フタバスズキリュウと福島県いわき市

数日前のメモ『2014年8月福島県いわき市訪問記(増補)』http://togetter.com/li/706175と、『「ふくしま復興のあゆみ」2014年夏』http://togetter.com/li/709027の続き、特に「フタバスズキリュウと福島県いわき市」の関係について。
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MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

ついでに言うと太陽光発電の原価は非常に高く、石油や原子力(事故処理費用も含んで)(1kWhあたり8円〜9円)の、何と3倍だ。でも我々の社会は再生可能エネルギーの代表として太陽光発電に期待し、普及を掛ける事が重要だと判断した。だからそれを税金で賄っている。その事は忘れてはいけない。

2014-08-23 01:19:48
BSC(BMI+Mindcontrol) @kanohosi

@y_mizuno メガソーラーの土地利用における環境負荷のアセスメントを採るべき

2014-08-23 01:22:43
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

自治体の「境界」の問題に戻ると、まず福島県の自治体の名前を理解する必要がある。ここで「xx町」を「xxちょう」と呼んで(読んで)はいけないw 「xxまち」。ここ twitpic.com/eaj90x/full に読みがなが書いてあって、私はもっと前にこれを見ておけばよかったと後悔。

2014-08-23 01:32:00
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dolphin_33 @dolphin_33

@y_mizuno 今晩は。私も、××ちょうと言ってしまって、地元の方から指摘された事があります。その時、ちゃんと事前に読みを確認しておくべきだったと後悔しました。

2014-08-23 01:44:07
dolphin_33 @dolphin_33

福島の町の名前、××ちょうというのは無い。と被験者さんに指摘されました(苦笑)どっちで読むのか分からず調べてもなかったなぁ…

2014-08-23 01:51:17
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

福島県でも面積最大のいわき市を出発点にとると、福島県のことが、すっきりと理解できると私は思う。いわき市から、北に順番に、広野町、楢葉町、富岡町、大熊町、双葉町(この大熊・双葉の境界に第1原発があると紹介した)、その北に隣接して、浪江町、そして南相馬市、相馬市、最後に新地町。

2014-08-23 01:38:02
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

それで自治体の境界。大熊・双葉の境界に第1原発だった。楢葉・富岡の境界には福島第2原発があり、同様の理由だと思う。それで第3の巨大法人施設がこの地域にあり、これがかの「なでしこジャパン」もここで練習したというJヴィレッジ。これは広野・楢葉の間にある。いわき市の間には何もない。

2014-08-23 01:47:39
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

福島県の地図twitpic.com/eaj90x/fullを見れば分かるように、ここに出て来た、いわき市より北の、全部、つまり広野町、楢葉町、富岡町、大熊町、双葉町、これらはすべて双葉郡と称される。双葉郡に属するのは他にも、浪江町、少し内陸に入って葛尾村、そして川内村。合計8町村。

2014-08-23 01:53:16
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MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

こうして見てくると、説明したかったフタバスズキリュウという名前の双葉の由来(苦笑)は、実は福島第1原発が立地する「双葉町」から来ているのではなく、なんとも、「双葉郡」から来ていることが分かる。なぜなら、フタバスズキリュウが発見された当の大久町は、今ではいわき市の北端にあるからだ。

2014-08-23 01:57:17
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

いわき市と広野町の境界には何もないと言ったか、実はフタバスズキリュウが、この「境界」から発見されたことになる。こんなのは偶然だが、自治体は生活と文化の基本単位。この付近にも古来から、古代から、あるいはそれ以前からの自然の恵みがあり、その意味で自然の境界があったのではないかと思う。

2014-08-23 02:14:54
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

フタバスズキリュウのフタバ(双葉)は、もちろん地層の名、双葉層群から来ている。双葉層群:「阿武隈山地の東南部、畑川破砕帯と双葉断層に挟まれた双葉郡楢葉町からいわき市四倉にかけての地域には、白亜紀花崗岩類を不整合で覆い、古第三系白水層群に不整合で覆われる双葉層群が分布する」だとか。

2014-08-23 02:39:26
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

参考:フタバスズキリュウの発見された双葉層群に関するやや専門的な解説。東北大学名誉教授、蟹澤聰史、福島県立博物館、相田優、「福島県の地質」 tohoku-geo.ne.jp/information/da… 

2014-08-23 02:43:32
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

参考2:フタバスズキリュウの発見に関わる資料。1)小畠郁生(1967)「白亜系双葉層群の上限」,『地質学雑誌』,vol.73,p.443-444; 2)小畠郁生・長谷川善和・鈴木直(1970)「白亜系双葉層群より首長竜の発見」,『地質学雑誌』,vol.76,p.161-164;

