獣戦士ガルキーバについて

ガルキーバ全26話の視聴感想を行う予定です。
2
前へ 1 ・・ 3 4 ・・ 9 次へ
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

そんな彼は、戦士になることは体で覚えることであり頭で覚えるではないと教える訳で、戦士とは“体が戦士を取り込んでいる者”との表現が秀逸。

2014-10-01 00:03:40
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

ふと頭に残ってしまう表現の仕方である。「今の桃矢に凄い力があるとしても、それは特権であって才能ではない」という台詞についてはそのMSのおかげで勝てたといったニュアンスが強いかもしれない。

2014-10-01 00:04:55
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

凄い力とは単に体に身についてしまったという外付けのようなものであり、戦士である事は体が戦士を包み込むとの例えのように、体に対して内蔵されている概念なのかもしれない

2014-10-01 00:05:52
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

またトラウマの件をこの話でも引っ張ってくる。目の前のバイオメックが血を流していたのならば桃矢にとっては相手が同じ生きている者と認識させてしまうスイッチになっているのだろう。怪我を抑えている姿を目にした時に桃矢は攻撃を鈍らせてしまう。 pic.twitter.com/3jm4pcMCOK

2014-10-01 00:09:48
拡大
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

序盤の頃から桃矢は相手が血を流している事に恐れる描写が引き継がれていく。ガルキーバの序盤については桃矢が目の前の敵がたとえ血を流す存在であったとしても叩き斬らなければならない非情な決意を示すまでの物語なのだろうか。

2014-10-01 00:11:54
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

そして、今回の戦闘シーンについて話を写すと、今回はバイオメックとの戦いが夜まで引き継がれてしまい、視界が遮られる夜戦の中でどうやって相手を探しだすかに重点が置かれて展開されていく。ここら辺今までにないパターン

2014-10-01 00:13:13
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

そんな夜戦の戦況を打破する存在として照明弾を放って桃矢やアニマノイドと共に生身の人間であっても前線で戦う甲斐の姿が扱われる。超人的な力を身に付けた戦士達の戦いに経験豊富だが普通の人間と同じ傭兵が共に戦う構図はなんか独特。

2014-10-01 00:14:43
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

そんなバイオメックの戦いに参加した甲斐という人物については、桃矢を助けるために現れたというよりも、彼自身が戦場でこそ自分の生きる意味があったと気付いていたような印象だ。

2014-10-01 00:15:45
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

この甲斐は様々な戦線の中でその腕を恐れられた為に命を狙われており、実際恋人が身代わりになったトラウマで戦場から距離を置いて半ば隠居していた人物だった。そんな彼は恋人の為に戦わないとは約束していたのだが、バイオメックの出現と共に彼は桃矢やアニマノイドの事を追っていた……

2014-10-01 00:31:46
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

彼等を知っていたと言うのは一度は遠ざかった戦いの匂いから自分を断ち切る事が完全に出来なかった事なのだろう。ふとしたことで桃矢達と会ったことで彼が戦いの匂いを再び嗅ぐ事へ後押ししてしまったのだろう……

2014-10-01 00:33:22
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

事情を知る一馬は甲斐を止めようとするが彼は結局戦場へ向かってしまう。そんな彼を一馬は「死人の顔に陽が射しやがった」という。それは甲斐が戦場という場所でしか生きる意味を与える陽の光を浴びる事が出来ないのだろうか……戦場でしか彼は生きられないのだ。

2014-10-01 00:35:10
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

そんな甲斐の指揮のもとに今回桃矢達は戦う。ビークウッドはその指揮の手並みについて流石だ、昔を思い出すとともに本来なら自分達が桃矢に対して彼のようにふるまわなければいけないと苦笑しながらガリエルへ言う。このすぐれた戦士としての判断は桃矢が学場なければいけない点であろう。

2014-10-01 00:36:55
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

そしてバイオメックの傷を前に手が鈍る桃矢に対して、甲斐は傷を狙うんだよ!と叫ぶ。その後に彼は「敵が弱さを見せても情けをかけるな、敵を人間だと思うな。きれいごとなんて通じないぜ坊や。これは戦争なんだ!」とも言う。 pic.twitter.com/ZaDGHWp3dg

