【絶対音感】学術たんによる音楽の講義まとめ【音響物理学】
- kisopsy_kun
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@soundofphysics 相対音感があまり強くない、ということですか。色々な音感レベルの人がいた方が助かります。 音楽的側面のフォローは頑張ります。特に楽理以外は。以外は!
2014-07-20 15:08:14@APbot_ んー…実は音感が発達する5歳ぐらいまで耳がほとんど聞こえてなかったのよ。だから相対音感があまり強くないどころか一般の方よりも下地は弱いかもしれないの。だから、うちは物理的側面から科学的なアプローチを取ってるわけ。 うん、よろしくお願いするわ^^
2014-07-20 15:11:12さて…晩ご飯食べたらお待ちかねの音程に対する物理的考察の連投をしましょうかね。だいたい21時ごろ開始のつもりでいてね。
2014-07-20 19:39:22さーて,今から音響物理学たん (@soundofphysics) による,音程に対する物理的考察についての連続ツイートが始まるよ!これは見逃せないねー★
2014-07-20 21:54:15さて、始めるわね。音程に関する物理的考察よ。 まず初めに断っておくことがあるわ。 それは、この考察を考えるに当たって「倍音」と「音の構造」を知っておく必要があるわ。
2014-07-20 21:53:55倍音の話の前に「音の構造」について話しをするわね。 音は空気中を伝わる波と言うことは多くの人が知っていると思うけど、いわゆる数学で習う単純なsin波ではないの。
2014-07-20 21:54:41実際の音というのは疎密波なのね。 疎密波というのは空気中の密度が波の形をしているものなのだけど…、疎密波の詳細については今回省くわね。 で、さらに言えば「複数の波が組み合わさったもの」でもあるの。
2014-07-20 21:57:38この「複数の波が組み合わさっている」と言うのが厄介なのよ。 音楽的に一般的な前提として中央A(いわゆる普通のラの音)は440Hz(コンサートピッチの場合は442Hz前後のこともある)だけど、この「440Hz」の音だけが鳴っているわけじゃないの。
2014-07-20 21:59:37合唱の方だとこういう表現をされる方がいらっしゃるわね。でも、物理的にはもう少しシンプルなのよ。 > RT
2014-07-20 22:00:37んで、複数の波が組み合わさっていると言うことがどういうことかというと、例えばピアノが「ラ」の音を鳴らしたとする。 この時、440Hzの音だけじゃなくて他の音もなっているということ。
2014-07-20 22:01:51まず、この画像を見てね。 この画像はアナライザを使ってピアノの音を解析したものよ。 具体的にはラ(A=440Hz)の音ね。 pic.twitter.com/jcgb5pUHGh
2014-07-20 22:03:46この画像だけでは何のことかは判りにくいかもだけど、440Hzあたりで一番大きい音量になっていることが判るわね。でもそのほかの周波数にもピークがある。
2014-07-20 22:06:20こんな感じで「必ずA=440Hzの音だけが出ている」と言うわけではないことをまず認識しておいてほしいの。これが音の構造。
2014-07-20 22:07:48ちなみにピーク位置以外にも音量が検出されていることから目立たないだけでピーク以外の音も「混ざってる」と言えるわね。
2014-07-20 22:08:44ここで、もう一つの前提である「倍音」について説明するわね。倍音とは見てのとおり「着目する音の倍数倍の周波数の音」を指すわ。
2014-07-20 22:10:18先ほどの例で言えば「A=440Hz」と決めたので440Hzの波を基準の音「基音」として、その整数倍、2倍なら「第2倍音」3倍なら「第3倍音」としてみていくことになるわ。単純に「倍音」と言えば物理的にはこれ以上の意味はないの。
2014-07-20 22:12:48では、ここでもう一度アナライザの登場よ。 ここでは倍音が観察しやすいバイオリンのデータを持ってきたわ。どのピークが基音でどのピークが倍音かを記入しておいたわ。 pic.twitter.com/yrqp7cLuzo
2014-07-20 22:15:03さて、ここまで話した内容を整理するわよ。 ・鳴っている音は実は複数の波の組み合わせである ・倍音とは基音(基準の音)の整数倍の周波数を持つ音(波)のことである
2014-07-20 22:18:22