笹井先生の業績

2014年8月5日に亡くなられた笹井芳樹先生の業績に関するツイートをまとめました。 (後半に亡くなられた事情に関する私のTLのツイートをまとめました。) 理化学研究所 笹井芳樹博士の研究業績 http://www.cdb.riken.jp/jp/10_otr/1001_index.html ガジェット速報 『笹井芳樹博士が科学界に遺した、偉大な業績まとめ』 続きを読む
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s_matashiro @glasscatfish

もう一つは脊椎動物の背腹軸体制の進化論の再考日本人がこうした概念的な達成をすることは少ないとされます。 SJグールドの本を読んでたら笹井芳樹という名前が出てきて驚いた。 researchblogging.org/post-search/li… ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/8598900

2014-08-05 13:26:11
s_matashiro @glasscatfish

@glasscatfish これは脊椎動物で背腹形成に重要な因子が、無脊椎動物でも有効であることに基づいた論考。 両者で見かけ上、逆のパターンを示す因子の解析から、両者共通の祖先の体制 Urbilateria を提唱した。

2014-08-06 20:26:37
リンク t.co A common plan for dorsoventral patterning in Bilateria. [Nature. 1996] - PubMed - NCBI PubMed comprises more than 23 million citations for biomedical literature from MEDLINE, life science journals, and online books. Citations may include links to full-text content from PubMed Central and publisher web sites.
くまむん🐰🎃🐚🥩 @secondwind28

@glasscatfish ウルバイラテリアについて簡単に説明しているJSTのページを見つけました。2004年の記事ですが…。 :「語る科学」なぜ今、クモなのか?胚発生が描く進化の道すじ brh.co.jp/seimeishi/jour…

2014-08-06 20:34:44

体の形の決定の基本ともいえる前後軸、背腹軸の形成に、ハエとマウスで共通の遺伝子がはたらいているのである。De RobertisとSasaiは、この類似は進化的保存によるものだと主張し、ハエと脊椎動物の共通祖先として仮想の動物Urbilateria(ウルバイラテリア)を提案した

リンク t.co Research ─ 研究を通して ─:なぜ今、クモなのか?胚発生が描く進化の道すじ - JT生命誌研究館 動物の進化、とりわけ私たち人間もその仲間である脊椎動物の祖先に関しては100年以上も前から研究者の間で熱い議論が交わされてきた。ミミズの仲間が脊椎動物に近い祖先だと考えられたこともあったし、クモ類がその候補に挙げられたこともあった。
s_matashiro @glasscatfish

@secondwind28 そこは腕の見せどころですね! 若いころの業績では HES という転写因子の同定があり、その後影山龍一郎先生(京大・ウイルス研)が発展されていますが、発端は哺乳類と昆虫の体制の比較だったと思います ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/1340473

2014-08-06 19:07:01
リンク t.co Two mammalian helix-loop-helix factors structurall... [Genes Dev. 1992] - PubMed - NCBI PubMed comprises more than 23 million citations for biomedical literature from MEDLINE, life science journals, and online books. Citations may include links to full-text content from PubMed Central and publisher web sites.

その後の発展 研究内容ー2時間を刻む生物時計
(京都大学ウイルス研究所 影山龍一郎研究室)
http://www.virus.kyoto-u.ac.jp/Lab/Kageyama/research_clock.html

理研CDBのプレスリリースとHP(ES細胞以外)

理研CDB 細胞分化・器官発生研究グループ
http://www.cdb.riken.jp/jp/labtour/people_html/sasai/index.html

脊椎動物の発生関連

2010年12月4日 BMPシグナルを抑制する新たなメカニズムを発見
http://www.cdb.riken.jp/jp/04_news/articles/10/101204_bmpsignal.html
2010年9月20日 細胞外マトリックスDel1が後方化シグナルを抑制する
http://www.cdb.riken.jp/jp/04_news/articles/10/100920_matrix.html
2008年9月5日 正しい脳のサイズを決定する -神経誘導因子Chordinの分解を制御するONT1の機能-
http://www.cdb.riken.jp/jp/04_news/articles/080905_chordin.html
2008年5月30日 外胚葉決定因子XFDL156の分化制御メカニズム
http://www.cdb.riken.jp/jp/04_news/articles/080530_Novel.html
2007年4月25日 Teashirtでバッチリ「決まる」動物の背中
http://www.cdb.riken.jp/jp/04_news/articles/070425_xtsh3.html
2006年11月28日 Cv2がBMPシグナルを増強する
http://www.cdb.riken.jp/jp/04_news/articles/061128_cv2.html
2005年4月19日 神経堤の誘導開始にPax3およびZic1の共発現が決定的な役割
http://www.cdb.riken.jp/jp/04_news/articles/050419_sasai_pax3_zic1.html
2004年7月20日 神経栄養因子受容体様タンパク質 NRH1 が収斂伸長運動に重要な役割
http://www.cdb.riken.jp/jp/04_news/articles/040720_nrh1.html
2004年7月13日 XsalFが前脳および中脳の誘導に重要な働き
http://www.cdb.riken.jp/jp/04_news/articles/040713_xsalf.html

