10周年のSPコンテンツ!
91

Twitter:中村佑介 Yusuke Nakamura (@kazekissa)

▼今回は中村佑介氏の『イラスト講座』『Q&A』の説明書です。
中村佑介🎨8/16~9/1福岡展 @kazekissa
むかしから色々な大学や専門学校から講師の依頼は来ているのですが、思うところがあってずっと見送らせて頂いております。
中村佑介🎨8/16~9/1福岡展 @kazekissa
それは学校の授業というのは、「その学校に入った人しか受けられない」という、当たり前のことが僕の中では大きく気になっているからです。
中村佑介🎨8/16~9/1福岡展 @kazekissa
というのも、経済面の問題でそもそも大学が受けれない、という方。また友達に絵を描く子がいないので、興味はあるのに何となく絵を描くのをやめてしまう方って非常に多いと感じています。無料のキャンパス見学会にさえ足が伸びなかった人、というか。
中村佑介🎨8/16~9/1福岡展 @kazekissa
「そんなのその人のやる気次第!」という意見もあるとは思いますが、そういう方は、自分が恵まれた環境に既にいるという事をお忘れになっている場合もあります。
中村佑介🎨8/16~9/1福岡展 @kazekissa
そもそも子供の時には皆、絵を描いていました。それは言葉がまだ不自由だから、「好き」を「似顔絵」で伝えるような感じで、だんだんと中高となるにつれ、言葉のコミュニケーションに重きをおけるようになるに連れ、「道を聞かれた時の地図」以外、描く必要がなくなってきます。
中村佑介🎨8/16~9/1福岡展 @kazekissa
つまり僕の考えでは「本来絵は子供が描くもの」で、そんな中、絵というコミュニケーションに興味があったり、好きだったりで居残る人、それがいま絵を描いている者です。"オタキング"こと岡田斗司夫さんの「オタクは"なる"ものではない、ただ"やめない"ことだ」というのと似ています。
中村佑介🎨8/16~9/1福岡展 @kazekissa
ただ、その絵を続ける過程においてその方達は『描いてても別に"いい年して子供っぽい"とか"変わってる~"と笑われない』という、いくらそれが小さくとも、守られた空間にいる場合が多いです。変動の激しい思春期に「絵を描く友達がいる」とか「家族から批判されなかった」とか、そういうことです。
中村佑介🎨8/16~9/1福岡展 @kazekissa
特に自分のことについてそれは顕著で、僕は子供の頃からファッションデザイナーの母に"色"と"流行"、建築家の父から"風景"や"描写力"を知らず知らずのうちに学んでおり、その後、芸術大学に入った時、1年生で学ぶことはほとんど知っていたことです。
中村佑介🎨8/16~9/1福岡展 @kazekissa
また、僕は20歳まで「おねしょ」をしていたのですが、家族からそれについて何かとがめられた事は一度もありませんでした。それ以外の価値観のことも。そんなことから「あぁ、有る程度は自由でも良いのだなぁ」と、絵も描き続けられたことが大きいです。守られていた訳ですね。当時は無自覚でしたが。
中村佑介🎨8/16~9/1福岡展 @kazekissa
そんな風に【環境】って実はすごく大事で、その後の人生にとても影響を及ぼします。この世界にIFはないので、想像し難いですが、「そもそも将棋がない鎖国では棋士は出てこない」、すこし極端ですが、そんな風に考えて頂いたら妥当だと思います。
中村佑介🎨8/16~9/1福岡展 @kazekissa
で、大学や専門学校の講師依頼の件に戻り、だから「大学は悪だ!」や「社会のシステムがいけない!」みたいな事も一切思いません。学校は良いところだと思ったから、入学し、卒業しました。感謝です。ただ僕はそこの入り口まではぐれて来れなかった子の方が興味がある、という話です。
中村佑介🎨8/16~9/1福岡展 @kazekissa
そして、いくら気持ちや信念があっても、外に声が聞こえない教室の授業では、そんな方達までは届かない。そんな風に考え、先生の依頼はお断りしています。僕じゃなくても同じ技術を教えられる方は、すでに学校にはたくさんいらっしゃいますしね。
中村佑介🎨8/16~9/1福岡展 @kazekissa
「じゃあ、何をするか」ということで、こうしてTwitter上での『イラスト公開講座』や『Q&A』をはじめた次第でした。そしてこの拡声器は、非常に可能性があると考えています。
中村佑介🎨8/16~9/1福岡展 @kazekissa
例えば合評。普通の美大や専門学校では1クラス大体40人いるとして、1人を作品合評していても、その他39人では他の学生には役に立つ話ではないことの方が多いです。(※だから一人一人行ってクラスの人数制限を設けている)
中村佑介🎨8/16~9/1福岡展 @kazekissa
図にするとこんな感じ。大学や専門学校の学生は、すでにそれぞれが木の枝のように、ある程度特性が出てきているので、Aの学生への指導は、Bには関係ないことも多々ある。 pic.twitter.com/VM7D6zz34U
拡大
中村佑介🎨8/16~9/1福岡展 @kazekissa
でもCのところにいる子たちには、木の幹は一本であるように、共通して言えることがたくさんあります。しかし、その部分の教育は、以前も言った通り、義務教育の美術の授業でも「自由に」「感性を大切に」「ピカソすごい」くらいしかされておりません。 pic.twitter.com/xbP2kmQex6
拡大
中村佑介🎨8/16~9/1福岡展 @kazekissa
その教育やコミュニケーションが「教室」ではなく、誰もが見聞きでき、臨場感もある「Twitter」では可能になるなと考えました。
中村佑介🎨8/16~9/1福岡展 @kazekissa
まだ大学や専門学校と同様、「イラストレーション」、「イラストノート」、「季刊エス」といったイラスト誌でも賞の審査員をしたことがありますが、誌面の広さ上、「一人コメントは3行まで」みたいに字数制限が決まっております。
中村佑介🎨8/16~9/1福岡展 @kazekissa
受賞した人は褒められて「よかったね」「素晴らしい」「おめでとう」等の5文字程度でももう十分にうれしいですが、次点の人に対し200文字で慰め以外の何かを伝えられるとは、あまり思えませんし、そもそも賞にさえ入れなかった人には、1文字も言葉がありません。
中村佑介🎨8/16~9/1福岡展 @kazekissa
漫画やアニメやゲーム、また映画や小説、大衆音楽と比べ、イラストレーションという文化はまだまだ小さいと思っています。漫画よりイラスト画集を多く持ってる人なかなかいません。ま、値段の違いがあるなら、CDよりイラストの画集持ってますか? 大体同じ値段です。
中村佑介🎨8/16~9/1福岡展 @kazekissa
そこにはやはりイラストへの「画集3000円って高くない?え、安いの??」みたいな理解度と興味の低さがあると思います。「CDや漫画はみんな買ってるんだから、まぁ妥当な値段なのだろう」の逆ですね。圧倒的に見る人も描く人も数が少ない。
中村佑介🎨8/16~9/1福岡展 @kazekissa
だからと言って「買わないみんなが悪い!」とも思っていません。イラスト誌って専門的過ぎて、あまり面白くないですから。それは僕らが何とかすることです。その為にはコチラ側の数が圧倒的に足りない。今は教室の隅で絵を描いてる子が2、3人だけ溜まってるいた状況と、何ら変わっておりませんから。
残りを読む(25)

コメント

コメントがまだありません。感想を最初に伝えてみませんか?

ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする