ところで、防御だけでは戦闘はできないんだ。どんな防衛線だって何らかの攻撃的な行動が必要なんだ。例えば敵がこちらが作った防御陣地内に侵入した時はコレをなんとしても追いださなきゃ防御は破綻しちゃうんだ。このことを陣地逆襲といい防衛線に必要不可欠な構成要素なんだ。他に回復攻撃とかがある
2014-11-21 19:18:29回復攻撃というのは敵が占領した地域を取り戻して戦線を押し返し、以前の段階に戻してしまうことで敵にかつての苦労をやり直しをさせることで時間を稼ぐんだ。攻撃に都合がいい場所とか、占領されてると防衛に困る場所というのがあるからね。陣地逆襲と含めて防衛戦の一環で、これができるうちは守れる
2014-11-21 19:23:33攻勢転移というのもある。これは前二つと違って防御の一環ではなく防御戦をやめて攻撃に移るという字面どおりの言葉だ。防御したことで敵が損耗したとか、補給線が伸びたとか「勝てる」タイミングで反撃し敵を撃破して勝利を得る。防御とはある意味で反撃のタイミングを伺うために行うともいえるね。
2014-11-21 19:27:43守備側における予備部隊の重要性というのはこれらの行動が必要不可欠であり、コレをいつでも行えないといけないからとも考えられる。防御部隊内の戦術予備が陣地逆襲や回復攻撃を、戦域全体の作戦予備が攻勢転移の主軸として活躍することが期待されるし、予備戦力を使い果たすことが致命的な理由なんだ
2014-11-21 19:30:08@purufeido ふつうは全戦力を前方の陣地に貼りつけたりしません。予備を保持します。予備を保持できるように布陣するのも、指揮官の戦術能力です。予備を喪失するような場合は、戦闘中の部隊から、ちょっとずつ戦力を抽出して、予備を編成したりします。
2014-11-22 17:26:50@purufeido もちろん陣地放棄も行います。ただ、放棄した陣地の奪還は非常に難しいので、その後の見通しを含めた判断をしなければなりません。
2014-11-22 17:27:41@purufeido 仮に予備がないという前提ならば他方より予備を抽出するのが1つ そして予備が用意できるまで遅滞戦闘するのが2つでしょうか
2014-11-22 17:29:13@fearless_cheeky @mach_09 意図としては敵の攻勢が苛烈ですでに予備戦力が払底していたつもりでした。逆襲もできなくなった時が陣地防御の破綻だと聞いたので底変動だったかのかなと。基本はどうにかして戦力を抽出で、もうどうにもならなくなった時の放棄となるわけですね
2014-11-22 17:31:52@purufeido @fearless_cheeky 陣地自体、相互援護を前提にして構築するもの、そしてそういう陣地を作るのも指揮官の戦術能力です。その陣地自体の一角を、どう失うか、も指揮官の考えるべきことですし、失ったときの影響についても同じです。
2014-11-22 17:34:32@purufeido @mach_09 基本的には放棄は最悪手です というのも一点での突破は他方の崩壊へと波及しますから その一点を失うのならば周りを含めて再構築を考える必要に迫られます
2014-11-22 17:35:43@purufeido 防御は主導を失った側が、戦闘の場所と時期を自ら選択する形で主導喪失の不利を埋める判断なので、不利の状況が変わるまで、防御戦闘を継続しなければなりません。戦力を払底して防御が成立しなくなったとき、防御を構想以上の不利となります。そうなる前に手をうたねばならぬと
2014-11-22 17:39:12. @fearless_cheeky @mach_09 陣地を奪取されることは非常にマズイ事態だし、少なくとも戦域全体での防衛計画の一環として陣地を最悪でもより良い形での失い方というものがあるわけですね。なんかの戦記で予備戦力「師団司令部」とか出たけど最悪そこまでする必要があると
2014-11-22 17:39:42防御とは攻撃的な行動をその一環として内包していなければならないし、その相対としての防御そのものも攻撃のために存在すると・・・なるほど
2014-11-22 17:43:57@purufeido とゆーよりですね、陸自の任務は長い事、内陸持久でしたから。逆襲だの反撃だの、海浜防御だのまともなことを言いだしたのは80年代ですよ。
2014-11-22 17:45:24