とある離島の地域おこし協力隊——「えっ…私の年収、低すぎ…?」

知り合いの@kojimakenichiさんが長崎・池島での地域おこし協力隊の任期を終え、いろいろなものを噴出させているのでまとめました。小島さんの調子(?)に合わせ随時追加します。誰でも編集できるように設定しておきました。誰でも編集してください。
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小島健一 @kojimakenichi

あっ、そういえば今日の昼休みに住民票を池島から現住所に移したよ。

2014-09-03 16:07:41
小島健一 @kojimakenichi

高島の協力隊員シマカワ コウヂさんの記事も長崎経済新聞に! マドゥバニもそうだけど、単なるニュースとしての報道ではなく、人を掘り下げている姿勢が素敵です。田中 康雄さん。 西村 直樹さんの事も書いてある!... fb.me/1j3zoNRtk

2014-09-03 19:08:55

 高島ふれあいセンター(長崎市高島町)で9月6日、「高島しまライブ」が開かれる。

 高島は長崎港から連絡船で35分ほどの場所にある小さな有人島。同ライブを企画したのは長崎市地域おこし協力隊の隊員で高島担当の島川浩二さん。今月末、島川さんは3年間の任期満了を迎える。

 長崎出身の島川さんは小中学校を長崎で過ごし、高校からは東京暮らし。10代のころ、「3年B組金八先生」の原作者・脚本家として知られる小山内美江子さんが代表を務めるNGO活動に参加した。

 ある人の言葉をきっかけに「倍音(ばいおん)」の魅力を知った島川さんは、東京・北千住で倍音カフェバー「COSMIC SOUL」を開店。倍音楽器演奏者「シマカワコウヂ」としてモンゴルの「ホーミー」や馬頭琴、口琴などの珍しい楽器を巧みに操り、演奏者と地球を「共振させる」ような響きを生み出す。音楽活動に留まらず、2010年には出身地の長崎で被爆者を撮影した写真家の写真展や、東京・浅草で東京大空襲の体験者から話を聞く会を開いた。「特定の考えを持つわけではない。ただ事実を事実として学び、いずれ化学反応が起きれば」と説明する。

 島川さんは「西村さんは今年2回目、岩原さんは今回で3度目の『高島しまライブ』出演。ぜひ、彼らが運んでくる『風』を感じに来てほしい。音で踊らせるエキスパート、心が踊る愛情がたっぷり詰まった『生きた音楽』を楽しんで」と来場を呼び掛ける。

小島健一 @kojimakenichi

ボクだけの地域おこし協力隊事例だけではアレなんで、こんなブログも貼っておきますね。 貧すれば鈍す?地域おこし協力隊で考える 三島おさむの県政つうしんブログ omis24.blog.fc2.com/blog-entry-196…

2014-09-03 20:06:43

 貧すれば鈍す、当座は良くなった、でも、その後はどうするの?
 まあ、そんなことを考えさせられたある地域の地域おこし協力隊の実情。

 そもそも、今年度で第1期生の3年間が終わる。で、志を持って島根の地にやってきた若者はその後どうするのか?地域は、そんな志を持った若者をどう支えていこうとしているのか。ずっと気にかかっていることでした。
 僕の親しくしている地域おこし協力隊の何人かは、とても悩んでいる。彼らは任期の終わる3年後が全く見えないから。
 確かに、癒しを求めて、今の仕事よりずっと楽そうだし、収入も良い。とりあえずトラバーユしよう(女性だけではなく)という隊員もいるようですが、問題は志を持つ若者たち。


 まず最初に、隊員はかわいそうだよなあと思うし、任期の終わる来年度、仮に地域に受け皿ができても残ることはないだろうと思います。また、新規の隊員もいつまで続くのかと。

 お邪魔した地域、彼らの仕事は、草刈と福祉タクシーの運転手、それと農業の手伝い。
 君たちも承知できたんだろう?
 違うんですね。募集は総務省のお題目がそのまま掲載され、面接でもそんな話はなかった。
 集落に配置されて1週間、何か違う、と思ったと言うんですね。

 確かに、昨年夏、この自治体の役付担当職員と話した時、役場としては何のプログラムもない。手を上げた地域、その地域の要請のある仕事をしてもらう。多くは、高齢化で人出がないので草刈や農業の手伝いですと。
 その自覚があるので、それが応募者に伝えられているかというと全く伝わっていない。
 じゃあ、受け入れ側の集落はというと、人選するための面接時には立ち会うこともできない。
 つまり、地元の意向は、配置されて初めて隊員に伝えられる?いや、自然に隊員が悟る?

 俺たちは、草刈の人手を求めて手を挙げたんだから、君たちはその仕事をやっときゃいいんだ!と。これは、隊員の口から聞いたことではありませんが(念のため)。
 でも、彼らをこのまま去らせちゃいけないという意識があるようで、彼らが仕事できる環境を整えようとNPOの設立に取り組んでいる。でも、そのNPOについて隊員たちとの意識共有は図られていない。

 地域おこしという題目、地域の中でもそんなことを期待する人たちはいる。
 しかし、隊員らの仕事は、地域の人たちの後継者である若者でさえ嫌がる草刈り。
 地域おこしという仕事、それは自分たちのオフに考えてくれ。それは、君たちの将来のためでもある。

