2013年10月にあわてて廃炉会計の変更を経産省が行ったのは、多分、東電の赤字をださせないためだったからだと思う。この廃炉会計の無理矢理の変更の直後、福島第一5,6号機の廃炉が発表され、この変更された規定が適用された。このおかげで東電は赤字を免れた。
2014-09-15 06:42:28あまりにもタイミングが良すぎである。なぜこのとき慌てて廃炉会計の変更なんだろうと思っていたが、なんのことはない、福島第一5,6号機廃炉の損失を一時に出さないようにするためだった。福島第一5,6号機の残存簿価の多くの部分が残され、減価償却されることになり、電気料金で回収されている。
2014-09-15 06:45:47これは総括原価方式があるからできること。当面これで乗り切ったが、あと何年かしたら総括原価方式は撤廃される。そうなると、先送りした費用が電気料金で自動的に回収できなくなる。国民負担にしたつもりが、先送りして自らの首を絞めることになる。
2014-09-15 06:48:07さあどうするか。どうやってその費用を回収するか。これが今の資源エネ庁の問題意識の一つになっている。こんなことは表だっていえないが、赤字がでないようにするにはどうすればいいか、なんてことを考えて、原子力に対する特別措置を講じようとしているはずだ。
2014-09-15 06:50:15@N9432 もうつかわなくなった施設なのに、資産として計上して、この減価償却費を国民に転嫁しているのです。わかりにくいのですが、要は、用済みになった施設なのに資産としてとりあつかって(こんなことは他の産業ではできません)、その建設費等を国民負担で回収しているのです。
2014-09-15 06:55:28事実上、東電を支援するために廃炉会計の変更を慌てて行うなんて酷すぎだし、電力自由化にあわせて、さらに何かしようとするなんて、あまりにも公共政策としての公正さに欠ける。しかもこれを、よくわからない審議会の中の小委員会のもとでやってしまい、押し切ろうとしている。
2014-09-15 06:59:40このほか、超ややこして理解しにくいところで原子力に対する特別扱いを作ろうとしているというのが今の現状。悪魔は細部に宿るのです。
2014-09-15 07:02:45ややこしいことばかりなので、こういうのは、ツィッターでは無理ですね。わかりやすく本に書いたり、口頭でお話しするのが一番。
2014-09-15 07:06:12原子力をこれからさらに特別扱いするけどいいですか?ということを国民にはっきりと説明して、問わないといけない。推進派であろうとなかろうと、公正に事を進めないといけないというのは共通認識として成り立つと思う。
2014-09-15 07:11:29なんでこんなことを書いているかというと、私はメディアにネタを提供しているつもりだからである。ここがツッコミどころだよと。
2014-09-15 07:20:27これからもすごいのがある。日本原燃の事業がやばそうなので、これをなんとかしようということを今資源エネ庁は考えている。へたすると、数兆円規模の負担を国民におっつけることになるかもしれない。どういう策略かはわからないけども、日本原燃の今の事業をみてるとやばいことははっきりしている。
2014-09-15 07:22:35電力自由化すると、日本原燃の面倒をみることが電力会社にできなくなる。その前に、なんとかしましょう、と。どうなるかまだわかりませんが、電力会社が放り投げることをなんで国民負担でやんの?いままでの経営はどうなっていたの?というのがツッコミどころかな。
2014-09-15 07:25:33資源エネ庁の焦りは次の言葉でわかる。「小売り全面自由化(2016年)、規制料金の撤廃(2018〜2020年目処)を見据えて、速やかに検討し、可及的速やかに施策を実行に写す必要がある。」(この資料の1頁参照→meti.go.jp/committee/soug…)
2014-09-15 07:29:14速やかに検討、速やかに施策を実行・・・。「速やかに」が2回も登場。(笑うしかない。)(この資料の1頁参照→meti.go.jp/committee/soug… …)
2014-09-15 07:30:22