「フー・キルド・ニンジャスレイヤー?」#5・再放送Ver(実況なし)
「イヤーッ!」左拳!「グワーッ!」「イヤーッ!」右拳!「グワーッ!」「イヤーッ!」左拳!「グワーッ!」「イヤーッ!」右拳!「イヤーッ!」ニンジャキラーの目が燃えた。そして右拳を受け止めた。「グワーッ!」ニンジャスレイヤーを苛む炎が勢いを増す!「死ね!焼け死ね!」「グワーッ!」67
2014-12-05 23:17:01だがニンジャスレイヤーは拳を振り上げ、振り下ろす!「イヤーッ!」「グワーッ!」拳の威力は相当に落ちている!だが……「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」(((バカな!このままでは……)))「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」 68
2014-12-05 23:17:28(((このままでは爆発四散してしまう!)))ニンジャキラーはニンジャスレイヤーの背後にサンズ・リバーを幻視した。「嫌だーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「起爆しろ!ナブケ=サン!やれ!」ニンジャキラーが叫んだ。「諸共にやれーッ!」69
2014-12-05 23:19:16だが振り下ろされる拳!「グワーッ!」(((なぜだ!なぜ何も)))「イヤーッ!」「グワーッ!」(((何も起こらない!?)))「イヤーッ!」「グワーッ!」「スゥーッ……」ニンジャスレイヤーが震える拳を下ろし、息を深く吸った。「ハァーッ……」吐いた。そして言った。「時間切れだ」70
2014-12-05 23:22:43『ダメです、爆薬……ザザッ……掌握され……ザザッ……これれれれれでははははははザッ』ナブケの通信が途絶えた。「ウオオオーッ!」ニンジャキラーが叫んだ。ニンジャスレイヤーは震える拳を振り上げた。ニンジャキラーは抵抗した。だが拳がそこへ振り下ろされた。「イヤーッ!」「グワーッ!」71
2014-12-05 23:25:29「ハーッ……」ニンジャスレイヤーが拳を振り上げた。ニンジャキラーは朦朧としながら、その肩越し、上空でホバリングするヘリを見上げた。「やれ」彼は更なる通信指示を出した。カキン!金属音が鳴り、ヘリから何かが降って来た。ヘリは天高くへ上昇してゆく。 72
2014-12-05 23:29:06ニンジャスレイヤーは拳を振り下ろせなかった。紅蓮の炎は掻き消えていた。耐えたのだ。耐えたが、その瞳の光は失せた。彼はニンジャキラーに覆い被さるように倒れ込んだ。そして爆弾が着弾した。KRA-TOOOOOM!爆発が二者をもろともに押し包んだ。「アイエエエ!」ウミノの悲鳴……。73
2014-12-05 23:33:36KRAAAAAASH!屋上の床が砕け、二者は真下の展望フロアにコンクリート塊もろともに落下した。「アイエエエ!」展望客が絶叫し、窓ガラスに背中を押し付けた。何人かはこの崩落に巻き込まれ命を落としたやも知れぬ。「……」やがて、マグマめいて赤熱する影が、瓦礫の中から這い出した。74
2014-12-05 23:37:57「ハーッ……ハーッ」赤熱する輪郭は、たしかに人のそれだ。そのもの……ニンジャキラーは床を這い、エレベーター扉を目指す。「まだ、まだだ」……一方、ニンジャスレイヤーは?彼はいまだ瓦礫に包まれていた。瓦礫の一端が微かに揺れた。もう一度揺れた。丸く切り取られた天井の先には、夜空。75
2014-12-05 23:42:01←前(#4) http://togetter.com/li/751690
http://togetter.com/li/754798 (#6)次→