海法紀光さんが語る「ネタ被りと著作権の考え方」

「初期設定が似ている」というそれだけの理由で、現物を観る前から先行作品の設定盗用が疑われてしまう昨今、ちょっと落ち着いて考えてみましょうよ、という呼びかけだと思い、覚え書き的にまとめてみました。
マンガ 海法紀光 パクリ 著作権
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海法 紀光 @nk12
法律というのは目的があって、著作権というのは、色々な著作物が作られて文化に貢献することを目的としています。例えば、作ったものが安易にコピーされると、最初に頑張って作った人の努力が無駄になるわけで、そうなると誰も作品とか作らなくなる。それを防ぐのは大切です。
海法 紀光 @nk12
@nk12 でも、逆に制限が厳しすぎても、著作物が作りにくくなります。たとえば、巨大ロボットは横山光輝以外書いてはいけない、変身ヒーローを石ノ森章太郎以外書いてはいけない(それぞれ、最初に発案した人はさらに遡れると思いますが、例として)となると、世の中ずいぶん寂しくなるでしょう。
海法 紀光 @nk12
@nk12 こうしたアイディアの占有を認めると大企業ががっちり抱え込むでしょうし、そうなると大企業は儲かるかもしれませんが、文化全体としては発展しにくい。それを防ぐためにアイディアとかコンセプトとかは著作権法では制限されません。
海法 紀光 @nk12
@nk12 巨大ロボも変身ヒーローも魔法少女も、その他のなにもかも、先人のアイディアを自由に使い、継承し、発展させることで面白くなって来たわけですな。だもんで「ネタがそっくりだ」というのは、少なくとも著作権法違反でないことは覚えておいていただけるとありがたいです。
海法 紀光 @nk12
@nk12 「この作品はこの作品と似すぎててカッコワルイ」と思うのは一つの意見ですし、誰しも、完全にそのままにならないように自分なりのオリジナリティを入れ込むわけですが、少なくとも、著作権でそれは禁止されてないし、禁止すべきでもないのです。

コメント

玉藻さん@地球 @Roseate_Rosy 2014年8月12日
海法さんの意見はいつもハッキリわかりやすくていいね 
3mのちくわ(20禁) @tikuwa_zero 2014年8月12日
ツイート主に同意。「著作権法ではアイデアは保護されない」っつー事と、それがどうしてそうなのかっつーのは、もうちょっと理解されて然るべき。
@izanamu 2014年8月12日
これは本来の英語 "copyright" で考えるべき。つまり "Copy + Right" で直訳すれば「複製権」となる。権利者(≠作者)が「誰に何をどこまで複製させるか?」をコントロール出来る権利。逆に言えばそれ以外の権利は守備範囲外。故に「絵柄」や「アイディア」は保護されない。
trueよりも浅い場所 @ibaranika 2014年8月12日
他のまとめ見ても思うけど、著作権、意匠権、商標がごっちゃになってる人多いね。プロの作家もあんま理解してないぽい。サンリオみたいなキャラクタービジネスにおいては色々なグッズを出す必要がある以上、意匠権では旨味がなく、著作権になるとか。意匠権はある特定の商品形態でしか売れないから、グッズでもうけるてのは保護されないとかね
trueよりも浅い場所 @ibaranika 2014年8月12日
具体例でいうと、アップルがスマホの形状が似てるとサムスンを訴えたのが意匠権すな。 マンガでは意匠権なんて売れっ子にならん限り関係ないが、ゲーム業界だと意匠権だけじゃなくさらに特許権もあるだろうから、溝は深いように思います
3mのちくわ(20禁) @tikuwa_zero 2014年8月13日
自業自得かどうかはさておき、前段には激しく賛同。 RT [c1570448]:作品を売る際に、広告文として、『独創性』や『創造性』を使いすぎたのが原因だね。そのせいで、「プロ作家は、誰のマネもせずに、0から作品を作れるんだー」という誤解が広まった。プロ作家が、アイデアを借用するだけで、糾弾されるようになってしまったのは、それは、自業自得なんじゃないの?
