ある上場済みのWeb出版社「原稿は載せたいのでお願いしたいけど、原稿料は予算がないので払えません」

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本田雅一 @rokuzouhonda

ある上場済みのWeb出版社「原稿は載せたいのでお願いしたいけど、原稿料は予算がないので払えません」とか。あるB2B企業が新技術を発表したので、記事ネタにいかが?案内すると「で、広告は出るんですか?」(広告営業ではなく編集担当です)と聞き返した話も。大丈夫なの?

2010-02-28 00:36:05
本田雅一 @rokuzouhonda

ちなみにそのWeb出版社は「広告代理店は必要悪だから付き合ってるけど、本来、ネットの世界では不要な存在」「ネットではユーザー自身がコンテンツを作るからプロの執筆者は不要。よってギャラは本来、払いたくない」とおっしゃっております。心意気は買いたい

2010-02-28 00:38:39
本田雅一 @rokuzouhonda

と、これ以上書くとどこかバレる。会社がというより、会社のトップが……なんだけどね。正直、そういう考え方が広まったら、僕らは仕事できません

2010-02-28 00:42:41
本田雅一 @rokuzouhonda

一方で、その逆に厳しいからこそ、いいものをキッチリ作っていきたいから、もっと密接に連携しながらやりましょう。必要な支援はするから、頑張って仕事してください、というところもあります。そう言われると、頑張っちゃうよね。もう当たり前のように仕事したくなってきちゃいますから。

2010-02-28 00:45:19
kamio hisashi @hisa_kami

@rokuzouhonda フルタイムで取材・執筆する職業そのものが成り立ちませんね。その考えだと(苦笑) 

2010-02-28 00:45:00
本田雅一 @rokuzouhonda

@hisa_kami よくわかりませんが、フルタイムで取材する必要はなく、その分野をよく知る人が誰でもいいから書けば良いのだそうで。それを整理して流すのが出版社の仕事と。まぁ、そんな感じです。

2010-02-28 00:49:14
kamio hisashi @hisa_kami

@rokuzouhonda それだと「中立性」と「品質」の担保ができませんねぇ。また「継続性」もなくなってしまう。新聞・通信社に対する差別化要因である、分析や論説部分の品質を捨てたら、将来的にまずいと思うのですけどねぇ。

2010-02-28 00:54:22
本田雅一 @rokuzouhonda

@hisa_kami つまり、広い視野を持って多くの取材を重ねての記事は不要で、ただ記事対象について詳しければ、あとは編集部がケツを持つぜ!と言っているんだと思いますが、うまく行くとは思えないです。はい

2010-02-28 00:50:48
kamio hisashi @hisa_kami

@rokuzouhonda その姿勢だと、正直、ケツを持つ力や覚悟もないと思いますよ。実際のところ、Webメディアだと紙媒体以上に「実際は著者の責任が大きい」のは確かですし。

2010-02-28 00:56:16
本田雅一 @rokuzouhonda

@hisa_kami 普通のニュース記事や解説記事のPRに対して広告の話で切り返すところが、そんなことを考えるはずがないと思いますよ

2010-02-28 00:56:26
vonxla (ぼんくら) @vonxla

@rokuzouhonda ユーザーがコンテンツ作るからプロ執筆者不要、と言うなら、プロ出版社も不要、広告も不要、っていうのが自然な気がしますね。どうも自分の立場だけは聖域にして、他は不要だ削減だという御仁が、最近目立って多い気がします。

2010-02-28 01:00:05
本田雅一 @rokuzouhonda

@vonxla まったくその通りなんですけどね。だから株主に向かっては言えないのでしょう

2010-02-28 01:05:38
本田雅一 @rokuzouhonda

繰り返しになるけど、ひとつの事例であって、そうじゃないところもありますよ。駆け出しのライターさんも頑張ってください。

2010-02-28 01:06:35
Hideyuki Majima @majima2

その会社は何をもって収益にしようとしてるんでしょうかね。RT @rokuzouhonda: ちなみにそのWeb出版社は「広告代理店は必要悪だから付き合ってるけど、本来、ネットの世界では不要な存在」略

2010-02-28 02:51:09
本田雅一 @rokuzouhonda

@majima2 代理店なんか入れなくとも、直接、広告主が適切な媒体に広告を出せるような仕組みを説明したいのだと。

2010-02-28 02:54:37
本田雅一 @rokuzouhonda

昨晩のWeb出版社の話は、昨日今日の話ではなく、ここ数年続いている話なので、愚痴というより、そういう考え方について、みんなどう反応するか知りたかったのでつぶやきました。あるいは出版側に立った意見も出てくるのかなと思ったんだけど……

2010-02-28 09:48:53
藤村厚夫 @afujimura

寝ている間に厳しい議論。耳が痛い。 RT @rokuzouhonda: と、これ以上書くとどこかバレる。会社がというより、会社のトップが……なんだけどね。正直、そういう考え方が広まったら、僕らは仕事できません

2010-02-28 06:44:21
本田雅一 @rokuzouhonda

是非、藤村さんの意見も聞きたいですRT @afujimura: 寝ている間に厳しい議論。耳が痛い。 RT @rokuzouhonda: と、これ以上書くとどこかバレる。会社がというより、会社のトップが……なんだけどね。正直、そういう考え方が広まったら、僕らは仕事できません

2010-02-28 09:50:17
藤村厚夫 @afujimura

@rokuzouhonda お、夜遅くて朝早いですね。運動に出ていて反応が遅くなりました。論の出発点が私にはわかっていないですが、@rokuzouhondaさんが言うことはわかる気がします。出版社と同様に、ライター各位も甚大な影響を被っているのは明白ですから。

2010-02-28 10:42:43
藤村厚夫 @afujimura

@rokuzouhonda 問題は、“リーマンショックだからさあ”という局所的な現象でなく、事は構造的に進展していることですね。商業コンテンツ=価値大、という依拠すべき根本図式が時間をかけて崩壊しているので。

2010-02-28 10:45:46
藤村厚夫 @afujimura

@rokuzouhonda で、自分たちが仕掛けてのは、プリントに対して品質は低くなく、オンラインならではの付加価値とフリーであることを武器にしたゲリラ戦。まあこんなところで居場所を作りだしたと。

2010-02-28 10:48:54
藤村厚夫 @afujimura

@rokuzouhonda ただネットエコノミーは空前絶後の進展を続けていて、だれも“この辺りがコスト・品質・ボリュームでの均衡点”と言えないレースに入っているのですね。

2010-02-28 10:52:46
藤村厚夫 @afujimura

@rokuzouhonda “均衡点”が意識されている間は、「編集者発注・ライター受注」という従来型受給モデルで、ライター各位もぼちぼちWebメディアへとシフトしてもらえました。(2000年当時は、有名ライターさんにお願いしようとしても、けんもほろろの扱いでしたが)

2010-02-28 10:58:02
藤村厚夫 @afujimura

@rokuzouhonda さて、現在、そしてこれからですね。限界コストがゼロに見えてしまう状況下で、プロのライターが食い、職業的なメディア人もまた食っていけるのかどうか。

2010-02-28 11:00:38
藤村厚夫 @afujimura

@rokuzouhonda Web専業メディアを始めて10年経って、痛感している変化があります。書いたように、フリーで、かつ、付加価値のついたコンテンツを世に出した反応は、まず、1) 何これ? うさんくさい→2)ありがたい、雑誌買わなくていい→3)あって当たり前じゃん、です。

2010-02-28 11:04:43