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【大阪アジアン映画祭特別連続ゼミナール第1回】OAFFのコンペ部門で審査員が選ぶのは‘グランプリ’と‘来るべき才能賞’のふたつだけ。ただ、コンペ規約には‘裁量で以上の賞に加えて特別賞などその他の賞を授与することができる’とあるので、今回スペシャルメンションと主演女優賞が贈られた。
2014-08-18 02:37:54【OAFFゼミナール】『越境/過界』のカリーナ・ラウ主演女優賞で男優賞がいないのは、主演男優賞該当者なしということではなく、審査会中ずっと「カリーナ・ラウの演技は特別素晴らしく、スルーするにわけにはいかない」という話が出ていたから、の、特別賞的女優賞。ただし、賞金など一切なし。
2014-08-18 02:47:01【OAFFゼミナール】今回スペシャルメンションにフィリピン映画『アニタのラストチャチャ』が選ばれた。これは、グランプリに選ばれた同じくフィリピン映画『シフト』と同じ位審査会が最後の最後まで検討し、無冠というわけにいかないでしょ的な賞だった。
2014-08-18 02:47:36【OAFFゼミナール】今回いちばん煽りをくったのが、フィリピン映画『もしもあの時』。作品的には私がイチバン「おっ!」と思ったのもこの作品やってんけど、実は釜山でも入賞実績もあっちゃった、フィリピン国内では若いなりにそこそこ有名なジェロルド・ターログ監督の作品。
2014-08-18 02:48:09【OAFFゼミナール】『もしもあの時』のジェロルド・ターログ監督はミュージシャンとしても活躍してるので、音楽がすばらしい。そこに何があるのかを考えて音楽を展開して行くように思う。脚本編集を自らやる監督は多いが、サウンドデザインを自分でやる監督は珍しい。
2014-08-18 02:48:42【OAFFゼミナール】今回コンペ部門11作品中フィリピン映画3本のうち、3本が審査会で話題に上がり2本が受賞した経緯はそういうこと。
2014-08-18 02:49:41【OAFFゼミナール】フィリピン映画が日本で公開されるのは珍しい。昨年のカンヌで大評判だった『On The Job』も早々に日本配給がついたので紹介する必要もないかと思っていたが、マスコミ試写もないまま東京で2週間ほどの限定公開。こんなことならOAFFで紹介しておけばよかった。
2014-08-18 02:50:27【OAFFゼミナール】フィリピン映画『On The Job』、邦題は『牢獄処刑人』。大阪はナナゲイで9月6日から1週間限定レイト上映。
2014-08-18 02:50:57【OAFFゼミナール】第9回OAFFグランプリ『シフト』は、フィリピン国内の15作品で13タイトルという、石を投げれば受賞的な映画祭で、ノータイトルww 国内では映画祭上映のみで一般公開されていない。OAFFグランプリの経緯もあり日本配給されたが、商業公開は今のところ日本だけ。
2014-08-18 02:51:37【OAFFゼミナール】国内の映画祭で賞を逃しているので国内でのインタビューもほとんどない『シフト』、OAFF来阪でのインタビュー cineref.com/festival/2014/… は、大変貴重。
2014-08-18 02:52:04【OAFFゼミナール】『シフト』を‘フィリピンの恋する惑星’と紹介したら、「盛りすぎ」的な指摘もあったけど、先ほどのインタビューを見れば監督が『恋する惑星』を参考にしたことがわかる。
2014-08-18 02:52:36【OAFFゼミナール】ただ、2010年映画祭で上映した『見捨てられた青春』のことも、‘フィリピン版恋する惑星’とし紹介していた oaff.jp/2010/popup/ind… ことに気付いてびっくり。 次回のセミナーも、フィリピン映画のことを中心にお話しすることになると思います。
2014-08-18 02:53:19OAFFグランプリ『シフト』は、『SHIFT〜恋よりも強いミカタ』というタイトルで10月25日 新宿シネマカリテほかで上映。
2014-08-18 02:53:41【大阪アジアン映画祭特別連続ゼミナール第2回】フィリピン映画の見取図ー『シフト』はどのように生まれてきたのかー 映画界は〔メインストリーム(主流商業映画)⇄インディーズ、アート〕の構成でできているが、今年のOAFFは“世界で初めてメインディーズに焦点をあてた映画祭”と紹介された。
2014-09-29 00:58:28【OAFFゼミナール】フィリピン映画界では大スター(日本でいう吉永小百合さんとかキムタククラス)がインディーズ作品に出演している。もちろんギャラは少ないはずだが、スターがインディーズ映画に出演することが、最近ではトレンドになっているようだ。
2014-09-29 00:58:56【OAFFゼミナール】インディーズ作品でもテレビ局や映画会社が出資する場合も増えてきている。こういうタイプの作品が数年前から少しずつ現れていたが、昨年一気に花開いたのはなぜか。フィリピン国内のインディーズ作品映画祭(日本でいうぴあやスキップシティのような)が急に4つもできた。
2014-09-29 00:59:25【OAFFゼミナール】《Cinemalaya》《Cinema One Original》《Cine Filipino》《Sineng Pambansa》後ろ2つは昨年立ち上げ。
2014-09-29 00:59:53【OAFFゼミナール】通常の映画祭は作品を応募するが、この4つの映画祭の特徴は〔企画書で応募→入選した企画に制作費交付→作成された作品をワールドプレミアとして映画祭上映〕ということ。今年のOAFFで上映されたフィリピン映画5本とも、この4つのいずれかの映画祭の企画である。
2014-09-29 01:00:30【OAFFゼミナール】現在のフィリピン映画は、メインストリーム〜メインディーズ〜インディーズで構成されている。フィリピン国外でメインストリームの作品は紹介されにくく、マーケットにも出品されていないのは、少し前のインド映画のように、国内で興収好調なので国外に出す必要がないから。
2014-09-29 01:00:56【OAFFゼミナール】監督自身が国外に興味があり出品する場合も稀にある。エリック・マッティ監督などがそう。『牢獄処刑人』はカンヌの監督週に出品し話題になった作品で、内容はインディーズっぽいが、メジャー会社のグループが制作しているメインストリーム作品。
2014-09-29 01:01:19【OAFFゼミナール】エリック・マッティ監督はTIFFでも何度か紹介してきたし、『スパイダーボーイ ゴキブリンの逆襲』は、日本でもレンタルなどで見ることができる。『牢獄処刑人』とは全く違う感じの作品なので、この監督の幅の広さもわかるでしょう。
2014-09-29 01:01:47【OAFFゼミナール】フィリピンのメジャー会社は《Star Cineme》と《Regal Entertainment》のふたつ。年末年始に《メトロ・マニラ・フィルムフェスティバル》という国内作品だけを上映する映画祭があるので、そこが重要な勝負の時期。
2014-09-29 01:02:14【OAFFゼミナール】フィリピンでの’14春までの歴代興収ベスト10は、①『Iron man3』’13 62600万ペソ ②『アヴェンジャーズ』’12 60110万 ③『Girl Boy Bakla Tomboy』’13 42900万
2014-09-29 01:02:38【OAFFゼミナール】④『トランスフォーマー ダークサイド』’11 ⑤『スパイダーマン3』’07 ⑥『Starting Over Again』’14 ⑦『My Little Bossinge』’13 ⑧『Sisteralas』’12 ⑨『マン・オブ・スティール』’13
2014-09-29 01:03:03【OAFFゼミナール】 ⑩『It Takes a Man&Woman』’13 3500万。 歴代ベスト10にここ2年の国内作品が5本入っている。
2014-09-29 01:03:32