3mのちくわ(20禁) @tikuwa_zero 2014年8月13日
個人的にはツールやネットの発展で誰でも比較的簡単に作品が発表できるようになった結果、作品を見る目のハードルも同時に上がったため、起こるべくして起きた現在進行形の問題かなーって気がしてる。
gryphon(まとめ用RT多) @gryphonjapan 2014年8月13日
このまとめの作成者・ゆうきまさみ氏はかつてエッセイ漫画で、盟友とり・みき氏が「ジャングル大帝とライオン・キングの類似」についてこう評した言葉を紹介しています。⇒『あれは2作目だから盗作だけど、だれか3作目、4作目をつくれば「ジャングル大帝もの」というジャンルが確立するのだ』(「ゆうきまさみのはてしない物語」より)
幸福太郎 @koufukutarou9 2014年8月13日
このまとめの発端は多分あのゾンビ物のドラマがある漫画の設定に似過ぎているって事からなんだろうけど、ジャンルとして既にゾンビ物ってのがある中で更にどう個性的にするかを考え競う段階で設定が似過ぎてるってのは疑って見ちゃうし、評価はされなくなっちゃうよねえ。
大石陽@聖マルク @stmark_309 2014年8月13日
例の件については、「斬新さ」がウリなのに大きくかぶってる先行作品がある、というのはちょっとリサーチ不足すぎだよなあ。
心技 体造 @mentalskillbody 2014年8月13日
内容にも注目したいですね。福満ゾンビ特有のシュールな光景、中年と若者ゾンビの違い、主人公の性格、ヒロイン、上司、脇役、、またはゾンビパニックになるその原因等…私は先行作品の漫画が好きなので内容まで酷似していた場合、パクリであるという判断を個人的にすると思います。
心技 体造 @mentalskillbody 2014年8月13日
http://togetter.com/li/704965#c1571131 別のまとめですがこんな意見もあります。「斬新なアイデア」自体はかぶる事はあるかも知れませんね。
り〜にょ@YUKARI is GOD @re_nyo3 2014年8月13日
>「この作品はこの作品と似すぎててカッコワルイ」 ニコニコ動画とかによくいるよね、こういう人。コメントとかで
うにら @riafeed 2014年8月14日
変にオリジナリティを主張してかっこ悪いところまでは異論は少ないけどそれではスルーされたときに話が進まなくて面白くないからなのか変な正義感にかぶれてるからなのか知らないけど根拠なくパクリはもとより著作権侵害にまで問題を発展させようとするからこんなことに
NiKe @fnord_jp 2014年8月14日
とりあえず『パクリと著作権侵害はイコールじゃないよ』ということはみんな覚えておくべきですよね。
深井龍一郎 @rfukai 2014年8月14日
「著作権侵害になるパクリとならないパクリがある」(なるパクリの範囲は割と狭い)くらいまで踏み込んだ方がいい気がする。
なみへい @namihei_twit 2014年8月15日
礼を欠いたパクリは格好悪い、以上でも以下でもない話で、ネタ被りは悪!排除!は行き過ぎ、だよね。世の中を見渡せば、模倣によって成り立ってるモノの方がむしろ多いし。無礼にならぬよう筋を通せばインスパイアやオマージュとして双方が認められ利が生まれるけれど、そこに商売が絡むと、礼を欠く≒売上泥棒足り得てしまうものだから、著作権で線引きが成されている、と。利権独占のため真似る者を排除する、というのも、度が過ぎてしまえば、パクってシラを切る、のと同じくらい格好悪いと思うし、利を失うだけの行為だと思う。
ねなし@イラストの仕事します @a_ne74 2014年8月15日
よし良いアイデア思いつたぜ!と思ったら既に似たのが存在してたり、そっから(深層心理的に)影響受けたのが明らか、というのはよくある話。で、それでも自分独自の味付けで調理してやるぜ、となる作家と、かぶるから別のネタを考えよう、という作家に別れるような気がする。
bn2 @bn2islander 2014年8月15日
「著作権はアイデアには適用されない」の一言で済む話ではあろうが、みなさん法律の話はどうでも良くて、相手を殴るための道具として著作権法を拡大解釈しているのだろうから仕方がない
bn2 @bn2islander 2014年8月15日
著作権は表現を守るものなので、アイデアを守るためのものではないんですよね。特許とはそこが違う話である。ネタが被っただけでは著作権の出る幕はないんですよ
柴犬 @sbinnn21 2014年8月15日
特許だって「発明を保護する代わりに公開させて、次の新たな発明のためのアイデアになるようにする」という趣旨ですもんね。特許法第一条にだいたいそう書いてある。著作権だって、作品を守るけど、アイデアは次の作品のために生かすのが原則でしょうな。著作権法にもそんなようなこと書いてある
3mのちくわ(20禁) @tikuwa_zero 2014年8月15日
「パンデミックの発生過程が物語の基点として重要視されておらず、パンデミック後の世界観が物語りの基点になっている」という点でいえば、「ゾンビ取りガール」も「玉川区役所 OF THE DEAD」も「がっこうぐらし」も実は同じ日常ゾンビモノとして括れるのかもしれない。
深井龍一郎 @rfukai 2014年8月16日
でも割と多くの創作者がネタかぶりをなるべく避けようとする傾向があるよね。なんでだろう? 裁判に持ち込まれるのをなるべく避けたいなんて通俗的すぎる理由じゃないと思うんだけど。大デュマみたいな作家が少ないのはなんでなんだろうか?