2014-10-01 00:37:55
拡大
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

彼は戦争の世界に長らくいた事から、目の前の敵を情けをかけてはいけない存在として認識しているのであろう。そして桃矢に情けをかけてはいけない事を促すかのように、彼は自ら囮となってあえてバイオメックの標的となり、桃矢に傷を攻撃させる機会を与える。

2014-10-01 00:39:19
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

この場面でバイオメックの攻撃により甲斐が戦死したかのように見せ、桃矢が思わず激昂して相手の傷をめがけて攻撃して勝利を収める。そしてその後その甲斐も生きていた事で死亡フラグを回避してめでたしに見えたのだが……。

2014-10-01 00:40:33
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

ただ、その後の甲斐の描写がどうもおかしい印象を与えさせてくれる。戦いが終わった際に甲斐はアニマノイドの面々に「おたくらの国で戦争をやっているなら俺も連れて行ってくれないか?」と奇妙なことを問いかけるのだ。アニマノイドの面々も複雑な表情で自分たちじゃ決められないことだと話を濁す

2014-10-01 00:41:47
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

アニマノイドの面々がそう苦しい判断をせざるを得なかったのだが、この甲斐という人物が桃矢を救う為に現れたのではなく、彼を戦士として導くために現れたという訳でもない。彼は単に戦場でしか自分が生きられる場所がないと気付いたために戦場という生き場所を求めて現れたにすぎないのでは……

2014-10-01 00:42:54
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

いわば、自分自身の戦場で生きる悦楽を彼は手にしたがっているのである。敵に情けをかけてはならないとの事に対して桃矢は誰かを守るためには非情になる事も必要と認識しているのだと思うが、甲斐の場合あくまで傭兵として非情になりきる事は容易。別に誰かを守る必要がなくても人を殺せるかのような

2014-10-01 00:44:12
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

つまり、甲斐という人物は戦士ではなく、“優しさを持たない戦士でもある破壊者“に過ぎなかったのである。優しさを強さに変える事が出来ない戦士失格者が戦士になるには曲がりなりにも戦士の彼から学ぶことも必要だが、彼から全てを学べばよいという訳ではないのではと……

2014-10-01 00:45:18
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

そして桃矢に戦士としての成長を促させる為に特攻するかに見えて生き延びた甲斐に待ち受けていたのは卑小な最期だった。彼は海辺で一人亡き恋人と決別をしていた際に何者かによって暗殺されてしまったのである…… pic.twitter.com/OmLiVv7Rl6

2014-10-01 00:46:45
拡大
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

仮に桃矢に戦士としての成長を促す為に死を迎えたならば、その死は桃矢にとって戦士として大きく成長させた存在として認識されるだろう。だがしかし、桃矢は最後までまた甲斐と会う事が出来るかもしれないと期待している。知られていない甲斐の死は桃矢にとって果たして何の意味を為すのか……?

2014-10-01 00:48:30
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

それが破壊者としての戦士へ与えられた哀れな末路なのかもしれない。“戦士の眼を持つ男“とのサブタイトルは甲斐の事をさすと思われるが、彼の眼は戦士という名の破壊者だったのだろう。戦場が自分のいる場所として認識して持つべき優しさを落っことしてしまった彼の物語は悲しい。

2014-10-01 00:50:28
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

とこの6話でまた気を引き締めさせられるが、こんなサービスシーンもあったり。 pic.twitter.com/4i0hPJJFWU

2014-10-01 00:51:35
拡大
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

といった所だろうか。戦士としての宿命が重くのしかかってくるこの作品。次回では桃矢、このは、煌の三角関係にクローズアップされるそうで、こんなサービスシーンもアリ。それはそれで楽しみでいたい pic.twitter.com/d0C6YbVrXK

2014-10-01 00:52:41
拡大
前へ 1 ・・ 3 4 ・・ 9 次へ