
丸谷才一全集(文藝春秋、全12巻)刊行に際して、いろいろ考えたこと

神奈川近代文学館はじめて来た。これから丸谷才一全集刊行記念講演会、やっぱり年齢層超高いっす。 http://t.co/TerjxZFURA
2013-10-26 13:06:10
今日の丸谷才一全集講演会の感想、あとでメモを見返さないとまとめられないけど、第一部の三浦雅士さんがスパークされていて大変面白かった。第二部で丸谷先生の書庫の写真を見れたのも嬉しかった。箱入りの本は全部箱から出してカバーも外して並べられている本棚凄い。積んでる『後鳥羽院』読まねば。
2013-10-26 18:17:15
今日の丸谷才一全集講演会の三浦雅士さんのお話で、丸谷才一が描いていたものは「言葉の呪術性」というのを聞いて、なるほど私が好きな作家の共通点はそこかと気づいたり。酒見賢一がずーっと描いているのはそれだもんなあ。あとエロが好きも共通点よね、今日も湯川豊さんが阿部定好きの話をしていたw
2013-10-26 19:43:54
シブイ本を出している出版社は、当然図書館に目配りができているものだと思っていたけど、案外そうでもないらしい。専門家は自分で買うけど、一般読者は図書館頼りなのですぞ。読者を増やすという観点からいったら、大事なところだと思うんですが。
2013-10-26 20:43:12
あしたから読書週間が始まりますので、ちょっと読書系のツイが増えるかもしれません。いまフォローはみすず書房だけなんですが、読むときはいろいろ読むので。
2013-10-26 20:44:23
新聞の書評を読むだけじゃなく、本の広告も目配りしないといかんなあと思った先週。あんまり本屋に行かなくなったし大きいところにしかない本は見逃す率高し。
2013-10-26 20:46:29
今日は、丸谷才一全集(文藝春秋)刊行記念講演が、横浜の神奈川近代文学館@港の見える丘公園であったのですが、知人のイベントの方を優先してキャンセルしたのでした。内容をどっかで読めるといいなー。
2013-10-26 20:52:00
わたしは丸谷さんの講演は、朝日新聞でやった国華という美術雑誌についてのもの@築地の朝日新聞社と、源氏物語について@世田谷文学館の2回しかありませんが、原稿を作って読み上げるというスタイルを実際に目にして面白かった。
2013-10-26 20:53:27
朝日新聞の方は終わったあとの懇談会みたいのにも入っていいと新聞社の人が言ってくれたのですが、1人で行って珍しく気後れしたので、話しかけたりとか全然できなかった。ざんねん。
2013-10-26 20:55:27
今度文化功労者になられた歌人の岡野弘彦さんには、国立西洋美術館で歌人たちが短歌を詠むというイベントに行ったとき、プログラムにサインしていただきました。美術評論家の高階秀爾さんにもいただいたので、宝物です。これは、近くにいた女性数人に誘っていただいたから。
2013-10-26 20:59:06
試しに「丸谷才一」で検索してみたら、今日の講演に行って感想書いてる人は1人しかいなかった。ふぅ。ツイやる年齢層と微妙に離れてるか……
2013-10-26 21:11:26
読書に関しては、司馬遼太郎の『燃えよ剣』にはまった中学生のころから、大人のおぢさんたちが主に話し相手でしたので、今さら変わるとも思えないけど、仲間がほしい感じは微妙にあるね。
2013-10-26 21:14:14
毎日の書評欄に毎日出版文化賞の一覧あり。書評賞は今回小説家の辻原登、、毎日の書評欄を書いている一人。選考委員を代表して高樹のぶ子が「迷った中の丸谷だのみ。丸谷さんはどんな書評を良しとしたか」と書いている。小説家の書評って実作者の視点がそれぞれ独特だから面白いんだと思う。
2013-11-03 13:18:30
わたしは古典のことを書いた本でも、学者の一首ずつの読み取りより、小説家(竹西寛子・丸谷才一)や詩人(大岡信)が全体の流れの中で大づかみに読み取ったのが好きだ。あと、言葉の使い方に注意を払っていること。
2013-11-03 13:21:56
古典の言葉遣いを考えることは、いま自分がどう使うか、どう書くかということにもつながる。(さっき上げた三人はそれを意識している) 丸谷才一は『新々百人一首』(新潮社)を書くために古典の和歌をかなりたくさん読んだわけだけど、小説を書く上でも影響が大きかったはずだ。
2013-11-03 13:27:15
【近ごろ流行の、大学の入学試験に小論文を課するというのがあるが、その小論文の課題というのが、それを見ただけでどう書いたらいいか見えてしまっているのが多くて、あれでは何にもならない。】つづく
2013-11-05 21:38:02
続き【しかも世間には小論文対策用の参考書・指導書も出回っているから、受験生はそれに従って書くのだろう。そうなると、小論文というのは試験科目としては意味をなさなくなる。】柳沼重剛『語学者の散歩道』(岩波現代文庫、2008、p195)
2013-11-05 21:39:45
つづき。あんなのばっかり書いてて、小論文秀才なんてのもきっといるんだろうけど、そのなれの果てが新聞一面コラムの堕落かと思うと、腹立たしいね。あれを受験対策用に使ってさらにそういうのばかりが増える。
2013-11-05 21:42:26
【書き言葉とは、自分が使う言葉を、知性によって整理統御した文章のことである。その整理の仕方もいろいろあるだろうが、私がいちばん大事だと考えているのは次の三つの点である――】→つづく 柳沼重剛『語学者の散歩道』(岩波現代文庫、2008、p221-2)
2013-11-05 22:24:15
つづき【…一、借り物の言葉で間に合わせないで、自分の言葉を持つこと。二、言葉を削り込むこと。三、言葉にリズムをもたせること。】柳沼重剛『語学者の散歩道』(岩波現代文庫、2008、p222)
2013-11-05 22:26:15
図書館でも本屋でも場所にこだわらない、「読む」ことが目的の一般読者からの視点がもっと欲しいと思うんだけど。 図書館関係者、出版社、著者、本屋、古本屋は利害関係者でしょう。そういう内部の争いはわからないではないけど、読みたい人にとってはどうでもいいことでもある。
2013-11-06 08:35:43
どうしても必要なものだったら、お金払ってだって手に入れようと思うし、手近にあれば図書館でいいわけですよ。持ち出しで買うのはきついからね、本って高いから。
2013-11-06 08:37:29
某著者が図書館を敵視してることに激怒して、その人の本を見つけちゃ買うの中止したことがあるんですが、自分で調べ物するのに図書館使ったことないのかよ、と思いました。
2013-11-06 08:40:28
文化とかそういうこと高尚なことじゃなくて、必要なものが手に入りやすいかどうかの問題、まずは。
2013-11-06 08:42:32