《広島大学教授 細井義夫氏 政府事故調ヒアリング記録に注目してみた》

自己ツイートをまとめました。 政府事故調報告書のヒアリング内容は、これまでの「報告まとめ」と相当食い違う内容がありそうです。
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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

【重要です】.@study2007 さんの「政府事故調査委員会ヒアリング記録(2014年12月25日まで開示分)から小児甲状腺検査と10万cpmへの引き上げに関連する部分を抜き出しました」をお気に入りにしました。 togetter.com/li/762188

2014-12-26 16:50:06
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

【注目!】政府事故調聴取書 細井 義夫 広島大学 緊急被ばく医療センター副センター長 原爆放射線医科学研究所放射線災害医療研究センター教授 cas.go.jp/jp/genpatsujik… この聴取書で、スクリーニングレベルを10万cpmに上げた経緯が書かれているが、私の注目点は別。

2014-12-26 17:19:25
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

細井義夫氏は、2011年3月13日にヘリコプターで福島県福島市に入った。 17日まで、福島県にいた。14日には南相馬市で早朝から深夜までスクリーニングを行った。それ以外は基本的に県災害対策本部にいた。自治会館402号室で情報を集めた。混乱していた。 @karitoshi2011

2014-12-26 17:27:52
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

細井教授調書内容 続き 13日夜の状況に関する内容に注目したい。以下、聴取内容概要。 13日夜に除染基準の10万cpmへの変更があったが、それまで13000cpmという統一基準があったように語られているのは根拠がない間違いで、バラバラだった。 @karitoshi2011

2014-12-26 17:31:49
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

細井教授聴取内容概要 13日夜には混乱しており災害対策本部は機能していなかった。 機能させるのが広島大放医研合同チームの仕事。 除染基準は6千、1万、1万3千、とばらばらだった。 基準を決めるような会議はなかった。 @karitoshi2011

2014-12-26 17:38:45
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

細井教授聴取内容概要 住民の汚染レベルは高く、除染用の水は不足し、除染で出た汚染水のタンクは満杯になり、除染後に着替える衣服は冬用のものではなかった。 県立医大のスタッフから「1万を超える汚染はあるが、10万を超える汚染の人はいない」と聞いた。 @karitoshi2011

2014-12-26 17:41:34
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

細井教授聴取内容概要 スクリーニングに使った計器の計測上限が10万cpmだった。 以上の事から、細井氏が除染基準を10万cpmに引き上げることを提案、決断した。 その際には会議などなく、当然「会議に参加したメンバー」もいない。専門家は本人だけ。 @karitoshi2011

2014-12-26 17:44:50
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

細井教授聴取内容概要 福島県から除染基準検討・変更の依頼はなかった。 細井氏が基準を上げるよう依頼し、福島県側が承諾し、14日から10万cpmが適用された。 原子力安全委員会が主張している根拠は、後日付けしたものだ。 @karitoshi2011

2014-12-26 17:48:30
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

細井教授聴取内容概要 原子力安全委員会が根拠として出したGSG-2には1μSv/hを「序線ができない場合は家に帰ってシャワーを浴びるように指示する」(!!!)と書いてあり、除染をその場でする必要はない。安全委の回答は矛盾に満ちた意味がないものだ。 @karitoshi2011

2014-12-26 17:52:33
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

細井教授聴取内容概要 スクリーニングの基準は本来40Bq/cm2だ。原子力安全研究協会HPではヨウ素131がバックグラウンドが100cpmの場合は4328cpm。産業技術総合研究所HPでは40Bq/cm2は1万cpmとある。1万3千には根拠はない。 @karitoshi2011

2014-12-26 17:58:22
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

細井教授聴取内容概要 スクリーニング基準を10万cpmに引き上げた目的は、円滑な避難のためだ。住民の命を守り、円滑に避難させるためだ。 @karitoshi2011

2014-12-26 18:00:51
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

細井教授聴取内容(確認)考察 2011年3月13日に、福島県自治会館(県災害対策本部もこの建物にあった)の402に広島大学と放医研合同チームの1人として入った。13日には県対策本部は混乱していて、「会議」と呼べるような形式は整うことがなかった。 @karitoshi2011