3mのちくわ(20禁) @tikuwa_zero 2014年8月16日
生粋のパロディ作家ならともかく、創作系の作家なら大なり小なり、誰だって「自分だけの作品を作りたい」と思ってるからじゃないですかね。 RT rfukai:でも割と多くの創作者がネタかぶりをなるべく避けようとする傾向があるよね。なんでだろう? 裁判に持ち込まれるのをなるべく避けたいなんて通俗的すぎる理由じゃないと思うんだけど。大デュマみたいな作家が少ないのはなんでなんだろうか?
深井龍一郎 @rfukai 2014年8月16日
tikuwa_zero パロディに限らず創作者のアイデンティティの発揮は「俺だからこそこのアイデアをこれだけ面白くできたんだ」って方向でもいいんじゃないかって気がするんですよ。現に著作権法はそういう方向で法律が作られてるわけですし。業界的評価基準で「アイデアこそが重要」としてるのってミステリくらいなんじゃなかろうか。
3mのちくわ(20禁) @tikuwa_zero 2014年8月16日
多くの読者・視聴者は著作権法的に問題のあるパクリとそうでないパクリの区別がついてない。つまりはそういう話じゃないかと。 RT rfukai@tikuwa_zero パロディに限らず創作者のアイデンティティの発揮は「俺だからこそこのアイデアをこれだけ面白くできたんだ」って方向でもいいんじゃないかって気がするんですよ。現に著作権法はそういう方向で法律が作られてるわけですし。業界的評価基準で「アイデアこそが重要」としてるのってミステリくらいなんじゃなかろうか。
深井龍一郎 @rfukai 2014年8月17日
tikuwa_zero つまりは判りにくい著作権法の誤った解釈が創作者の態度にまで影響を及ぼしてしまっている、ということですよね。法律が守るべき社会的法益の姿を歪めてしまっている。これが本当ならものすごくマズい状態だと思うわけですが、あまり問題にならないということは、この認識は誤っているということなんでしょうか。そうであることを願いたいものです。
3mのちくわ(20禁) @tikuwa_zero 2014年8月17日
創意工夫が文化の更なる発展に繋がるので、むしろ著作権法の趣旨に沿っていると思いますけどね。 RT rfukai@tikuwa_zero つまりは判りにくい著作権法の誤った解釈が創作者の態度にまで影響を及ぼしてしまっている、ということですよね。法律が守るべき社会的法益の姿を歪めてしまっている。これが本当ならものすごくマズい状態だと思うわけですが、あまり問題にならないということは、この認識は誤っているということなんでしょうか。そうであることを願いたいものです。
3mのちくわ(20禁) @tikuwa_zero 2014年8月17日
そして実際、世界の創作文化は多様性に満ちており、パクリ云々なぞ枝葉末節の如き瑣末な問題に(特に法律的には当事者間の問題に)過ぎないワケで。つまりはそういう話でしょ?
なみへい @namihei_twit 2014年8月17日
残る問題は、礼なんて一銭にもならん、的なことを言う人ほど礼節を欠いてるということくらいか。
言葉使い @tennteke 2014年8月17日
アニメの登場人物設定、身長差とか衣装とかの一覧って、素材だから著作権ないの?
