東京グランギニョル

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庄司トオル @ToruShoji

阿木譲さんと椹木野衣さんのトーク。こんなにリラックスされている阿木さんを拝見するのは初めて。阿木さんらしからぬ庶民的な吐露まで引き出す椹木さんたら。それにしても椹木さんがノイに通われていたとは。しかも松蔭浩之さんやテトラさんの話まで。僕もノイは開店から閉店まで足しげく通っていた。

2014-09-06 21:44:23
庄司トオル @ToruShoji

西麻布にて。もうすぐ阿木譲さんのブリコラージュタイムだけど、30分押しとかで残念ながら最後まで観れないかもしれない。祝日は当日最大がきかない駐車場が多いので、今日は車で来れなかったので、つまらない理由にて帰らざるを得ない。今日は平野さんを見かけなかったけど、大阪におられるのかな。

2014-09-06 21:49:02
庄司トオル @ToruShoji

グランギニョル未来とライチ光86の共通項2:多面体(光=六角か八角の演壇/未来=会場天井の八角の彫刻)。金融(光=学生金融由来/未来=第一銀行融資)。椅子一列。途切れ(光=ワ、タ、シ、ハ、ラ、イ、チ/未来=きみ は にんげん かー等)。2122年=漂流教室?=であれば梅図かずお。

2014-09-07 03:19:28
庄司トオル @ToruShoji

グランギニョル未来とライチ光86の相対項:権力による方向指示(光=オープニングのサーチライトを背負ってダンスする学生にゼラが笛を吹きながら上下左右の指示/未来=エンディングのあっちむいてほい)。サクリファイス(光=ジャイボ演じる飴屋さん以外全員/未来=シンボルとしては飴屋さん)。

2014-09-07 03:19:53
庄司トオル @ToruShoji

個人的に、グランギニョル未来の中には多数のオリジナルライチ光クラブとの共通項、シンメトリーの要素が見出せるのだが、これは考えすぎだろうか。86年の公演からテクノやインダストリアルビートの音楽と丸尾末広さんと少女漫画の要素をはぎ取ると、ここ数年の飴屋フレームが浮かびあがる気もする。

2014-09-07 03:20:18
庄司トオル @ToruShoji

それにしても面白いのは、椹木野衣さんを媒介として阿木譲さんと飴屋法水さんが結ばれているにも関わらず、その飴屋さんがあれほど固執していたインダストリアルやテクノを使わなかったこと(著作権の配慮はあるが)。椹木さんも造詣が深いので、グランギニョル未来ではやろうと思えばできたはずだが。

2014-09-07 03:20:44
庄司トオル @ToruShoji

しかし、ビートばかりがアヴァンではない。フィールドレコーディングも今では立派なジャンルのひとつ。飴屋さんの音響設計は飛躍的に深化している。グランギニョル未来の音響は素晴らしかった。あの音が暴れる会場でzAkさんが日に日に調整されて、楽日にはかなり音質がアップしていたのは感動した。

2014-09-07 03:21:26
庄司トオル @ToruShoji

そうそう。『わたしのすがた』の学生寮と病院にあった黒い仏壇のような金庫は、山崎晃嗣が服毒自殺した「光クラブ」の事務所を連想させ、さらにその学生寮にあった蜂の巣の八角構造が、グランギニョル未来の会場となった旧第一銀行の天井の八角形の彫刻とリンクしていて、昭和という亡霊を感じさせる。

2014-09-07 03:35:13
庄司トオル @ToruShoji

BATIK『落ち合っている』千秋楽。作品を重ねる毎にヤバくなってると思っていたが、ここまで来たか。暗黒舞踏を呑み込んだオリーブ(雑誌)という形容しか思いつかない。紙一重で美しいというのはあるが、一線を越えていて且つ可愛いというのはどういうことか。これを超えるものはしばらく出まい。

2014-09-07 21:44:45
庄司トオル @ToruShoji

グランギニョル未来に旧東京GG的なものを期待した人が足りないと感じた(むしろ排除された)可能性のあるもの。冒頭のバンという激しいラップ現象。激しい落下。均等性。隊列。カシワ手。フェチシズム。ゲイコミュニティ感。産業破棄物(主に鉄屑)•医療廃棄物。お骨感。仏壇感。演壇。漫画的物語。

2014-09-08 12:03:59
庄司トオル @ToruShoji

グランギニョル未来に旧東京GG的なものを期待した人が違和感を感じた可能性のあるもの。家族。未来。希望(東京GGは対極で、そこには家庭不和と過去の亡霊、失望〜絶望ではなく、うんざりという拒絶感しか描かれていなかったようにも)。自虐的な飴屋さん。エントランスロビーという場所での演技。

2014-09-08 12:12:20
庄司トオル @ToruShoji

そういえばBATIK『落ち合っている』にはダイレクトに骨壺が出てきたけれど、前作の客席と舞台の入れ替えといい、『ソコバケツノソコ』以降の黒田作品には飴屋法水さんの影響を強く感じる。無意識であればすごいシンクロニシティだが、黒田育世さんが飴屋さんから吸収しているものは大きいと思う。

