体の問題がないか、ちゃんとみてもらうこと。(これ大事です!!)

2014-07-14 21:32:52
ミ☆リ @minori_ironim

斉藤:自分でこう言ってはいるが、本当に承認の問題があるのか?でもありそう。うつとの関係もあるようだ。坂本:これだけ情報社会でも、まだまだ間違った情報で溢れている。本当の患者や家族に不利益を与えている。誤解・偏見を解いていくのが私の仕事。あと、心はきっと救えるとの初心に帰ること。

2014-07-14 21:35:21
ミ☆リ @minori_ironim

前半の斉藤環先生は、現代社会を「承認」というキーワードから精神病理学的に迫るもの。就活やコミュ力、クラスタにおけるキャラ作りなど、実生活における様々にも思いを馳せ、非常に興味深い話でした。私は精神病理学好きなので大変面白かった。

2014-07-14 21:40:11
ミ☆リ @minori_ironim

後半の坂本薫先生は、私には以前にも聞いたことがある内容でしたが、全国津々浦々、初学者や一般の方々にわかりやすく気分障害を啓発していこうというお姿は、大変尊敬します。まずこのような基本的で正しい知識を抑え、さらに学習を進めるとよいでしょう。

2014-07-14 21:42:22
ミ☆リ @minori_ironim

承認の病理の話は大変興味深かったです。斉藤環先生のサイン本を手に入れたので、熟読したいと思います。おそらくですが、現代の若者で、所属社会での生きづらさ、自己肯定感が持てない、カースト化されることへの恐怖感などのある人は読むと参考になるのでは。

2014-07-14 21:48:57
ミ☆リ @minori_ironim

これです。でも、知識がないとちょっと難しいかも。今日のご講演も一般の方は全部は理解できなかったと思う。 承認をめぐる病 斎藤環 @Amazon amazon.co.jp/dp/4535984018/…

2014-07-14 21:57:26
ミ☆リ @minori_ironim

そして今日私はずっと斎藤環先生の名字を斉藤とつぶやいていてショックΣ(゚д゚lll)大変失礼しました、正しくは斎藤環先生です!!

2014-07-14 22:00:45
ミ☆リ @minori_ironim

初斎藤環先生でした。ずっとアート&オタク専門家だと思い込んでおり、素晴らしい臨床家であると知ったのは後になってからでした。これ強くお勧めします。 「社会的うつ病」の治し方―人間関係をどう見直すか (新潮選書) 斎藤 環 @Amazon amazon.co.jp/dp/4106036746/…

2014-07-14 22:07:50
ミ☆リ @minori_ironim

薬物療法だけではない、人こそ最大の薬と説いた、自分自身の療養に大変役に立った本。うつ病や躁鬱病その他に、何か少しでもプラスになることがあればという方に大変に参考になります。 「社会的うつ病」の治し方―人間関係をどう見直すか 斎藤 環 amazon.co.jp/dp/4106036746/…

2014-07-14 22:14:49
ミ☆リ @minori_ironim

夫は最も私の身近にいる人間ですが、系統立てて疾患のことを説明したことはないので、坂本薫先生の「感情の起伏が激しい」「強く死にたいと思う」「日内変動があり朝が特に悪く夕方ましになる」などの解説にいちいち頷いていたのが印象的でした。家族の疾患の基本的知識を持つってとても大切なこと。

2014-07-14 22:20:33
ミ☆リ @minori_ironim

坂本薫先生の話は私は前にも聞いたことがあったし基本的な内容だとはわかっていたのですが、よい機会なので夫にも学んでもらおうと思って一緒に行ったわけです。でも彼自身、承認の病理についても、身に覚えのあることがたくさんあり考えさせられたようです。よかったです。

2014-07-14 22:24:15
ミ☆リ @minori_ironim

家族に理解してもらい良き治療者となってもらうことはほんと大切ですね。発病当時本当に私は必死で、両親に内海健先生や神田橋條治先生の著書を読んでもらいました。「うつ病新時代ー双極Ⅱ型障害という病」なんてほんと難しかったのに、よく頑張って読んでくれたと思います。その姿勢も、薬でした。

2014-07-14 22:29:31
ミ☆リ @minori_ironim

よほど専門的な知識があるか、よほど粘り強く学習するか、そうでもしないと患者自身で自分の病態を把握するのは(病状が悪いときであればなおさら)難しいと思います。自分がどうなってしまったのか、これからどこへ行くのか、わからないことほど不安なことはありません。患者教育も大切な治療です。

2014-07-14 22:32:43
ミ☆リ @minori_ironim

今起こっていることを正しく把握できるだけで、患者はずいぶん楽になるのです。医療者はこのことをよく覚えておきたい。

2014-07-14 22:34:44
ミ☆リ @minori_ironim

今日の斎藤環先生と坂本薫先生のご講演のツイートtogetterしましたー。 togetter.com/li/693001 pic.twitter.com/KpUCKWAY7M

2014-07-15 00:08:20
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