- yumiharizuki12
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欧州で働く日本人に聞いた話だが、彼が日本に里帰りする時はだいたい往復10万円以下の切符が買えているらしい。日本から欧州だと、いろいろ探しても倍だろう。こういう多国籍企業の独占価格を放置して国の規制だけ撤廃するのがTPPじゃなかろうな。
2014-08-05 17:46:10アメリカのサイトで買い物しようとすると日本のサイトに飛ばすAmazonは、アンフェアな貿易慣行の会社ではないんですか。
2014-08-05 17:47:49@APISIer @yumiharizuki12 「偉大な経済学とは、全て「反経済学」である」とか言うと、K谷K人さんみたいになってしまいますねww
2014-08-05 18:07:13独占を規制しろ、というのは本来経済学の教えだが、航空会社は競争しているからその必要はないということになっている。しかし、今は航空会社の大半がスターアライアンスやら何やらの実質カルテルを結んでいる寡占状態で、国ごとに消費者需要の価格弾力性の違いを利用した価格差別ができる。
2014-08-05 18:09:13例えば成田からフランクフルト行く直行便は全日空かルフトハンザだけれど、同じスターアライアンスで価格は共同利潤最大化水準で設定できる。同じことはフランクフルトからの成田直行便でもできる。違いは出発国の消費者の価格弾力性。ドイツ人の利用客の方が価格弾力性が高いのでドイツ発便は安い。
2014-08-05 18:16:09@meg_schlegel さすが夫人、と言いたいところだが、偉いのはこの本の著者たちであって書評してる夫人ではないのではw
2014-08-05 18:18:50@torajiroh1859 品目ごとに違います。元々航空へのビジネス需要はどこでも非弾力的。問題は観光客の需要で、日本人にとって欧州は憧れの対象でブランド価値は高いので、価格に関わらず行く人は行く。一方、欧州人にとって日本は数多ある遠方のエキゾチックな旅行先の一つに過ぎない。
2014-08-05 18:39:20例えば日本からマドリード行こうと思ったら経由地としていろいろな選択肢がある。だから競争があると思ったら間違い。各経由地に対する直行便の選択肢は思ったより少ない。例えばフランクフルト直行はルフトハンザ、全日空、日航とあるだろうが、全二社はスターアライアンスであり、実質的に複占市場。
2014-08-05 18:57:44御覧の通り、世界の航空会社はスターアライアンス、スカイチーム、ワンワールドの3系列に再編成されている。航空自由化に対応して利潤を稼げるように世界の資本家が協力した結果、こうなったわけだ。 ja.wikipedia.org/wiki/%E8%88%AA…
2014-08-05 19:00:13皆さん覚えておられるかどうか、日航の経営危機に際してワンワールドを離脱してスカイチームに移るかどうか、という議論があった。これはアメリカの提携先、スポンサーをアメリカン航空からデルタ航空に変えるべきかどうかという問題で、乗り継ぎの提携先をどうするかが根本問題なのが今の航空産業。
2014-08-05 19:04:36@yumiharizuki12 伝ちゃんにマジレスもあれですけどw、鉄鋼とかビールでも、国境を越えた合併が進んでいるが、国境の上に立つ、組織だった競争政策当局が存在してませんよね。ちなみに、某N経新聞なんか、こういう動き、諸手を挙げて歓迎ですから、消費者の側には立っていないw
2014-08-05 19:06:05これは経済学者の世代問題だが、昔、contestable marketsの理論というのがあって、「市場が独占でも、参入退出費用が無料なら競争価格みたいになる」という話があった。これが今日妥当しないのは、乗継先と提携関係が結べないと参入自体難しいからだ。特に国際線はそう。
2014-08-05 19:08:59@meg_schlegel 夫人にしては珍しく超いいことおっしゃるw 昔は、八幡製鉄と富士製鉄の合併ですら、経済学者が署名運動して反対したものですけれど、あれはもはや歴史の一挿話。
2014-08-05 19:11:55企業が提携するってのは、要は、談合する、ってことだからね。土建業者の談合ばかりやり玉に挙げるのもどうか、という気がする。
2014-08-05 19:14:53@yumiharizuki12 はい、実はたまたま、小宮隆太郎『経済学 我が歩み』 amazon.co.jp/dp/4623067130/…が手元にありますが、八幡・富士に一章割かれており、きちんと読んだ方がいいですねw ちなみに、小宮ゼミ5か条についても先生自身が解説されていますw
2014-08-05 19:15:47@meg_schlegel 談合すれば摘発されるけれど、提携なり合併なりすれば大威張りで共同利潤を最大化できるとすれば、それをやらない土建屋さんたちはやはりお山の大将で、アホだからですかねw
2014-08-05 19:20:28@torajiroh1859 一つは、今話題の格安会社は豪州や東南アジアにネットワークをすでに築いており、提携先を気にする必要がないということでしょう。それに格安航空券、普通の会社並みにいろいろオプション付けるとかなり高くなってしまいます。
2014-08-05 19:24:09@meg_schlegel 一つは共同利潤の分け前を決めるのがたいへんなんじゃないですかね。株式公開してる会社なら、株価が調節して自ずからもっともな配分比率になるんちゃいますか。古い例だと石油産出国のカルテルがすぐ崩壊するのも、株主による上位の統治がないからですよね。
2014-08-05 19:29:05