ポケットモンスターspecialの脚本家が1話ずつ回想する企画まとめ 3巻・赤緑青編クライマックス

「ポケットモンスターSPECIAL」のシナリオを執筆されている、日下先生@k_hidenori_の企画のまとめです。 トキワの森での“うんめいてきなであい”、悲しき宿命を背負うポケモンの登場。 そして、謎に包まれたトキワシティのジムリーダーとは…!? 赤緑青編のクライマックスとなる、コミックス3巻のツイートをまとめました。 続きを読む
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日下 秀憲 @k_hidenori_

第28話 VS バリヤード。「赤と緑の補完性」という原作ゲームが持つ特徴をストーリーに出したいとの取り組み。それが上手くでている(ブルーも含めて3色のコントラストとして)」と担当に珍しくほめられ、恥ずかしかったが、ありがたかった。 小四 97年度 1月号掲載

2010-11-23 23:12:23
日下 秀憲 @k_hidenori_

第29話 VS ゴルバット レッドとグリーンの「やられっぷり」が突き抜けていて、ぐっとくる。マチスとキョウの凶悪さもいい感じ。小四 97年度 2月号掲載

2010-11-23 23:14:43
日下 秀憲 @k_hidenori_

誕生祝いとは! 応援ありがとう! RT @udonik @k_hidenori_ 8月8日は私の誕生日だったので、当時幼かった私は親に誕生日祝いとして単行本の1巻を買ってもらいました!初めて買ってもらった漫画なので嬉しくて読み過ぎて今はもうボロボロ…ごめんなさい…!ずっと好きです

2010-11-23 23:35:09
日下 秀憲 @k_hidenori_

田尻さんに初めてお会いしたのはアニメ第1話のマスコミむけ試写の場だったです。SPはすでに4月号の原稿までできていて… RT @sunaumi これは本当に凄いことですよね! RT @k_hidenori_: 帯に田尻智さんのコメントもいただけることに。これは物凄くうれしかった!

2010-11-23 23:39:45
日下 秀憲 @k_hidenori_

田尻さんにも3誌分お届けしていました。お会いしたその時、帯のあの言葉を口から直接いっていただきました(97年3月初旬ごろ)! …で、1巻をつくるとき「ああ言っていただいたので、それをそのまま帯に書きましょう!」ということになったのです

2010-11-23 23:43:27
日下 秀憲 @k_hidenori_

【このころのこと・ふろく編】 昨日・一昨日と、「小四」97年12月号~1月号あたりのことを書いたが、この2ヶ月は「小四」に2号連続でポケSP関連の別冊ふろくが付いた時期でもあった。12月号は「めざせ!!まんがマスター」という別冊、1月号は「スーパーコミック64」という別冊だ

2010-11-24 23:15:29
日下 秀憲 @k_hidenori_

12月号の「めざせ!!まんがマスター!!」は連載内容から離れ、まんがの描き方テクニックを教える指南書のような付録。作品本編が「シルフに突入!」「幹部と決戦!」というとっても緊迫した状況なのに、こちらはレッドがだいすきクラブ会長とまんが修行に励むという筋立てで、とってもほのぼの~。

2010-11-24 23:20:46
日下 秀憲 @k_hidenori_

真斗先生協力のもと、下絵やスケッチなど、ふだん露出しないものを載せている。

2010-11-24 23:22:19
日下 秀憲 @k_hidenori_

1月号の「スーパーコミック64」は夏、「小五・六」につけた64ページ別冊とまったく同じ仕様(ポケSPだけで64ページ埋めるため4話収録)というもの。「小五・六」のやつがすごく人気がったので、小四編集部も「うちも、うちも!」という感じだった

2010-11-24 23:25:48
日下 秀憲 @k_hidenori_

コミックス(2巻)が出る時期とタイミングが近い、という夏と全く同じシュチュエーションだったが、こちらの小四担当はコミックスとの内容かぶり有り無しなどまったく気にする様子もなし。「内容かぶり?別に大丈夫でしょー大丈夫大丈夫!」ということで…。同じ月に発売する2巻と4話も重複している

2010-11-24 23:29:45
日下 秀憲 @k_hidenori_

「小四」ふろくということで、彼らがまだ見ていなかった「小五・六」に載せたものを再録。VS ニドキング/ウツボット、VS イーブイ/ラフレシア、という4本を載せ、四年読者たちに読ませた。 …同じシュチュエーションでも担当によって取り組みはまったく異なるのだ…

2010-11-24 23:33:39
日下 秀憲 @k_hidenori_

【このころのこと・学年またぎ】 時系列的にはぐぐ~っと戻り、…96年11月あたり。この仕事を頼まれ、はりきっていた。最初に言われたのは「97年度の1年間、3誌での連載を」ということだった。「3誌×12ヶ月=36か~」と思い、36話でカントーをひとまわりするシリーズ構成を立ててみる

