渡邊芳之先生 ynabe39の「まあそうは言っても件の議員はフォーマル/インフォーマルにかなりのお咎めは受けることになると思うが。」
千の風になって。
北海道帯広市 · twilog.org/ynabe39
渡邊 芳之(わたなべ よしゆき、1962年4月22日 - )は日本の心理学者。帯広畜産大学人間科学研究部門(人文社会・体育学分野)教授。博士(心理学・東京国際大学)。 佐藤達哉、尾見康博との共同研究を中心に心理学論、心理学史、人格心理学や血液型性格分類の批判的検討などの分野に論文・著作を持つ。趣味はレコード蒐集。
http://ja.wikipedia.org/wiki/渡邊芳之
渡邊 芳之 -帯広畜産大学-
http://www.obihiro.ac.jp/ichiran/watanabe_yoshiyuki.html
仮に参院議員を務める49歳の男性でスポーツ団体の会長職にある人間が、28歳の女性選手に強引にキスをする事件が起きた場合、セクハラで大騒ぎになり、会長職の辞任や参院議員の辞任を余儀なくされると思う。男性が女性に行うセクハラは処罰され、その逆はお咎めなしなどという事はあってはならない
2014-08-20 22:57:30これについてはおそらく様々な文脈から「あってもよい」のだろうし,ここでも私がいつも言うように「大事なことについてのダブルスタンダードを可能にするのが正義」なのだと思う。むしろ「男がやるのはダメで女がやるのはいいのはなぜか」を考えるほうが重要だろう。
2014-08-21 07:32:13なんでも同じであるのが正しいのだったら「先生はタバコ吸っているのに俺たちはなんでダメなんだ,不公平だ」という中学生の主張も正しいということになる。もちろん実際それが「正しい」のだけど,そこで「大人はいいけど子どもはダメ」という「ダブスタ」を可能にするのが「正義」だ。
2014-08-21 07:34:08ある問題で人が性別や年齢その他の属性によって「タバコを吸っちゃいけない中学生」の立場に置かれていることはたくさんあって,それが社会的に妥当とされることもあれば,妥当とされずに差別といわれることもある。
2014-08-21 07:44:18そのうち「妥当とは思えないが実施されているもの」についての批判とか反抗というのは常にあってよいけれども,じゃあ「子どもは吸っちゃダメ」的なことをすべて追放した社会というのがありうるのかは疑問だと思う。
2014-08-21 07:45:34たとえば「パン屋さんが言うのはいいけど学校の先生が言うのはシャレにならないこと」というのはあるわけだけど,そういうのは不平等だから学校の先生にも言わせろ,と言うべきかどうか。それこそ「場合や内容による」としか言えない。
2014-08-21 07:47:54「男がやるならいいが女がやるとシャレにならないこと」と「女がやるならいいが男がやるとシャレにならないこと」はそれぞれあると思うし,歴史的には前者のほうが不当に多かった,という主張はあり得ると思う。
2014-08-21 07:49:13"@ynabe39: その突出感が気になる男は多いのだろうと思う。" そして、その『突出感』の正体を考えずにいる人は男女問わずいるので厄介です
2014-08-21 08:52:41あることで「女ならよくて男はダメというのはおかしい」と言ってる人が別のことでは「男女共同参画が日本をダメにする」とか言ってるという夢を見るな。
2014-08-21 09:02:25アカハラ・パワハラでハラスメントの発生の基盤に「なんらかの力の不均等」があって、その中で強いものから弱いものへの不当な影響力がハラスメントと呼ばれるというのはわかりやすいけれども、セクハラではそこが文脈により判断しにくいということがあると思う。
2014-08-21 09:22:07しかし多くの場合にセクハラの判断の前提には「男女の力の不均等」があって、だから外形的に同じ行為でも男がやるのと女がやるので評価が異なることのほうが多かったのだと思う。
2014-08-21 09:24:20自分の意見としては、性的なことでは男女の物理的社会的パワーには大きな不均等があるから、同じ行為でも男がやる場合と女がやる場合で評価や責任が異なることはあってよいと思う。
2014-08-21 09:27:58そういう意味では「女のセクハラ」についてはその文脈で行為者が被害者に対してどの程度のパワーを持つかが重要な判断基準になりそうで、その点で今回の事件が議論を呼ぶのだろうと思う。
2014-08-21 09:30:38lawkus先生も書いていたようにハラスメントは根本的には「パワーの不均等の中で強いものが弱いものに対して不当な影響力を与える」ことなんだよね。
2014-08-21 14:59:30