クエン酸回路 1.ピルビン酸をアセチルCoAに変換する反応について、以下の問に答えなさい。 関与する補酵素を全て挙げなさい。 チアミンピロリン酸、 リポアミド、 CoA、 FAD、 NAD+
2014-10-21 01:42:42要するに、ピルビン酸デヒドロゲナーゼの反応について答えなさいということだが、、、 酸素欠乏により酵素の活性がどのように調節されるか、説明しなさい。 細胞内のNADH/NAD+比が増加し、PDHキナーゼが活性化されピルビン酸デヒドロゲナーゼ(PDH)が不活性な、、、
2014-10-21 01:44:38不活性なリン酸化型(PDH-b)となる。(共有結合性調節) また、NADHはPDH-aに対しアロステリックな阻害作用を発揮する。 *酸素欠乏でNADH濃度が上がる殊に注目する。するとどうなるか、を考える。
2014-10-21 01:45:362.ビタミンB1の欠乏により乳酸アシドーシスを起こす理由を説明しなさい。 つまり、ビタミンB1を必須とするPDHの活性が低下すると乳酸が溜まりアシドーシスになることを説明する。
2014-10-21 01:46:57ビタミンB1の活性型であるチアミンピロリン酸は、ピルビン酸デヒドロゲナーゼの活性に必須である。ビタミンB1欠乏によりPDHの活性が低下し、糖質をアセチルCoAに変換できず、クエン酸回路による好気的な酸化が滞り、ATP産生を解糖系に依存することからピルビン酸の産生が亢進する。つづく
2014-10-21 01:47:17PDH活性の低下に思い及べば、 クエン酸回路が回らなくなって、エネルギー産生が解糖系に依存する。 余剰となったピルビン酸がLDHの反応で乳酸に変換。 この2つがキーポイント
2014-10-21 01:48:502.電子伝達系の複合体Ⅰの役割を書きなさい。 NADHを酸化し、CoQを還元する。その際にプロトン4個分をマトリックスから膜間腔にくみ出す。 3.電子伝達系の複合体Ⅱの役割を書きなさい。 コハク酸を酸化しフマル酸を生じる反応で還元されたFADH2の電子をCoQに渡して還元する。
2014-10-21 01:51:144.電子伝達系の複合体Ⅲの役割を書きなさい。 還元されたCoQを酸化し、CytCを還元する。その際にプロトン4個分をマトリックスから膜間腔にくみ出す。
2014-10-21 01:51:245.電子伝達系の複合体Ⅳの役割を書きなさい。 CytCを酸化し酸素を還元し水を生じる。その際にプロトン2個分をマトリックスから膜間腔にくみ出す。
2014-10-21 01:51:286.肝臓の細胞質で還元されたNADHを好気的に酸化する仕組みを説明しなさい。 「細胞質で還元された」 「好気的に酸化」 を説明すること。嫌気的ならピルビン酸を酸化剤としたLDHの反応で酸化される。(嫌気的解糖)だよね
2014-10-21 01:53:10NADHはリンゴ酸DHが触媒する反応でオキサロ酢酸を酸化剤として酸化され、リンゴ酸を生じる。リンゴ酸はリンゴ酸/2-オキソグルタル酸交換輸送体でミトコンドリアマトリックスに運ばれて、リンゴ酸DHの反応でNADHとオキサロ酢酸を生じる。NADHは電子伝達系で好気的に酸化される。
2014-10-21 01:54:118.以下の薬剤がATP合成を阻害する仕組みを説明せよ。 ロテノン(複合体Ⅰの阻害) アンチマイシンA(複合体Ⅲの阻害) マロン酸(複合体Ⅱの阻害) シアン化合物(複合体Ⅳの阻害) ジニトロフェノール(電子伝達と酸化的リン酸化の脱共役)
2014-10-21 01:55:079.UCP(脱共役タンパク質)の存在する場所、役割について説明せよ。 褐色脂肪組織のミトコンドリア内膜に存在する。 電子伝達と酸化的リン酸化を脱共役し、NADHの酸化による自由エネルギーを熱に変換し体温を保つ。
2014-10-21 01:55:31ペントースリン酸回路 1.ガラクトキナーゼの反応を説明せよ。 ガラクトースの1位にATPのリン酸基を転移し、ガラクトース1-リン酸を生じる。
2014-10-21 01:57:442.先天性ガラクトース血症Ⅰ型の欠損酵素と病態について説明せよ。 ガラクトースⅠ-リン酸ウリジリルトランスフェラーゼ欠損 ガラクトース1-リン酸をUDPガラクトースに変換できず、ガラクトース1-リン酸が蓄積し、肝毒性により肝機能障害をきたす。
2014-10-21 01:58:053.栄養素として摂取されたフルクトースを代謝経路に入れる仕組みを、肝臓と骨格筋それぞれについて説明せよ。 骨格筋では、ヘキソキナーゼの反応の基質となり6位リン酸化でフルクトース6-リン酸として解答経路に入る。
2014-10-21 01:58:34肝臓ではフルクトキナーゼの反応により1位リン酸化され、生じたフルクトース1-リン酸がアルドラーゼBの基質となりジヒドロキシアセトンリン酸(DHAP)とグリセルアルデヒドを生じる。
2014-10-21 01:58:46DHAPは直接解糖系に入り、グリセルアルデヒドはトリオキナーゼの反応でグリセルアルデヒド3-リン酸を経由して、またはアルコールデヒドロゲナーゼでグリセロールとなり、グリセロールキナーゼで3位リン酸化により生じたグリセロール3-リン酸の酸化(グリセロールリン酸デヒドロゲナーゼ)
2014-10-21 01:59:03