精神科入院体験記@拡散希望
- SEIJIN_TAIKEN
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医師に関しても、これまた主観が入るので何とも言えないのですが、90%の医師は優秀で、10%の医師は研修を今一度受けられた方がよい、という印象です。筆者は、残念ながら、その10%の医師が担当することになってしまいました。
2014-09-23 17:07:01筆者の主治医は、 DMS-5 ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B2%BE… に該当する筆者の症状を機械的に確認して病気を判断し(これはある程度は当然のことだけれども)、それと筆者のかかりつけの主治医の紹介状に従って薬を処方しただけ、という印象でした。
2014-09-23 17:07:32そして、治療計画書(この時点で筆者の病気は違うものに変化していました)に「『重度の』ストレスって書いたけれども、ねぇ…」というようなニュアンスで、あたかも筆者が(悪い部分もあったにせよ)我がままで職を辞したかのような考えを持っているように感じられました。
2014-09-23 17:08:01そして、とある日の精神療法の際、 ・筆者は話が一方的でコミュニケーション能力に欠けており (元々「相手のお話を聴いて、常に側で支え、それに対して助言して目標に導く」お仕事だったのに…)
2014-09-23 17:08:28・次の仕事に就いてもすぐに辞める (予言者なのかしら? 精神疾患を持っていて、それを治療するために入院しているのに)
2014-09-23 17:08:54・うつ病が寛解した当時、就職活動の方法がわからなかったと発言したところ、「何で(笑)?」とバカにしたような発言をして (情報通と言いつつ、昨今の複雑な就職活動の仕組みをわかっていないのかしら?)
2014-09-23 17:09:22・筆者の病状の説明を書き取ったメモを両親に渡して説明したところ、両親が「本当にそんなこと言ったの?」というくらい雑な説明をした (厚生労働省のHPの方が遥かに優秀で納得できるわかりやすい説明でしたので、URLを掲載いたします mhlw.go.jp/kokoro/know/di…)
2014-09-23 17:09:54・精神科デイケアを、筆者が現場を見ていないにも関わらず執拗に勧めてくる (自分に合っているかわからないので返答しようがない)
2014-09-23 17:10:14・精神療法終了後に「○○号室の××さんを呼んできてください」と言って、自らは一切動かない (これは完全に患者さんの承認を得ない他人への個人情報の漏洩であり、医療倫理に著しく抵触する)
2014-09-23 17:10:49筆者は頭を抱えました。「これはもう無理だ」と。そこで両親と主治医、看護師を交えた三者面談が行われたのですが…。
2014-09-23 17:11:14・主治医を変えることは病院のシステム上不可能である (だったらその旨を記載した同意書を見せて欲しい)
2014-09-23 17:11:28・両親の依頼による入院だったので、両親が退院に同意しない限り筆者に選択肢はない。両親は退院を望んでいない。だから私が主治医である
2014-09-23 17:12:03・主治医は「治療の選択肢を提示している」と自分で言っているにも関わらず、筆者が精神科デイケアに通うことを保留しようとすると、「いつまでもここにいてもらってもよいんですよ」と、筆者が精神科デイケアに通うことに同意するまで脅迫的な発言をする
2014-09-23 17:12:35(以上の発言の数々は「患者中心」を謳っている精神科病院とはとても思えないです。特にデリケートな領域でこのような発言が出るとは……とほほ)
2014-09-23 17:13:00仮にここで両親が主治医の治療方針を拒否して退院させてもよいとした場合、「いつでも退院させますよ」という旨の発言もしていたので、これは逆に明らかな治療放棄。専門の単科病院の医師として恥ずかしいと思わないのでしょうか。
2014-09-23 17:13:43結局、最終的には筆者が折れる形となったのですが、さすがに怒り心頭に発したので、主治医に、上記のいくつかの精神科医としての致命的な欠点を話しておきました。
2014-09-23 17:14:03面と向かって患者さんから指摘されたことは初めてのようで、最初の2〜3日は反省した様子でしたが、最後まで「医師が上」「患者が下」、「医師が上」「看護師が下」というような様子で、特に重要とされている協同的/チーム医療的な態度は最後まで見られませんでした。
2014-09-23 17:14:11また、「セカンドオピニオン推奨」と掲示されてはいたものの、医師同士の横の繋がりは、少なくとも筆者の視点では見つけることができませんでした。
2014-09-23 17:14:32一方で、非常に優秀な医師もいらっしゃいました。その医師は、ベッドの上で休まれている患者さんに対して、自ら赴き…
2014-09-23 17:14:48・なかなか会えないことをお詫びして ・患者さんと同じ視線の高さまで身体を下げ ・患者さんの話に意識を傾け、絶妙なタイミングで頷き、受け止め ・患者さんと同じスピードで助言と方針を伝え ・患者さんに一礼した後、病室の扉を閉めるときも静かに、患者さんと向き合って去っていく
2014-09-23 17:15:22これには感服しました。まさにカウンセリングの基本に忠実で、しかも臨床経験が豊富な医師でないとできないことです。筆者の主治医は、まさにこれの逆と考えていただければわかりやすいかと思います。高圧的で、比喩が伝わらず、圧迫面接を受けているかのような精神療法(と言えるのかしら?)でした。
2014-09-23 17:15:53さて、筆者を支えてくださったのは、結局のところ、家族と担当の看護師さん、病棟を担当する優秀な看護師さん、そして気の合う患者さんたちでした。
2014-09-23 17:16:13中には当然、気が合わない方もいらっしゃいましたが、「治療に専念することが目的であり、友達作りに来ているわけではない」という看護師さんのお言葉を胸に刻みつけました。
2014-09-23 17:16:36そして、気の合う方々と食事などのときに体験をお話ししながら、自分を見つめ直す機会を与えられたこと—これがまず何よりの収穫でした。
2014-09-23 17:16:48ただ、精神科では避けられない「拘束」の有無について、これを懲罰的に語っておられる方もいらっしゃいました。差し迫った状況での、医師の治療的判断による拘束は仕方がないことだと個人的には思っています。
2014-09-23 17:16:57