深井龍一郎 @rfukai 2014年8月18日
tikuwa_zero 創作者の創意工夫の方向を狭めてしまっているから問題だ、と言ってるんですけど。
3mのちくわ(20禁) @tikuwa_zero 2014年8月18日
漫画一つ取っても世の中には書店に並び切らないほど多用な作品が溢れているのに、何の論証もなく貴方が「創意工夫の方向を狭めている」と思ってるならそれでいいんじゃないですかね(諦観) RT rfukai@tikuwa_zero 創作者の創意工夫の方向を狭めてしまっているから問題だ、と言ってるんですけど。
3mのちくわ(20禁) @tikuwa_zero 2014年8月18日
原作者のセルフパロディ的要素も高い「コミックマスターJ」劇中で規制論者をあざ笑うが如き話があって、ド素人のオレにはもう一つピンと来なかったエピソードだったけど、今なら理解出来るなー。
3mのちくわ(20禁) @tikuwa_zero 2014年8月18日
よくわからんが、深井何とかさんはすでに「著作権法は判り辛く、それが原因として創作者の創意工夫の方向を狭めている」と結論づけてしまったらしいので、そっと見守ろう。
3mのちくわ(20禁) @tikuwa_zero 2014年8月18日
もちろん元々の話はそうではなくて、大抵の作家は自分だけの作品を作りたいと考えてるので、アイデアの盗用頻度を出来るだけ低くする方向で創作しているって話なんですけどね。そして一方ではアイデアの盗用頻度の高いパロディやギャグってジャンルもあるワケで。
3mのちくわ(20禁) @tikuwa_zero 2014年8月18日
んじゃ「パロディやギャグはそれ以外のジャンルに劣るのか?」っつーともちろんそんなハズもなく、「ケロロ軍曹」など大人気のパロディ・ギャグジャンルの作品も実在するワケですよ。そーゆー話ね。
3mのちくわ(20禁) @tikuwa_zero 2014年8月18日
一方で大半の人はアイデアの盗用(流用)は著作権法上問題ないって事を知らないので、アイデアの一部が被ってるだけでパクリ認定しちゃうけど、それはそれこれはこれって話で作家の創意工夫の方向性とは全く関係のない話。
3mのちくわ(20禁) @tikuwa_zero 2014年8月18日
例えば「エヴァ」のヒット以降、設定だけ見れば「エヴァ」丸出しの漫画やアニメなんてゴロゴロあるけど、アイデアだけ盗用した中身のないクソ作品は自然に淘汰されるし、アイデアを盗用してもそれを上回る面白さを表現出来れば評価される。それだけの話。
3mのちくわ(20禁) @tikuwa_zero 2014年8月18日
「“話”で文末〆すぎ」「はい、さーせんフヒヒ」
海法 紀光 @nk12 2014年8月18日
深井さんのご意見なのですが、「パクったけど俺のほうが面白い」という大デュマの如き意見を持ってる作家がいたとして、わざわざ自分からそう言って読者の反感を買う必要がないだろう、というものがあります。大デュマだって、確か、訴えられた時に、そういったわけですしね。
海法 紀光 @nk12 2014年8月18日
もう一つあるのが、作る側に立つとアイディアの流用に対する意見が変わるというものです。世間的に「真似」と言われてる作品が、全然似てないと感じられたり、逆に関連性を指摘されない作品に対して、「この面ではそっくり」と気づいたりします。
海法 紀光 @nk12 2014年8月18日
結局、何がオリジナルで何がパクりかというのは、経験や感性によって大きく変わるため、作者が読者と直接、議論することにあまり意味がないからそうしない、というのが実情ではないかと思います。そのあたりを論じたものとしては、大塚英志の「キャラクター小説の作り方」が良い本かと思います。
3mのちくわ(20禁) @tikuwa_zero 2014年8月18日
パクリというのは「作り手の認識」「既存作品とのアイデアの相似比」「受け手の認識」のバランスによる結果なので、作り手がパロディやオマージュだと自認していれば実際の相似比が低くてもパクリと思われる可能性が高まりますし、逆もまた然りなのです。
3mのちくわ(20禁) @tikuwa_zero 2014年8月18日
実際のパクリ作品をこさえて「パクった」と認める云々はまた別問題なのでさておき、あえて露悪的に「パクった」と公言する作家は少ないけど、既存作品とのアイデアの相似を意識した上で「パロディです」「オマージュです」と公言する作家は一定数いますよね。
深井龍一郎 @rfukai 2014年8月19日
nk12 「ネタかぶりをよしとしない」作家は積極的にポリシーを語るがそうでなければ口をつぐむし、そもそも創作の素人である受け手側のパクリに対する認識は創作の実状とは大幅にずれているので、実際にはパクリ的なことをしていてもそうとは気づけないことがほとんどである、ということですか。なるほど、だとすれば私の言っていることは単なる杞憂に過ぎないでしょうね。ご説明ありがとうございます。
いあsじsjオしゃおdqsjjd;おkそくぉじゃb @ushjszidxkskils 2014年9月17日
巨大ロボや魔法少女が出てくるぐらいのアイデアは占有出来ない、てのは勿論だと思いますが、それよりもうちょい似てるんじゃないでしょうか?例えば原子力で動くロボの肩に少年が乗って操作してる実写SFドラマ、みたいな。微妙な差かもしれませんが
NPAGW @NPwrAGW 2015年11月10日
(ご参考)海法紀光氏、ツイッター凍結:http://togetter.com/li/895747

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