中学生のために学校図書館で購入したらどうかと思う本(ついでに小学生向けも)
昔働いてた司書さん(わりと年配)がすごく良かったからって若い頃読んでた古い本をYAにしてるんだけど…自分が若い頃良かったからって今の若い子に良いとは限らないじゃないか!
2015-01-12 11:05:06今日はうちにある本で、選書を考えてみる。 主に中学生向け。青春小説はわりとあるので、少し角度が違うのも入れてみたい。例えば平岩弓枝『御宿かわせみ』シリーズなんかどうだろう。江戸の四季や生活がわかるという点でわたしは愛読してる。今の中学生にはどうかという視点を忘れないこと。
2015-01-12 12:56:42そうだ、前にサインもらった水野さんの本は中学生の質問に答えながらエネルギー問題について解説したものだった!!『日本一わかりやすいエネルギー問題の教科書』(講談社)
2015-01-12 13:02:37『下流志向 学ばない子どもたち働かない若者たち』(講談社文庫)は、大人向けに今の若い者の状況を解説した本で面白かったけど、これ自分のことかも?と思う中学生が果たしているだろうか(^^;)。わたしは自分の状態に疑問があった時解き明かしてくれるような本とか誰かの言葉がほしかった。
2015-01-12 13:16:08そういう意味で、読むものが先行する、かなり頭でっかちな子どもだったな。あとになって腑に落ちるとか、今読んでるこれはきっと自分に残るとか考えてた。今になって腑に落ちていることもあります(笑)
2015-01-12 13:18:02しんどい内容でも、なんだか気になって読んじゃう感じのものも考えてみよう。【テロの連鎖。自殺。睡眠障害。ゲーム・スマホ・LINE依存症。】 この手は題名が大事だな。何となく手にとって呼ばれてる感じで読んじゃったというのがあとに残るものなので。新書で良いのがあれば。
2015-01-12 13:35:34依存症については病識が大事だと思うので(わたしもかなりその傾向あり)、そこをわかりやすく冷静に書いてあるものがいいと思う。 ああそういえば「オニババ化する女たち」という怪著があったな(笑)これは女子向け。
2015-01-12 13:38:50太宰治は今の中学生でもだいじょうぶ、あの自分一人にいきなり突っ込んでくるような文章の威力は若いうちに浴びておくと面白いと思う。「女生徒」なんてのもあるし。何か入ってると思うけど、新潮文庫の主だったのを揃えてみるか。同じ著者のが並んでるのも気になるから。
2015-01-12 13:42:23わたしは怖いのとかグロイのはあんまり好きじゃないんだけど、怪談系が小学生に人気があるみたいなので(一度朗読をせがまれたこともある。女子だった)、今あるものの補完を考えること。
2015-01-12 13:47:51中学生なら百物語なんかいいかもしれない。あと上田秋成(日本の古典に親しめるように簡単な入口から高度なものまでそろえたい)。新潮古典文学集成で新装版が出ているところだから場所が作ればおける。あれは本文の横に色違いで言葉の注釈が付いているので、現代語訳のみよりいいと思う。
2015-01-12 13:51:18超うたこい。とかいうのは、本屋の店頭だとカバーが掛かっててチラ読みできないんだが、あれは入っている。マンガと文章の二本立てみたいだった。ちはやぶるはマンガも小説仕立ての中学生編も既にあり。
2015-01-12 13:53:43日本の古典に関して読みやすいと思うのは、田辺聖子のいろいろ。俵万智さんにも「恋する伊勢物語」がある。竹取物語をカエルで絵本にしたのは小学生向き。最近の著書をあんまりチェックしてないので他にも何かあるかもしれない。
2015-01-12 13:56:58リンボウ先生の「謹訳 源氏物語」は評判の本。中学生で源氏物語をどこまでやるかにも拠るけど……教育的配慮からか、教科書には穏当な部分のみ(笑)。わたしが習ったのは末摘花と、光源氏が幼女の紫の上に出会うところでした。末摘花の描写がきついので作者は意地悪に違いないと思った(笑)
2015-01-12 14:10:18紫式部は日記の方も激越に清少納言のワルクチを後出しじゃんけん気味に出しているので、高校生の頃わたしは既にいやな女だと決めつけていましたよ(笑)枕草子が好きだというのもありますけど。
2015-01-12 14:12:57大岡信『折々のうた』シリーズ(朝日新聞一面連載→岩波新書)は、ちょうどわたしが中学生になった頃の連載開始で、言葉に関する感覚もよかったし毎日楽しみにしてました。最初の新書は父が買ったのをもらって自分で揃えた。新シリーズの8だけ入手してない。あれを超える詩歌コラムは未だない。
2015-01-12 14:16:54折々のうたがいいのは、単なる感想や注釈じゃないところ。最近のは言葉の感覚について(てにをはとか)書いてるのを見ないよ。現役俳人や歌人が書いていても。大岡さんは詩人で古典の大づかみな本を書いていたのが良かったのかもしれない。
2015-01-12 14:19:30あと亡くなってかなり経つけど、小西甚一の本をぜひ入れたい。先ごろ復刊された『古文の読解』(ちくま学芸文庫)は参考書でかつ高度な内容も楽しめちゃう優れた本。古典学者であれほど文章がしっかりしたのはなかなかないです。わたしは大人になってから知ったので、もっと早く知りたかった。
2015-01-12 14:23:23東大の物理学早野先生(@hayano)と糸井重里氏の共著で『知ろうとすること』(新潮文庫)が出てるのか。現物見てから中学生向けの候補に入れたい(学校図書館の購入予定本を選定中)。 早野先生は給食の被曝検査や子どもの被曝検査用に機械を開発などしてるから身近に感じられるだろう。
2015-01-12 16:06:59ピース又吉の「文學界」連載小説が評判になってますが、本になったら購入を検討してみましょう。「文學界」置いてあるところ少ないんだよね、武蔵野プレイスなら絶対あるな。続々借りる人がいるかもしれないけどw
2015-01-12 16:38:25