よくニコニコのコメントでTボゥイ、単細ボゥイ発言がありそこの点はあながち間違っていないのだが、当時熱血型の主人公はあったとはいえ結構珍しいタイプの荒削りな未成熟な主人公像ではなかったのだろうかとも。
2014-11-15 21:13:23ここら辺スポ根アニメ(比較的時期の近い侍ジャイアンツや柔道讃歌)には直情型の主人公がいたものだと思うが、SFヒーローもので直情型の主人公は案外珍しい……のではないかと。城二が熱血漢だけでなく宇宙人に対して敵対意識を持っている点も関係があるのかもしれない。
2014-11-15 21:14:51いわばタツノコヒーロー作品の先輩3つは南城二と比較すると随分大人だ。SFヒーローものでは兜甲児やひびき洸といった面々には年相応の若さゆえの血気はあるものだが短慮、狭量と言うネガティブなイメージは少ない。
2014-11-15 21:17:07SFヒーローものの主人公に対して城二は随分狭量だが、ある意味神勝平やアムロ・レイに先駆ける未成熟なヒーロー像なのかとも思ったりする。
2014-11-15 21:18:09この件は特にアムロを挙げた方が良いような気はする。彼が戦火の中で生き延び誰かを守るために一応ガンダムに乗ったとはいえ、前半の方では自分だけがガンダムを動かせるとのプライドで他人に認められたい衝動で行動していた所もあり……。
2014-11-15 21:20:29城二もまた自分だけがテッカマンになれることのプライドが存在しており、そのプライドの元戦う目的が自分の父を殺した宇宙人への復讐という所も彼の未成熟な面を強調させているものではないかとも。
2014-11-15 21:21:22実際第3話ではワルダスターの編隊に対してテッカマンは「宇宙のダニめ!」という侮蔑した発言と共に相手を倒しているのだが、これでは「スペースノイドめが!」と言って戦うアースノイドと殆ど変らない。
2014-11-15 21:22:06このテッカマンに選ばれたプライドと宇宙人への敵対心が元々の短気な性格に乗じて彼が未成熟な人物として見せているのかもしれない。アンドロ―梅田が城二が憎むべき宇宙人でありながら、彼の気持ちも察している大人として描かれている事も対照的だ。
2014-11-15 21:23:24と城二がなかなか短慮な面があり……その一方でテッカマンについてはキャシャーンで見られた緊迫した状況での人々のエゴ描写はあんまりない。この件は地球消滅までの事実が伝えられていない事もあるのだが……
2014-11-15 21:25:08一応第2話でワルダスターとの和平交渉を望む人物や第5話で自国の食糧問題を解決する為に強力な核兵器を開発して政治的駆け引きに出る大統領が近いと言えば近いが。前者は特に富野作品で見られる無能な大人がやりそうな行動だ
2014-11-15 21:26:19もっとも第2話の和平交渉は、誰かがやらなければならず自分は死んでもかまわないと和平を選んだタイラーは主張しており、本編ではワルダスターの行動パターン、性格がそれまで判明していない事もあり敵側の宇宙人との接触との意味では左程無駄な印象もない。
2014-11-15 21:27:33むしろ和平に対して楽観視している描写はなく、自分が死んでも誰かがワルダスターを確かめなければならないとの行動パターンは無能な大人と指摘するのは畑違いかとも。
2014-11-15 21:28:28@kuzusiro みたいですね。元々山田さんはヒーローものがお嫌いだったこともあったらしいですね。そのためテッカマンは例外だったとか。ゲスト出演では一応アニメ版月光仮面がありますね。
2014-11-15 21:30:42また第5話の自国の食糧問題を解決する為に他国に対して食糧の安全を保証せんと核兵器を開発して一種の抑止力として駆使する大統領の政治的手腕は当時の作品では見られなさそうな方法ではある。
2014-11-15 21:31:42そんでもってその大統領も核兵器(ウルトラ放射能)開発の裏にワルダスターが絡んでいたと知ると、ワルダスターと手を切りウルトラ放射能装置を捨て身で破壊したり、死の間際に新天地へ自分の国民も連れてほしいと言い残して事切れたりと大統領としての意地は少なからずあった模様。
2014-11-15 21:32:41地球消滅までの事実が一般以外の人々には知られていないとの事もあるのだが、その秘密を知っている人物がそれなりの地位にいることはあってか、極限の状況の中で一応彼らなりに全体を考えて行動している。少なくとも自分本位の無能な大人でないだろう。
2014-11-15 21:33:58おまけとして。作画関係ではやはり二宮常雄さんが原画を担当されている回が一目で分かる。この人の回は他の方の回よりも随分とシャープな雰囲気で纏められている。右上のムータンは場違いだが、二宮回はあどけない口の開き方と出っ歯も特徴 pic.twitter.com/VBNi5BSvOM
2014-11-15 21:35:37湖川氏の原画回は全体的にキャラクターがさっぱりとしたイケメン調。城二の描き方は他の回と比較して結構あどけない。 pic.twitter.com/CHBJ8Mlo7c
2014-11-15 21:36:39おまけとして。湖川氏の第6話からだが、月面基地内の剃刀が投げられた際にふんわりと台をバウンドしている点は地味に無重力空間の描き方が出来ている pic.twitter.com/mg4QwvitlG
2014-11-15 21:37:51無論慣性飛行の描き方も随分凄い。テックランサーを片手にワルダスターの円盤をすり抜けていくシーンの動かし方は丁寧だ。(第2話から) pic.twitter.com/IDDpfYfF0t
2014-11-15 21:39:31第4話から。ランサーで一直線へ斬りこむい際の軽やかさ!二宮氏のテッカマンは動かし方がスピーディー。 pic.twitter.com/0dFiBlf2GO
2014-11-15 21:40:56それ以外の小ネタとして少々。動かし方だけでなくリープ航法やアステロイドベルトの仕組みについての丁寧な解説が多く、リープ航法は折り曲げる空間の数を減らさないとパイロットへ負担が大きいとの表現の仕方はなかなか面白い。
2014-11-15 21:42:23月面のクレーター描写の立体感が凄い。そんでもってブルーアース号をこのクレーター内へと潜伏させているのだが、なおさらクレーターとのサイズ比が現れていた。 pic.twitter.com/iihnUIq123
2014-11-15 21:43:24