2010-11-24 23:40:44
日下 秀憲 @k_hidenori_

ところで「なぜ1年だったのか」というと、その時点で「およそ1年以内に『ポケモン2』という新作が出る!」と言われていたからなのだ。

2010-11-24 23:42:23
日下 秀憲 @k_hidenori_

「1年間連載してみる。それで人気があったら、その後を考える。『2』という新作が出てるはずなので、それを題材にしてやってもいいよね、でも人気がなかったらお終いね!」みたいな感じでのスタートだった

2010-11-24 23:44:28
日下 秀憲 @k_hidenori_

実際そのころ関係者のだれもが「97年度の連載1年分を描き終えるころには、もう新作が出てるわけだからさー」というころを何の疑いもなく信じ、日々話していた。 …で、話は戻り97年の年末頃。「…どーも、そうではないようだぞ~」という空気に、とつじょ突入する

2010-11-24 23:48:11
日下 秀憲 @k_hidenori_

用意していたシリーズ構成は36話ぶんだったが、ちょっと伸ばして学年またぎしよう!ということが急遽きまる。「学年またぎ」とは「小四3月号」のお話しは「小五・4月号につづく」、「小五3月号」のお話しは「小六・4月号につづく」というイミのこと(小六だけは3月号終了

2010-11-24 23:51:48
日下 秀憲 @k_hidenori_

第30話 VS サンダー。ブルー対ナツメ。女子対決をかくのが楽しかった。「ポケモン2(後の金・銀)の超うっすらした情報をもとに、ブルーの過去を決めていたので、幻影の中に五重の塔ぽいシルエットをしのばせてある。36ページ2コマ目のカラスぽい影はヤミカラスなんだと強引に思い込むが勝ち

2010-11-24 23:58:46
日下 秀憲 @k_hidenori_

第31話 VS フリーザー。 グリーンのリザードンが建物ごと炎であぶる…という描写が自分自身でも印象深い。あとレッドは「初・氷づけ」。このときはグリーンとふたりまとめてビッキーン…か

2010-11-25 00:01:25
日下 秀憲 @k_hidenori_

補足。昨日の内容に追加。掲載号。第30話・「小四」97年度3月号~第31話・「小五」98年度4月号(*つまりここで学年またぎしている)

2010-11-25 22:45:11
日下 秀憲 @k_hidenori_

【このころのこと・学年またぎして良かったこと】 はじめての「年度越え」で「学年またぎ」を体験。1年の予定だった全内容をちょっとだけ(1年2ヶ月に)延ばしたわけだが、これはとても良かったと思う。良かったこと①・ページ的に余裕をもってクライマックスを描けたこと

2010-11-25 22:49:01
日下 秀憲 @k_hidenori_

良かったこと②・上の学年に読者をつれていけたこと。 とくに②の理由。「3月号」というのは読者にとっても区切りで「もう学年誌は今年まででいっかな~」と思うきっかけの号でもある。ここに強めの「つづく」を持ってくることで「来年も上の学年、買おうか」と読者が思ってくれると初めて発見。

2010-11-25 22:55:04
日下 秀憲 @k_hidenori_

ことのき以来「学年またぎ」はお約束に。自分的にも「『小四・4月号』に新連載をかいたら、絶対『小六・3月号』まで読みつづけたい、そう思うような内容にせねば!」と強く誓う

2010-11-25 22:58:45
日下 秀憲 @k_hidenori_

97年度の各学年のラストを学年別に説明すると「小四」がシルフの三幹部決戦で終わり。「小五」がリーグで終わり。「小六」がミュウツーがらみで終わり。小六だけは(上の学年がないので)予定どおりに終了し、「小四」「小五」2誌は+α。学年をひとつあげて98年度の頭まで描かせていただいた

2010-11-25 23:07:48
日下 秀憲 @k_hidenori_

第32話 VS ユンゲラー。胸に仕込んだボール。洋服がべりりっとやぶけたり、レッドと話すバッジのやりとりもブルー節全開…。ブルー、大活躍だなと思う。(このあと鳥恐怖で意識を失う予定だったこともあり、よけいに…はじけた感じになったかな~

2010-11-25 23:14:12
日下 秀憲 @k_hidenori_

第33話 VS 伝説の鳥ポケモン。掲載号 98年度「小五(「小四が進級した2年目)」 6月号  (*連載期間 1年3ヶ月目ですね。6月号だから。昨日1年2ヶ月と書いたのはいっこ上の学年(小六(「小五が進級した2年目))のことでした。訂正。

2010-11-27 02:28:55
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