2014-09-08 12:31:31
庄司トオル @ToruShoji

確か小学生の終わりに買ったのがクラフトワーク2とラルフ&フローリアン。中学でB2UNITにBGM、高校でOTT。大阪芸大時代はシャールプラッテン•ノイに通い、初めて買ったのがヴァギナデンタータオルガンとHNAS。今さら終わったって阿木譲さん、僕は生まれた時から阿木ッ子だったのに。

2014-09-09 23:27:30
杣道(そまみち)♨️♨️♨️ @64goldfish

↓そういえば佐野史郎さんが11歳の時に初めて組んだバンドは「題名のないバンド」という名前だったらしい。

2014-09-10 19:12:28
杣道(そまみち)♨️♨️♨️ @64goldfish

佐野史郎さんのバイオグラフィー。こちらに「題名のないバンド」のことが書かれてますね。kisseido.co.jp/kura/bio/bio.h… 嶋田久作さんさんが在籍していた「タイムスリップ」についても触れられています。

2014-09-10 19:15:49
杣道(そまみち)♨️♨️♨️ @64goldfish

東京グランギニョルが旗揚げ直後からペヨトル工房の出版物で取り上げられていたのは、ペヨトルの編集者だった小川功さんと佐野史郎さん、そして嶋田久作さんがもともとバンド仲間だったという縁があったからなんでしょうね

2014-09-10 19:21:09
庄司トオル @ToruShoji

(1)85/86ライチ光クラブとネルケ版ライチを比較してもあまり意味はないが、何がどう違っているかを考えると、オリジナルの魅力が何であったのか気付かなかったことが見えてくる。といってネルケ版が悪いということではない。あれはプロによるショーアップされたもので、構成はよく出来ている。

2014-09-10 23:08:16
庄司トオル @ToruShoji

(2)オリジナルのギニョルは、前半は硬質だけど後半は冗漫で中だるみして退屈、セリフが陳腐、声がよく聞き取れないなど、GG未来の時にツイートされていたようなネガティブな意見も実は多かった。ストーリーが単純な上に必ず休憩を挟んで2時間を超えるので、確かに後半は間延びしていたと感じる。

2014-09-10 23:08:45
庄司トオル @ToruShoji

(3)それらを払拭していた最も大きな要素が飴屋さんの選曲だった。極端にいえば、ネルケ版ライチでも、音楽をそっくりEBMやインダストリアルに入れ替えれば、けっこう初期のギニョルっぽくなる。坂本龍一氏と細野晴臣氏のものにするだけでもかなり近くなるはずだ(なぜか高橋幸宏氏ではないが)。

2014-09-10 23:09:14
庄司トオル @ToruShoji

(4)ネルケ版ライチのゼラはかなり常川さんに近い。でもちょっと固い。常川さんはいつもほんのりと微笑んでいて、決して感情的になることはない。静かに、ゆっくりと、優雅に喋る。ネルケ版のジャイボは、どちらかというとオリジナルの雷蔵様に近い。飴屋さんはあのようにクネクネとホモっぽくない。

2014-09-10 23:09:42
庄司トオル @ToruShoji

(5)オリジナルのジャイボは、完全にオブザーバー的な存在で、物語にあまり絡まない。いつかそこにいて、気付くといなくて(音響席に戻ってるからだけど)、途中からほとんど姿を消してしまう。肝付兼太さんのスネ夫かウッドペッカーのような鼻にかかった嫌味な声で、鳥のような不快な嗤い声が特徴。

2014-09-10 23:10:03
庄司トオル @ToruShoji

(6)さらにキャラクターで大きく違うのが、タミヤ。ネルケ版はボケが入っていて、これはこれで面白いが、オリジナルは完全に二の線で、演じている武井龍秀さんはイケ面の看板役者。Yさん、斉藤聡介さん、今で言うと山川冬樹さんのラインに位置する。ギニョル最終作では主役のワルプルギスを演じた。

2014-09-10 23:11:06
庄司トオル @ToruShoji

(7)女性のイメージも大きく異なる。まずオリジナルでの女優陣はコミカルな演技やアドリブは一切していない。オリジナルにも生贄になる女生徒は数人出て来るのだが、これは舞台の奥で眠っているだけで殆ど姿が見えない(多分、スタッフが演じている)。それと客席でのアドリブ的なシーンも一切ない。

2014-09-10 23:11:29
庄司トオル @ToruShoji

(8)ちなみに、オリジナルのライチで女教師を演じた萩尾なおみさんと、雷蔵を演じた矢車剣之助さんは『処女のはらわた(86)』というホラーポルノ映画で見ることができる。萩尾さんはカメラマンの愛人役で、矢車さん(本名で出られていた)は助手役。途中でキレてブレーンバスターとかやっていた。

2014-09-10 23:11:53
庄司トオル @ToruShoji

(9)マリンはカノンに変更されており、これもキャラクターはまったく違っている。オリジナルのコシミハルさんは、なとなくコロスケさんやくるみちゃん(飴屋さんのパートナーと娘さん)を彷彿とさせるところがあり、その源泉がどこか少女椿にあるような気がしてならない。髪型のせいかもしれないが。

2014-09-10 23:12:38
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