2014-12-26 18:42:42
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

細井教授聴取内容(確認)考察 13日までは、除染スクリーニングの基準が1万3千cpmだったと言われているが、それは事実と異なる。6千、8千、1万、1万3千とバラバラの基準で除染スクリーニングを実施していた。 これはこれまでの調査委員会の報告と違う。 @karitoshi2011

2014-12-26 18:47:04
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

細井教授聴取内容(確認)考察 この細井教授の聴取をしておきながら、政府事故調はなぜ「10万cpmに上げるまでのスクリーニング基準が統一されていた」という報告をまとめたのか、政府事故調メンバーによる説明が必要だろう。 @karitoshi2011

2014-12-26 18:55:53
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

細井教授聴取内容(確認)考察 それ以前に注目しておかなければならないのは 13日夜までには県災害対策本部が混乱しており、会議など行っていないという証言だ。 「13日までに24回対策本部会議を行った」と政府事故調の聴取に県幹部が答えている。事実は? @karitoshi2011

2014-12-26 18:59:07
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

細井教授聴取内容(確認)考察 除染スクリーニング基準を10万cpmに引き上げた理由は、これまでの聴取と同じだ。準備できた除染用の水、除染で出た水の貯蔵タンク、除染した住民の着替え。こういう準備が全く不足していたことだ。 @karitoshi2011

2014-12-26 19:03:43
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

細井教授聴取内容(確認)考察 10万cpmに引き上げた動機は、これまでの事故調報告書とも、福島県内で報道されてきたこととも、相当にことなる。 細井氏は、10万cpmが安全な数値だとは全く考えていない。とにかく住民を円滑に避難させようというのが動機だ @karitoshi2011

2014-12-26 19:05:59
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

細井教授聴取内容(確認)考察 細井教授は、スクリーニング用の計器で測れる上限いっぱいの10万cpmで、人間が急性で皮膚炎を起こさない程度は守りながら、一刻も早く住民を円滑に避難させよう(避難所に収容しよう)としたと主張する。 @karitoshi2011

2014-12-26 19:10:23
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

細井教授聴取内容(確認)考察 細井教授は、10万cpmを、避難しない住民が、そこに安全に生活できる目安として提案したわけではない。あくまで、避難する住民についての数値として考えている。 すると、避難指示範囲の拡大が止まった後の基準としては、不適当だ @karitoshi2011

2014-12-26 19:12:51
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

細井教授聴取内容(確認)考察 4月になっても、一般住民のスクリーニング検査基準は、10万cpmのままだった。10万cpmを上回らなければ、「スクリーニング済み証明書」をその場で受け取ることができた。(私も4月末に受け取った) @karitoshi2011

2014-12-26 19:15:21
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

細井教授聴取内容(確認)考察 本来、除染基準とすべき基準は別だ。 原子力安全研究協会の基準ではI131でバックグラウンドが100cpm時に4328cpmだ。 産業技術総合研究所では、1万cpmだ。 いずれも、40Bq/cm2になる計算だ。 @karitoshi2011

2014-12-26 19:19:50
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

細井教授聴取内容(確認)考察 細井教授は、この40Bq/cm2という数字があくまで基本で、甲状腺等価線量を考慮したものが除染スクリーニング基準ではない、とも証言している。 細井教授はもちろん、被曝の害が甲状腺にだけ及ぶのでもない、と知っている。 @karitoshi2011

2014-12-26 19:24:58
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

細井教授聴取内容(確認)考察 この聴取も、内容が限定されていて充分なものとは言えないが、わかったことはある。 10万cpmは安全の目安でもなんでもないので、避難していない一般住民のスクリーニング基準として用いたのは、完全に間違った使い方だという事。 @karitoshi2011

2014-12-26 19:28:24
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

細井教授聴取内容(確認)考察 もう1つ。個人的にずっと注目してきたことだが、 2011年3月11日から13日までの福島県災害対策本部は、全く機能していなかったという証言が出てきた。 県知事の所在も定かではないし、誰が何をどこでしていたのか、要確認だ @karitoshi2011

2014-12-26 19:34:54
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

最後にもう1つ。 放射性物質が飛散しているところからはできるだけ早く遠くに離れることと、 帰宅したらシャワーを浴びて着替えること。 この重要なアナウンスが、原発事故発生直後の福島県民には行われなかった。 政府、県庁、メディアは、どう反省しているのか @karitoshi2011

2014-12-26 19:52:27