2014-08-23 02:52:17
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

続) 3)小畠郁生・鈴木直(1969)「再び白亜系双葉層群の上限」.『地質学雑誌』,vol.75,p.443-445.  参考3:福島県いわき市・双葉郡広野町・楢葉町・富岡町・川内村にまたがる地域の地層「川前及び井出地域の地質」「」:gsj.jp/data/50KGM/PDF…

2014-08-23 03:00:39
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

参考4: 双葉断層とは。 jishin.go.jp/main/yosokuchi… 「双葉断層は、阿武隈山地の東縁部に位置する活断層。双葉断層は、宮城県亘理(わたり)郡亘理町から福島県相馬市を経て原町(はらまち)市にかけてほぼ南北方向に延びています。全体としての長さは16-40km …

2014-08-23 03:05:06
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

フタバスズキリュウについて長々と語って来たが、何度も訪れた地域で、それが発見された事実に数日前まで気付いていなかったことはかなり衝撃的だった。だからその名「双葉」の由来を調べた。何度も言うが、発見された大久町は1966年の合併前まで双葉郡に属していた。今はいわき市に属する。

2014-08-23 03:16:18
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

1966年のいわき市の合併の際に、双葉郡からいわき市に編入したのは、このフタバスズキリュウが発見された(しつこいw)大久町と、もう一つあって、それが久之浜町だった。だから今でもこの地区の市役所の支所は、久之浜・大久支所と呼ぶ。この歴史ある地域も、さまざまな紆余曲折を経て今に至る。

2014-08-23 03:26:43
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

続) …と聞いているというべきだ。最近では、いわき市は土地に余裕があったため原発直近からの避難者、つまり双葉町・大熊町からの避難者の多くが、いわき市に来られたと聞いている。それも歴史的に、いわき市と双葉郡とは交流や行き来があったからといわれている。双葉町役場もいわき市に移転した。

2014-08-23 03:32:58
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

もう一つの紆余曲折は、いわき市の瓦礫焼却灰が、突然のいわき市の人口増加で早くも満杯に近づき、いかんともし難くなったことだ。それで結局、いわき市の焼却灰のうち飛灰の置き場を、場所的には市の土地があった、この久之浜に依頼することになったという経緯にも触れたい。そんなこんなで、推移中。

2014-08-23 03:38:05
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

私は個人的には、この久之浜・大久地区というのはもっとフタバスズキリュウを宣伝してもよいのではないかと思う。だがこれもすでに海竜の里センターとかアンモナイトセンターとか、いわき市の施設が点在。隣の広野町も同じく双葉層群の中心地、こちらは恐竜の町を自称するなど簡単でないかもしれない。

2014-08-23 03:44:41
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

福島県には、京都と繋がりのある地名も多くあって、非常に興味深い。例えば、福島県のど真ん中あたり、少し海岸よりに、なぜか都路という場所がある。ここは福島県田村郡都地。この田村は、坂上田村麻呂の田村だと言われていて、彼がこちらに来た時の名残ではないか。小野町は小野小町と関係がある。

2014-08-23 03:53:46
portal311 @portal311

@y_mizuno そうみたいですね。坂上田村麻呂のご子孫と現在も交流があります。

2014-08-23 04:06:50
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

補足)福島県で、私が京都と関係があるのではないかと思っている都路(みやこじ)は、今は福島県田村郡都路村ではなく、「合併により2005.03.01から田村市」。でも今でも地名としては「都路」で通っている。福島県の「平成の大合併」の様子。post.japanpost.jp/zipcode/merge/…

2014-08-23 11:03:44
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

福島県に京都の影響を探すことは、実はそれほど簡単でもない。例えば京都の清水寺の宗派は法相宗という奈良仏教だが、清水寺の創始者が坂上田村麻呂で、彼が今の東北、おそらく最初に今の福島県田村市、に行ったため福島県でも法相宗がある。しかし寺は途中で宗旨を変えることがあって、事情は複雑だ。

2014-08-23 04:02:56
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

しかし、こんな地域理解は日本中、どこでも、本当に古くまで遡れるのであって、別に福島県とかいわき市とかに限った話ではない。日本中どこでも。京都なんて実に新しいというべきだ。なぜなら、昔は京都も大阪湾の続きで、海だったからだと思う。人が住んでいなかった。それが京都の実態だ(笑)。

2014-08-23 04:08:13