「血液型と性格の無関連性」についての心理学的な解説まとめ(後半) -効果量と妥当性-
みんなにもっと心理学に馴染んでもらえるように,話題になっている「性格と血液型の無関係性」について考えながら,心理学の方法論について連続ツイートしたものをまとめたよ。統計学における第一種の過誤と第二種の過誤について解説した前半に引き続き,物議をかもしたFacebook実験を例に上げて効果量について解説したのち,縄田 (2014) の主張とその問題点を指摘したよ。
グレーで書かれている部分は脱線や補足なので読み飛ばしても大丈夫だよ!
前半:http://togetter.com/li/695159
- kisopsy_kun
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きそしんくん@おかげさまで9年目
@kisopsy_kun
今は統計的手法を用いた研究が主流ではあるし,これによって心理学は発展してきたのだけど,統計学が心理学の全てであると考えてもいけない。もっと良い方法が他にあるかもしれない。常に広い視野を持って研究対象と向き合うことが大切だね!
2014-07-21 21:59:18
きそしんくん@おかげさまで9年目
@kisopsy_kun
【蛇足1】この論文は倫理的な問題に関してだいぶ反響があったけど,それと研究結果の価値は別問題。統計だけ見ると,最頻度がせいぜい二桁であろうFBの投稿数をカウントデータとしてちゃんとポアソン回帰にかけているあたり,ちょっと好感が持てたり。結構みんな無視して重回帰とかやっちゃう。
2014-07-21 22:16:04
きそしんくん@おかげさまで9年目
@kisopsy_kun
【蛇足2】この論文はあくまでも紀要なので,たぶん査読を通っていない。そういう意味ではどのくらい信用できるのかは未知数。
2014-07-21 22:16:52