受賞

2012年10月1日 笹井芳樹グループディレクターが「山崎貞一賞」および「武田医学賞」を受賞
http://www.cdb.riken.jp/jp/04_news/articles/12/121001_scienceprizes.html
2012年2月3日 笹井芳樹グループディレクターが井上学術賞を受賞
http://www.cdb.riken.jp/jp/04_news/articles/12/120203_inoueprize.html
2010年9月17日 笹井芳樹グループディレクターが大阪科学賞を受賞
http://www.cdb.riken.jp/jp/04_news/articles/10/100917_sasaiprize.html
2009年6月11日 笹井芳樹グループディレクターがゴールドメダル賞を受賞
http://www.cdb.riken.jp/jp/04_news/articles/09/090611_award.html
2009年6月5日 CDB研究者二名が文部科学大臣賞を受賞
http://www.cdb.riken.jp/jp/04_news/articles/09/090605_mextawards.html

幹細胞研究の最前線(ES細胞からドーパミン細胞をつくりだす)
http://www.cdb.riken.jp/jp/millennium/3_1.html

報道と科学コミュニティ

2014年8月6日

弔電のお預かりについて

弊所 発生・再生科学総合研究センター(CDB)の笹井芳樹副センタ―長(52歳)は、5日11時03分に死去いたしました。謹んでお悔やみ申し上げます。

葬儀は親族のみによる密葬で執り行われますので、謹んでお知らせいたします。
なお、ご遺族の意思により香典、供花は固く辞退されておられます。
弔電を出される場合は、当所神戸事業所 研究支援部総務課でお預かりさせていただきますので、弔電の宛先は以下のとおりとしていただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

弔電送付先住所: 〒650-0047 兵庫県神戸市中央区港島南町2-2-3
独立行政法人理化学研究所 神戸事業所 研究支援部 総務課
宛名: 喪主様(ご令室様)

http://www.cdb.riken.jp/jp/index_140806.html

バイクくん@超お嬢様のパグ @Micheletto_D

笹井さん苦しかったんだろうな。 自死の選択を採らせたことは、一緒に解決する道を示すことができなかった僕を含めた研究者コミュニティの責任。 すいません。

2014-08-05 11:09:54
Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa

研究者コミュニティでの魔女狩りについて。shar.es/LKNAL UCバークレーのMichael Eisen教授、お父様がNIHのPIでらして、やはりラボでの捏造事件をきっかけに自殺されてしまった、という。これが繰り返されないためにはどうすればよいのだろう

2014-08-06 06:42:41
Eiko Yamashita🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿🕷 @Eiko_Yamashita

「皆さんにお願いがあります。次にこのような事があった時反応の仕方には慎重になって下さい。」【笹井氏にまつわる科学の世界の「魔女狩り」について】 shar.es/LE0qI via @@mbeisen 英文ですが。重い…。

2014-08-06 07:10:21
Koichi Kawakami, 川上浩一 @koichi_kawakami

杉野事件のときの川崎助手の自殺は傷ましくてやりきれなかった。また、くり返してしまった。もう決してこのような思いはしたくない。

2014-08-05 11:42:55
ミスターP(公式) @Fm7

“STAP細胞の悲劇 - 中村祐輔のシカゴ便り” htn.to/QZ3gNiQZr

2014-08-06 16:23:02
リンク http://yusukenakamura.hatenablog.com/ STAP細胞の悲劇 - 中村祐輔のシカゴ便り STAP細胞事件は、とうとう、理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの笹井芳樹副センター長の自殺という最悪の悲劇に発展した。私も築地にある偏向した考えのA新聞社にいじめられて、自殺が頭をよぎった経験があるので、今回の事態は私にとって全く予期できなかった事態ではない。 本来は科学的に検証すべきものが、最初に華々しく打ち上げすぎた反動や小保方晴子氏の頑として非を認めない姿勢によって、完全にワイドショー化されしまった。その結果、副センター長として、責任著者として、メディア(私には、報道という名に値しない、低
ミスターP(公式) @Fm7

“(続)STAP細胞の悲劇;愚かなメディアと研究者集団 - 中村祐輔のシカゴ便り” htn.to/EXEghh

2014-08-06 16:23:03
リンク http://yusukenakamura.hatenablog.com/ (続)STAP細胞の悲劇;愚かなメディアと研究者集団 - 中村祐輔のシカゴ便り ネットニュースに流れる「ノーベル賞候補だ」「山中先生に劣らない」という文言を目にして憤りが増してきた。一人の研究者が自分の命を犠牲にしなければ、再評価されないのだろうか。一つの汚点が、その個人の長年にわたる業績が帳消しにしてしまうのか? 「笹井先生が追い詰められていたようだ」とよく他人事のように記事にできるものだ。誰が追い詰めていたのか?これでもか、これでもかと、痛めつけていたのは誰なのだ!!長時間、さらし者のようにされれば、追い詰められて当たり前だ。今さら、美辞麗句を並べて、亡くなった人間が生き返るのか
ミスターP(公式) @Fm7

これなら研究所解体の方が良かった

2014-08-05 10:41:38
s_matashiro @glasscatfish

聞いた話:大学院の入試面接である学生が最後に教授に逆質問 「笹井さんの死亡以降、これから日本の生命科学はどうして行ったらいいと思われますか?」(捏造問題に対する科学者コミュニティの対応、と言った意味で) かなり優秀な学生だったそう。まるで教授が試験されているみたいだ

2014-08-06 22:17:49

以下はまとめ主の個人的なやり取りなど