『慶喜が何故赤のアレを巻く事になってしまったのか』

#艶が旦那様のお着物を脱がそう抱き枕計画 から発展した小話のまとめ。上から下にお読みください♪ 1~31完結。 作:ホシノレン 続きを読む
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ホシノレン @RinyMaco

やっぱり中に何があるかなぁ?って想像するのが楽しいね。ラッピングの中を開ける楽しみがあるね。

2014-10-03 23:17:35
ホシノレン @RinyMaco

褌ってラッピングみたいな気がするの

2014-10-03 23:18:21
ホシノレン @RinyMaco

①それは赤だった 「これどうしたの?」 「ん?もろてん」 「誰に?」 「ご贔屓はん」 慶喜の目の前には赤い布があった。六尺の長さは慶喜の襟巻きよりも長い。見まごう事なきそれは、赤い褌であった。 続く… #艶が旦那様のお着物を脱がそう抱き枕計画 タグの名前長いw

2014-10-04 18:28:50
ホシノレン @RinyMaco

②そんな事はどうでもいい。 「何で赤なんだろうね」 「さあ、赤は元気になる色やさかい、縁起物とでも思いはったんやろ」 「でもなんかいいね、赤い褌って。目出度い感じがする」 「そうか?ならあんさんにあげるわ」 「え、いいよ…俺」 続く… #艶が旦那様のお着物を脱がそう抱き枕計画

2014-10-04 20:08:00
ホシノレン @RinyMaco

③似合うかもしれないから 「遠慮するな」 東言葉にのせて秋斉の目の奥が光ったかと思うと、秋斉は慶喜の襟巻きを解きはじめた。その手はスルリと帯にまで及び、慶喜はあっというまに肌を露わにされてしまった。 続く? #艶が旦那様のお着物を脱がそう抱き枕計画

2014-10-04 21:03:57
ホシノレン @RinyMaco

④着せ替え 「ね、ね、ちょっと待って…」 慶喜は秋斉を静止させようとするが、そんな事はお構いなしに、秋斉の手は進んでいく。慶喜のイチモツを包んでいるのは、白い布だった。 「白もいいが、こっちも似合うだろう」 「え、ちょ、ナニ!」 六尺の褌は秋斉の手で、慶喜の慶喜を解放した。

2014-10-04 22:11:42
ホシノレン @RinyMaco

⑤イワカン 下肢だけを露わにされた慶喜は、咄嗟に己のモノを両手で覆った 「邪魔、その手をのけろ」 「いいよ、自分でするから」 慶喜は今更ながら、なすがままになっている自分がおかしいと思った。自分ですればいいし、それに少しばかり存在を誇示し始めた己を見られるわけにはいかないと思った

2014-10-04 22:29:07
ホシノレン @RinyMaco

⑥男なら同じはず 「褌なんて自分で締める方がいいに決まってる」 慶喜は頭の中で正論やぶちまけていた。褌は自分の好みに応じて締め加減が調節できるというのが、その特徴である。 「秋斉だって、人に締められたら気持ち悪いだろ?」 慶喜の一言にも、秋斉は不敵な笑みを浮かべるだけだった。

2014-10-04 22:48:23
ホシノレン @RinyMaco

⑦その理由 「そうだな。俺は他人に締められるなんて勘弁して欲しいな」 「だろう?じゃ、俺も自分で締めるから…」 慶喜は赤だろうが白だろうが構わない。秋斉の手にある六尺の布を取り上げようと、手を伸ばした。 「駄目だ。お前のは俺がする。俺がお前に教えたんだ。気持ちのいい締め方を…」

2014-10-04 23:02:15
ホシノレン @RinyMaco

⑧はみ出し注意 重にした布を臍から少し下くらいで折り返す。それをイチモツの付根くらいに当てる。うまく寸法を決めて締めていかないと、褌を締め終えた時、横から布がはみ出てしまう。 緩まないように、それでいて締めすぎないのが正しい。 「俺が締めてもお前は違和感なんて感じる事はないよ」

2014-10-04 23:38:21
ホシノレン @RinyMaco

⑨じゃあ早くして欲しい 秋斉はそういうと、ひた隠す慶喜の手を退かせた。 慶喜は恥ずかしさのあまり腕を上げて、自らの顔を覆うようにした。跪いた秋斉の前に立つのは自分自身だった。 「早くしてよね」 「わかってる」 慶喜は下肢に、否が応でも集まっていく熱を感じずにはいられなかった。

2014-10-04 23:45:03
ホシノレン @RinyMaco

⑩だから呼んだ 「秋斉、早く…」 「ああ。でも…」 秋斉と戯れに始めたことであるのに、慶喜の胸の内はただならぬ音を立てていた。幼い頃のようにただ、下帯を巻いてもらうだけなのに。 「秋、あの・・・」 幼い頃のように【秋】と呼ぶ。そうすれば、この妙な心持がどこかへ吹き飛ぶかと思った

2014-10-05 21:20:06
ホシノレン @RinyMaco

⑪オサマラナイ だから、慶喜はもう一度声に出した。 「秋・・・・やめて」 「どうして?」 「だって・・・・」 慶喜はわかっていた。冷静な己の状態でないイチモツは見なくてもわかる。熱くなっていくソコはきっと、褌を締める云々の大きさではなくなっていた。 「このままじゃ収まらない」