 その理屈はとてもよくわかります。彼らにも甘えがあるかもしれない。それくらいの社会経験を積み、志を持ってきたんだから、自分たちの力でやるんだ!なるほど。
 甘えだと断ずることは簡単。でもなあ、初めて直面する仕事がやったこともない草刈り。ひたすら草刈り。そこで、地域おこしという大きな課題にオフに取り組め。
 もちろんできる人だっていますが、モチベーションがないとできないよなあと思います。

 僕なら、さっさと尻を捲くるなあ。でも、それをしないところが今の若者?正直、彼らはすごいと思いました。
 志ある彼らに、せめて立つ瀬を与えてやりたいなあと思います。
 彼らの青年時代の貴重な3年間、残るものがなかったと思う隊員が一人でもいたら、それは、島根への評価にダイレクトにつながる。

 もっと怖いと思うのは、折角人手が確保できた地域が、事業が終わりになってまた同じ思いをする。いや、それは、一層の負担感となって地域に覆いかぶさるはず。
 こんな事業であるならやらないほうがいいと思う僕は、やはりおかしい?

小島健一 @kojimakenichi

地域おこし協力隊って、総務省のサイトには200万円の人件費(月給 17 万くらい)と、200万円の活動予算で「地域おこしをしてください」って感じで書いてあるんだけど… 活動予算自体は、協力隊を管理する行政の都合次第なので、200万円をまるまる活動予算に当てられない。

2014-09-03 20:11:24
小島健一 @kojimakenichi

自分の活動予算として使えると思っていたお金すらまともに使えない… だから、大抵の協力隊員はまず最初に「こんなハズではなかった」という壁にぶつかるのではないだろうか。 ここらへんも担当する行政マン次第だとおもうんだけどね。

2014-09-03 20:14:39
小島健一 @kojimakenichi

でもって、都会ではちょっとしたバイトでも協力隊の賃金くらいは稼げるわけなのだけど、田舎の人は「年収200万でも高い」とか、「こっち来て仕事があって良かったね」とか平気で言ってくる… いや、年収200万のために来るような人滅多にいませんからと。

2014-09-03 20:18:34
小島健一 @kojimakenichi

ならなんでわざわざ賃金も低い地域おこし協力隊なんかになるのかというと… 地域おこし協力隊の半分くらいは、いい意味でドロップアウトしてる感じの人たちなので、フロンティア精神というか、「面白そうな事できそう」って理由が多いだけど、実際に入ってみるとルールでがんじがらめだったりする…

2014-09-03 20:23:35
小島健一 @kojimakenichi

ざまあみろだよね。見通しあめーよ!って感じだよね。 ボクもそう思う。 でも、まさか「地域おこし協力隊」として協力者を募集している行政が、「私たちのルールはこうなってますから、それはやめてください」て足を引っ張るなんて、入ってみるまでなかなか想像できない。

2014-09-03 20:28:43
小島健一 @kojimakenichi

地域おこし協力隊って1000人もいるのに、あまり存在を知られてないのは、大概どうにもならなくてフェードアウトしてるから。 行政に不満を持って出く人も多いのに、ネット上にそういった声が少ないのは不思議。 わざわざ失敗したどうでもいいことに構ってられないってことなのだろうか。

2014-09-03 20:38:31
小島健一 @kojimakenichi

自分はもう終わったからいい、抜けたからいいじゃなくて、その後に続く?協力隊員たちのためにも、ウミはできるだけ多く出しておいた方がいいと思うんだ。

2014-09-03 20:41:59
小島健一 @kojimakenichi

一度衰退した地域がどこもかしこも活性化するなんてのは幻想でしかない。 本来行政が切り捨てる地域に、地域おこし協力隊を投入して、住民に地域おこしの「ポーズ」を見せてたりするのが腹立つ。 地域おこし協力隊を入れるなら、入れた人も本気でその地域の事を心配しろよ。  #地域おこし協力隊

2014-09-03 21:24:40
小島健一 @kojimakenichi

協力隊のまとめで、ボクは協力隊として失敗した感じで感想書いてた人いたんだけど… たぶん、1人で入った協力隊員としてはかなり成功している部類に入ると思う。何を持って成功か失敗かわからないけどさ。 少なくとも年収の数十倍の広告効果はあげたと思う。

2014-09-03 21:48:47
小島健一 @kojimakenichi

まぁいいんだけどさ。 協力隊の活動報告会でもそこら辺を報告して変な浮かれムードを出されても困るので、実績の所はけっこう省いて報告した。

2014-09-03 21:50:32
小島健一 @kojimakenichi

ちなみに池島の問題は… 行政よりも、土地の8割が企業が所有しているって事の方が大きくて、行政の問題と同じかそれ以上の困った事があるんだけど… まぁそこら辺はおいおいどこかで話すよ。

2014-09-03 21:53:43
小島健一 @kojimakenichi

憧れを打ち砕きごめーん。でも、実施自治体や担当によって全く変わるよ〜 危機感を持った上で導入してる自治体はちゃんと人を活かそうとしている印象。“@omifull: 地域おこし協力隊、めっちゃ憧れていたけど現実はお役所仕事な闇であった。”

2014-09-03 23:36:43
小島健一 @kojimakenichi

今日び、協力隊員はソーシャルメディアの活用を期待されてたりするのだから、ヒドい扱いを受けたのならそれはそれで、ソーシャルメディアを通じて拡散すればいいと思う。

2014-09-04 13:14:50
小島健一 @kojimakenichi

何度も書くのも嫌ですが、協力隊全部が酷いわけではないですよ。きちんとした成果を残しているところもあります。 ただ、「良いこと」しか表面に出てこないのは問題だと思います。

2014-09-04 14:15:00