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【第142回紀伊國屋サザンセミナー『承認をめぐる病』『うつ病の誤解と偏見を斬る』刊行記念イベント「現代型うつ病」はうつ病か? ―人薬ひとぐすりと物薬ものぐすりの上手な使い方 講演|斎藤環 坂元薫】
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「励ます」という言葉に惑わされないこと。「あなたが良くなるまであなたから離れない」「わからないことは不安、あなたと一緒にやっていく」と伝えることはプラスである。
2014-07-14 20:13:51![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
認知行動療法、薬物療法を徹底的にやっても1/3の人は治らない。手強い病気。10年前の啓発活動はうつ病は軽い病気、ちょっと休息でもしていたら治ると言っていたがそうではない。
2014-07-14 20:15:41![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
新型うつ病とは?現代の若い人がしばしば呈するうつ状態をマスコミが命名。他責傾向で回避症状。成熟度は低く他者配慮性に乏しい。自ら診断、遊びはできても仕事はできない、等。
2014-07-14 20:17:58![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
坂本先生の意見:うつ病の診断基準を満たさないものを「新型うつ病」とみなすのはおかしい。実は軽いうつ状態、適応障害、双極性障害、その他別の診断ではないか。
2014-07-14 20:19:51![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
「新型うつ病」という呼び名の中にはかなりの皮肉、偏見がある。このような陰性感情を引き起こす「新型うつ病」という呼び方は避けるべきである。
2014-07-14 20:21:00![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
①休養がいつもよいとは限らない。会社を休むことが必ずしも「休養」を意味するとは限らない。著名な倦怠感・意欲低下・抑うつ気分といったうつ病の症状の行動面の表現のことも。現代型うつ病では休養が往々にして遊びを意味することもあり得る。ときには多少つらくても家事など背中を押すことも必要。
2014-07-14 20:26:09![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
②病状によっては多少つらくても軽作業を行いリズムを整えることも③抗うつ薬に過度の期待をしない④適材適所、環境の変化への期待
2014-07-14 20:30:57![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
④いかに適材適所が大切か⑤理解しつつ過保護にしない、批判は禁物だが言うべきことは言う⑥医師も家族も周囲も陰性感情を慎み、辛抱強く気長な対応を
2014-07-14 20:37:28![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
(賢明な方はお分かりでしょうが、前半の「承認依存」の病理、後半の「適切な評価をしレジリアンスを引き出す」は、正反対の構造ですね。現代社会の抱えるこの問題がいかに難しい両価性を孕んでいることか。)
2014-07-14 20:41:20![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
現代の「承認をめぐる病理」を知ること。うつ病に対する正しい知識を持ち基本的な対応をすること。どちらも大変大切です。そういう意味で、今日のお二方の組み合わせの講演は大変興味深いものでした。しかし、まず基本あってこその応用だとも思います。
2014-07-14 20:45:52![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
死が頭から離れない場合どうすればいいか。医師でも年間90人が自殺する。今はつらいけど、必ず楽になるときがくるから、とにかく今死なないこと。
2014-07-14 20:50:10![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
ややもすると自暴自棄になったり、家族や配偶者に拒絶されたりする患者が、諦めることなく治療を継続できるよう、忍耐強く、彼らに枯渇した希望を示し、勇気を送り続けること。それが気分障害の医療に携わる者の最も重要な使命。
2014-07-14 20:52:42![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
坂本→斉藤:人と接することの効果は非特異的。これは比較的軽症のうつの方にも当てはまるのではないか。高齢になっても諦めないということに勇気を得た。他者からの承認に失敗した彼らは、今度は病者としての承認を求める。それを突き放してはならないという話を聞きわが身を得たりと思った。
2014-07-14 21:09:25![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
斉藤:私はうつは専門ではないが、引きこもりとうつが共存することもあり、ご一緒することもあった。人薬、精神療法などは、短期間のセッションで終わり、ということではなく、治療者の人柄などで左右される。
2014-07-14 21:12:01![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
41歳会社員男性「承認依存の社会は今後も続くのか?」→斉藤:この傾向は10年20年そう変わらないであろう。現代人は、承認や繋がりでそこそこ幸せになれる、ということがわかってしまった。それに対する対面での対応、違うベクトルを模索したい。
2014-07-14 21:14:29