2014-10-05 21:27:52
ホシノレン @RinyMaco

⑫赤対赤 そう言ったのは二人同時だった。 慶喜は秋斉の口から出た言葉に、顔がみるみる熱くなっていった。秋斉といえば、相変わらず涼しい顔で赤い褌を手に持っている。 真っ赤になったままの慶喜は無言でいるしかなかった。その姿をみた秋斉は次の瞬間、褌を追いやり、自分の袂に手を入れた。

2014-10-05 21:35:14
ホシノレン @RinyMaco

⑬心拍急上昇 取り出したのは藍色の手拭いだった。 「収めてやるからじっとしてろ」 「はっ?!」 慶喜は何を言われたか一瞬わからなかった。 「何を?」 「これを・・・」 秋斉はその視線を静かに慶喜の逸物にやった。 【どうやって?兄さん…】慶喜の胸の音は少しも収まる気配がなかった

2014-10-05 21:43:01
ホシノレン @RinyMaco

⑭方法その1 じっと見守る慶喜を他所に、秋斉は手を留めなかった。部屋にあった水差しから、ちょろちょろと茶碗に水を入れた。そして手拭いを茶碗の中の水へ浸して、ゆっくりとくゆらせた。 「ほら、これで冷やせば収まる」 「んっ」 冷たい手拭いが慶喜の逸物に触れた。

2014-10-05 21:53:39
ホシノレン @RinyMaco

⑮ダメに決まってる ひんやりと感じる感覚が、自分の身体の熱を知らせてくるようだった。 「だめか?」 この兄は何を考えているんだろう。こんなことで男の逸物が鎮まるとでも思っているのか。擦られれば擦られるほど、その感覚に己のモノに熱が集まっていくのが慶喜には痛いくらいだった。

2014-10-05 21:54:53
ホシノレン @RinyMaco

⑯逃げる 「もう無理!!」 慶喜は秋斉の手を勢いよく退けた。 自分に触れていることが気持ちよく、そしてモヤモヤとした気持ちにさせる。こんなことは続けるべきではない。 「やっぱりだめか・・・」 少しばかり傷ついた顔をした秋斉に、それでも慶喜は笑顔を見せた。 「俺、厠行くね!」

2014-10-05 22:01:36
ホシノレン @RinyMaco

⑰ノーフン 秋斉は去ってしまった慶喜を見送った。 手にしていた手拭いは、慶喜の熱をもって少し温かかった。 「あいつ、下帯も付けずに・・・・」 秋斉は脱がせたばかりの白い褌を丁寧に畳んだ。そして、慶喜が帰ってきたらきちんと巻いてやろうと思った。慶喜の頬と同じ色をした赤い褌を。

2014-10-05 22:05:36
ホシノレン @RinyMaco

⑱静寂 帰ってきた慶喜を、秋斉は静かに迎えた 「大丈夫だったか?」 慶喜は咄嗟に部屋を出たあまり、自分が下肢に何も身に着けていないことを気付いていなかった。気付いたのは厠に着いてからだった 「うん。別に」 せっかく鎮めてきた己のものを過剰に意識せぬように、慶喜も静かに答えた

2014-10-05 22:17:45
ホシノレン @RinyMaco

⑲Start 「じゃあ始めようか」 何かの儀式みたいだった。 秋斉がもつ褌が、綺麗に折り畳められ、寸法に合わされていく。長さを調節する度に慶喜の下肢に秋斉の指先が触れた。 何故か秋斉の指も遠慮がちで、慶喜に触れるか触れないかの線引きをしていようだった。

2014-10-05 22:29:20
ホシノレン @RinyMaco

⑳ ふっと触れる指先に、慶喜は声が漏れそうになったがそれは決して出してはいけないと、唇を噛んで堪えた 「少しやりにくいな。着物も脱いで」 この兄は静かに、そして確実に弟の首を絞めてくる。 「ぅっ・・・ぅん。わかったよ、秋」 年長者には従うものである。慶喜は自分にそう言い聞かせた。

2014-10-05 22:39:26
ホシノレン @RinyMaco

㉑目前のシックスパック 衣擦れの音がした。 慶喜が着物を脱いだのだ。 秋斉は落ちた着物をそっと脇にやると、更に慶喜ににじり寄った。捩じった布を手際よく巻き付けていく。横回しに二度、胴に巻き付ける。 「苦しくないか?」 引き締まった腹を見ながら、秋斉は褌の締め具合を確かめた

2014-10-05 22:44:07
ホシノレン @RinyMaco

㉒ 「うん、大丈夫」 慶喜は静かに深呼吸を繰り返していた。素っ裸になっているのに、身体が熱くて熱くて仕方なかった。 そして、熱くなっているのに、【熱くない、熱くない】と自分に言い聞かせていた。 視線を下にやれば、跪いた秋斉がせっせと赤い布を捩っていた。器用に片手だけで捩っていく

2014-10-05 22:58:56
ホシノレン @RinyMaco

㉓緩まぬよう 自分の足元で甲斐甲斐しく動く秋斉は、慶喜の胸をもどかしくさせていくだけだった。 慶喜はますますソワソワとしてきた。 捩りあがった布を、今度は立まわしにする。双丘の間をくぐらせて締め上げていくのだ。秋斉は容赦なく尻たぶの間をギュッと引き上げた。 「んっ・・・」

2014-10-05 23:05:30